猫のフォルムの美しさはこれまでも様々な芸術に多用され、デザインの分野においても外せないものですが、その猫の姿かたちを実に忠実に再現したイタリアブランドのランプがとっても猫です。にゃ〜ん。

 「Felix」と題されたこのランプ、2018年の1月に発表されたSELETTIというイタリアの生活雑貨・インテリアブランドと、ベルギーとオランダにアトリエを開設するStudio Jobというアートスタジオとのコラボ作品。体長46cm、幅12.5cm、高さ52cm(しっぽ含む)という猫の標準的な大きさをそのままリアルに再現しているこのLED猫ランプ、両目に入った0.06WのLEDがピカーンと光ります。目からビームを連想したの、私だけではあるまい……。

 これは充電式のランプとなっており、3時間の充電で30時間光るようになっています。照明のスイッチと、充電用の電源を取るUSBコネクタはお尻の方に。コネクタはちょうどお尻の穴に相当する位置にあり、そこへケーブルをずぶりと突っ込んでしまう状態になります。そしてスイッチは何と光り輝くゴールデンボール。いわゆるにゃんたま。ころころ。

 SNSなどでは猫の玉袋のふかふかとした見た目とぷにぷにした触り心地を愛でたりする投稿が多いですが、こちらのランプは文字通りの「キンタマ」扱い。ん?イタリアでもそういう扱いなの??やたら金色に輝いていますが日本以外にも陰嚢を「ゴールド」扱いするものなのかな?

 気になったので海外ではタマを何と呼ぶのか調べてみたのですが、日本のように「金色」を表す表現は見当たらず。金色、確かに分かりやすくはありますよね……どうしてこうなった感は激しく感じますが。

 ちなみにこの猫ランプは黒・白・ハチワレの3種類が発表されています。白黒柄をハチワレというのも日本ならではの言い回しですよね。SELETTIの商品紹介ページを見ると、気になるお値段は充電用のACアダプタ(110V〜230V・50/60Hz)も付属して205ユーロ。現在の日本円に換算すると2万7千円くらい。ネットでは4月から5月の販売に向けて現在予約受付が行われていますが、基本は英国、EUが対象。その他の地域は個別に相談に応じてくれるそうです。SELETTIのインテリアグッズは、日本でも輸入販売しているお店がいくつかあるので、これも取り扱ってくれるといいですね。

画像提供:SELETTI

(梓川みいな、咲村珠樹)