おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

東京ドームに新しくできた観戦ルームに行ってみた

 オープン戦も終わり、いよいよ3月29日金曜日に開幕する2019年のプロ野球。ファンの人たちもワクワクしていると思いますが、今シーズンから東京ドームの左中間フェンスの裏側に「パーティールームNZK」が誕生し、ファンクラブ「CLUB GIANTS」会員向けの申し込み受付が、4月8日から開始されます。今回、メディア向けに内覧会が開催され、一足先に「パーティールームNZK」を体験してきました。

  •  「パーティールームNZK」は、東京ドーム外野レフトスタンドの真下にできた観戦エリアで、1日限定2組が利用できるパーティールームです。外野フェンスをくり抜いた窓からは、グラウンドの様子をのぞき(NoZoKi)込むように見ることができ、他の席とはまったく異なる視点と距離で、グラウンド上の熱戦を楽しむことができます。さらに、室内には試合中継が放映される大型モニターやソファが備えられ、東京ドームホテルのパーティー料理やフリードリンクも堪能できます。


     いったいどんな部屋なのか?期待に胸を躍らせながら会場に着き、受付を済ませて「パーティールームNZK」に入ると、ブラウンを基調とした落ち着いたデザインになっていて、完成したばかりだったせいか、新築の家に入った時のような匂いがしました。そして、名作野球漫画(15作品)を集めた本棚やダーツ、Nintendo Switchなどが置かれていて、野球好きはもちろん、女性や子供たちも楽しめる空間になっていました。



     そんな部屋で内覧会が始まるのを待っていると、なんと原辰徳監督が登場。突然の予期せぬ登場に、筆者を含め「パーティールームNZK」にいたメディア関係者たちは色めき立っていました。どうやら、宮本和知投手総合コーチを連れて、球団スタッフの説明を聞きながら「パーティールームNZK」を見学しに来たようで、説明に頷きながら、満足そうな表情で部屋を見た後、外野フェンスをくり抜いた窓から練習している選手たちを見ていました。


     そして、内覧会が始まると、日テレG+で「GIANTSプレ&ポストゲームショー」のMCを務め、日本各地の球場で巨人戦を観戦している阿出川浩之さんが登場。阿出川さんによると、原監督が来る前に、丸佳浩選手や坂本勇人選手も来ていたそうで、丸選手が「『風光る』(月刊少年マガジンで連載されていた野球漫画)や『わたるがぴゅん!』(月刊少年ジャンプで連載されていた野球漫画)も入れてほしい」とリクエストしていたそうです。

     続いて東京ドームホテルの作佐部淳二シェフが登場。「パーティールームNZK」にズラリと並んだ料理ついて、「春には菜の花を添えたり、夏にはスパイシーな料理を加えたりして、スタジアムにいながら季節も感じられるメニューを提供していく」と教えてくれました。また、オプションでビールの売り子が部屋に来て、ビールを提供してくれるサービスもあるとのこと。ちなみに、作佐部シェフは、いつも選手の料理も作っているそうなので、これまた野球ファンにとっては熱い体験ができます。





     そして、この日は巨人VSロッテのオープン戦が行われました。実際に観戦スペースに行って、試合を見てみると思っていた以上に広く、視野ももっと制限されると思っていたのですが、じゅうぶん試合を楽しめます。さらに、観戦スペースの方に打球が飛んできた時は、巨人の守備時だったら丸選手が必死に打球を追いかけて、こちらに向かって走ってくるという、今までにない感覚が楽しめます。選手がどんな表情で打球を追いかけているのか?金網フェンス越しに間近で見ることができるなんて……、野球ファンならずとも一見の価値ありです。


     「パーティールームNZK」は、定員15人の「NZK-1」が30万円(税込)、定員25人のダーツやゲーム、漫画などのアミューズメントコーナー付きの「NZK-2」が62万5000円(税込)となっています。

    取材協力:読売巨人軍

    (取材・撮影:佐藤圭亮)

    あわせて読みたい関連記事
  • 読売ジャイアンツ公式Xが父の日企画でまさかの炎上 思い出尋ねる投稿に恨み節続々
    インターネット, びっくり・驚き

    読売ジャイアンツ公式Xが父の日企画でまさかの炎上 思い出尋ねる投稿に恨み節続々

  • 初代マスコットマーク「ミスタージャイアンツ」
    経済

    読売ジャイアンツの初代マスコットがソフビフィギュアで復刻!限定1000体

  • 地下労働施設内の通貨「ペリカ」が贈呈
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    「逆境回顧録 大カイジ展」で出目に応じて「ペリカ」贈呈 「1日外出券パスケース」…

