4月5日~5月6日まで、噴水の撤去が決定した、大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」の泉の広場で、「さよなら泉の広場」イベントが開催。泉の広場には「梅田ダンジョンのセーブポイント」の異名で親しまれていたことを受け、リアルRPG風フォトスポットが出現しています。

 ホワイティうめだは、5月9日から「ホワイティうめだ2期」エリアの大規模リニューアル工事を実施し、11月にリニューアルオープン予定で、これにともない「泉の広場」の噴水も撤去が決定しています。「泉の広場」は大阪万博開催の1970年に誕生。複数の駅が乗り入れる大阪梅田の地下街は「梅田ダンジョン」と呼ばれるほど複雑で、泉の広場は「梅田ダンジョンのセーブポイント」の異名で約半世紀にわたり地元の人たちに愛され、撤去を惜しむ声や思い出を懐かしむ声が寄せられていました。

 そんな声を受けて、ホワイティうめだは、2018年11月22日~1月31日にかけて、“泉の広場で最後にしたいこと”をSNSや応募用紙で募集。すると、「泉を使ってチョコフォンデュ」「流しそうめん」など、総数1200件以上の“最後にしたいこと”が寄せられました。

 そして、その中でも多くの声が寄せられた「梅田ダンジョンのセーブポイント」を最後に実現することが決定。泉の広場をセーブポイントに見立てて、噴水にブルーの照明を投影しRPGテイストに演出。ゲームのセーブ画面に見立てたフレームの前で勇者になりきって撮影ができるフォトスポットパネルを設置しているほか、4月13日と14日には、入浴剤セットやミネラルウォーターなどの回復アイテムが抽選で当たる「回復アイテム抽選会」も実施されます。撤去されてしまう前に、今までの思い出をセーブしてみるのもいいかもしれませんね。

情報提供:大阪地下街株式会社

(佐藤圭亮)