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カップヌードルのエビはいらない?必要性について熱い議論

匿名掲示板オープン2chに、こんなスレッドが立ち上がっていました。「カップヌードルの海老いらない署名運動」。

カップヌードルは日清食品が販売するカップ麺。1971年の誕生以来、日本のみならず多くの国と地域の人に愛され、世界約80カ国で発売されているそうです。そのため、カップヌードルの具材がちょっと変わっただけでも世間から大きく注目され、ネットニュースのトップを飾ることも珍しくありません。

そんな国民食ともいえるカップヌードルの具材について、掲示板では改めて必要性の是非が問われていました。

  • 【関連:ネットで話題の『カップヌードル茶碗蒸し』がとんでも実験系レシピなので検証してみた】

    カップヌードル

    ■エビはいる?

    筆者的にはカップヌードルのエビは、他の具材にはない食感が楽しめるため気に入っていますが、掲示板には「エビ臭いから」という理由などで賛成する意見が見られています。

    ただ多くは「いいアクセントになってる」「あれが一番美味しい」という意見。

    さらに熱心なエビ信者からは「コロチャーいらないからむしろエビ増やして欲しい」「あのエビの香りがいいんじゃないか<中略>それがわからない偏食者はチキンラーメンでも食ってろ!」なんて声も。

    ■この論争で「コロ・チャー」がとばっちり

    他にも「コロ・チャーはいらない」「卵はいらない」という意見もあり、今回のテーマとは関係ない具材までもがとばっちりを受けています。

    特に「コロ・チャー」は2009年のリニューアルで「ダイスミンチ」(通称:謎肉)と入れ替わって以降、熱心なカップヌードルファンからは毛嫌いされている存在。

    その後6年間カップヌードルの肉担当として君臨していましたが、2015年の再リニューアルで謎肉先輩が復活。以来、若手コロ・チャーと謎肉先輩が同居する形で販売されています。

    ■エビは生みの親のアイデアから採用が決まった

    ちなみに今回「いらない子扱い」されているエビ。これは日清食品の創業者でありチキンラーメン、カップヌードルの開発者である安藤百福さん(あんどうももふく)のアイデアによるもの。

    エビは日本人が大好きで、高級感もありめでたいから。という理由で入っているそうです。また赤いエビにこだわり、インド太平洋で獲れるプーバランという特別なエビをわざわざ使用しているのだとか。プーバランは当初、乾燥エビでは高級品の部類だったそうです。それをカップ麺に入れたということは、当時の消費者をきっと食べることで本当に喜ばせたかったのでしょうね。

    カップヌードルのエビはいらない?必要性について議論勃発

    ▼参考
    カップヌードルの海老いらない署名運動(open2ch.net

    (文:宮崎美和子)

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