  • グルメ, 商品・サービス

    巨人選手プロデュースメニューも登場! 東京ドームグルメストリートにオープン前にい…

  • アニメ/マンガ, ニュース・話題

    宇宙ミュージアムTeNQでセーラームーン企画展 作品世界を天文学や科学の視点で紐…

  • インターネット, びっくり・驚き

    巨人コーチの奥様が作ったエイプリルフール朝食が話題

  • 東京ドームシティ、120万相当のヱヴァンゲリヲン初号機フュギュアプレゼント
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    東京ドームシティ、120万相当のヱヴァンゲリヲン初号機フュギュアプレゼント

  • ヱヴァンゲリヲン謎解きイベント情報解禁!NERVのパイロット選抜試験に参加せよ!
    アニメ/マンガ, イベント・キャンペーン

    特務機関NERVのパイロット選抜試験に参加せよ!ヱヴァンゲリヲン謎解きイベント情…

  • アニメ/マンガ, 声優

    水樹奈々、12月に東京ドーム2DAYS LIVE開催決定

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更
    社会, 経済

    鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

  • “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入り
    商品・物販, 経済

    “幸福度が高い”と評判のジョナサン「早生みかんスイーツ」 今年は新作大福も仲間入…

  • ヤマト運輸、元従業員が取引先情報を不正持ち出し 2社に流出、営業活動での使用も確認
    企業・サービス, 経済

    ヤマト運輸、元従業員が取引先情報を不正持ち出し 2社に流出、営業活動での使用も確…

  • YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能にする試験導入を発表
    インターネット, サービス・テクノロジー

    YouTube、永久停止クリエイターに「再出発の機会」 新チャンネル申請を可能に…

  • 南インド伝統のチキンカレー「ケララチキンカレー」
    商品・物販, 経済

    松のやが南インド伝統の味を再現 「ケララチキンカレー」新発売

  • 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)
    商品・物販, 経済

    ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」…

  • トピックス

    1. 【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      【実食】コメダ珈琲店の「ドデカメンチバーガー」は名前に偽りなし バンズからはみ出す“肉の暴力”

      コメダ珈琲店は10月16日から「ドデカメンチバーガー」と「ドデカチーズメンチバーガー」の2種類のバー…
    2. 自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      自宅に“機内”を再現!「飛行機オタク」が作り上げた最高の趣味部屋

      趣味を持つ人なら憧れる、好きなもので埋め尽くされた趣味専用の部屋。本、ゲーム、楽器、絵画、彫刻など自…
    3. 藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      藝大卒の声楽家が1時間1000円で自分を貸し出す理由 フリー芸術家ならではの戦略

      プロの声楽家として活動する傍ら、1時間1000円から自分の時間を「レンタル」している男性。キャリア豊…

    編集部おすすめ

    1. 鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      鳥羽水族館、ラッコ配信で“飼育係モザイク化” カスハラ対策で映像方法変更

      三重県の鳥羽水族館は10月15日、人気配信「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」の映像内容を一部変更すると発表しました。今後は、給餌の際などに…
    2. 毛玉とるとる Pro(KC-NW825)

      ストッキングやタイツも可の毛玉取り器誕生 マクセルイズミ「毛玉とるとる Pro」を発売

      マクセルイズミ株式会社は、ストッキングやタイツなどの繊細な衣類にも対応する毛玉取り器の新モデル、「毛玉とるとる Pro(KC-NW825)」…
    3. キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンの名機が「ガシャポン」で復活 歴代カメラ5種を精密ミニチュア化

      キヤノンが、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。歴代のカメラとレンズをミニチュア化した「Canon ミニチュアカメラコレクション」を…
    4. 時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信、男性カメラマンを厳重注意 生配信中に「支持率下げてやる」発言

      時事通信社は10月9日、自民党本部での取材中に「支持率下げてやる」などと発言した本社映像センター写真部の男性カメラマンを厳重注意したと発表し…
    5. 「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      「ちいかわの世界に行きたい」ファン、考えた末に鎧さん化 再現度がガチすぎた

      言わずと知れた人気コンテンツ「ちいかわ」。かわいくもハードなあの作品世界に入っていきたいと願う人は多いはず。筆者もその1人です。しかし二頭身…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト