犬を飼っている人なら一度は経験したことがあると思いますが、夏のお散歩は地面が灼熱になっており大変危険です。もちろん、そんな真っ昼間からお散歩に出かけようとする人はいないと思いますが、日が落ちた夕方でもまだアスファルトは特に熱く、そのせいで肉球が火傷してしまうことがあるのです。

そこで、犬の社会課題を獣医学研究者と共に考えるブランド「docdog(ドックドッグ)」が犬の肉球を火傷から守るために、夏のお散歩前の新習慣として「#わんタッチ」を推進していこうという活動を始めたそうですよ!このプロジェクトを多くの飼い主さんに知ってもらうため、7月28日より特設サイトがオープンしています。

「#わんタッチ」とは、お散歩前に飼い主さんが手の甲で地面を5秒間タッチして、地表面温度を確認するというアクション。犬は地面が熱いと感じるとリードを引っ張って家に帰りたがったり、足の裏を頻繁に舐めたりと、様々なサインを出して飼い主に伝えようとします。
このような行動をするときは、地面の熱さによって身体に負担がかかっているとき。さらに、すでに肉球に火傷を負っている可能性もあります。

うちの犬は大丈夫と高を括っていても、実は約9割の飼い主さんが夏の散歩時に犬の肉球火傷予防をしていませんでした(docdogによるインターネット調査より:300人を対象)。
地表面温度が43度以上になると肉球に火傷するリスクがありますが、夏の地表面温度は何と約65度にまで上昇しています。人間は背の高さがあることでさほど熱く感じないかもしれませんが、地表から距離の近い犬にとっては灼熱地獄だった……なんていうことはザラ。

そこで、犬の身体を守り肉球の火傷を少しでも減らすべく、手の甲を地面に5秒間当てることで地表面温度を確認する「#わんタッチ」を、夏のお散歩前の新習慣として広めていきましょう! というのが、このプロジェクトの意図だそうです。

犬は人間の言葉を話すことができません。熱くても我慢したり、様々な行動で飼い主さんに必死で訴えたりします。犬を飼う人は、常に犬の目線に立つことが要されます。人間が、地面の照り返しが熱いと感じたのなら、犬にとってはその何十倍も熱いはず。かならず飼い犬を外に出す前に「#わんタッチ」してからお散歩するようにしてくださいね。

また今後活動を広めていくために、オリジナルのシリコンバンドがサポーターの協力店にて配布予定だそうですよ。「わんタッチ」サポーターも募集中だそうですので、店舗運営者(ドッグカフェ・トリミングサロン・ペットホテル・グッズ販売店)の方は、連絡先のアドレス(docdog_onetouch@delightcreation.co.jp)に問い合わせてみてくださいね。

(大路実歩子 / 画像提供・株式会社ディライトクリエイション)