昭和を代表する国民的まんが「サザエさん」。2019年にテレビアニメ放送開始50周年、2020年に原作者である長谷川町子生誕100年を迎える記念すべきタイミングで、東京の明治座と、“サザエさん発祥の地”福岡・博多座での舞台化が実現しました。サザエ役に藤原紀香さん、マスオ役に原田龍二さんらを迎えるキャスト陣に、第4弾キャストとしてワカメ役に乃木坂46の秋元真夏さんと日向坂46の齊藤京子さんのダブルキャストが発表。あわせて公演のメインビジュアルも解禁されました。
これまで江利チエミ主演の実写映画や、テレビドラマ、現在も続くテレビアニメとして親しまれてきた「サザエさん」。舞台「サザエさん」は、脚本・演出に家族の表現に定評のある田村孝裕さんをさんを迎え、磯野家の10年後の姿を描きます。
これまで明らかになっていたキャストは、サザエ役の藤原紀香さん、マスオ役の原田龍二さんのほか、劇中では定年退職したことになっている波平に松平健さん、子供たちの心配をしているフネに高橋惠子さんという大人たち。そして大学生(!)になったカツオ役には、数々の2.5次元作品で活躍する荒牧慶彦さん、中学生になったタラオに大平峻也さんという顔ぶれでした。
今回発表となったワカメ役には、4thシングル「制服のマネキン」以降の乃木坂46のシングルで連続して選抜入りし、レギュラー出演中のテレビ東京「ひねくれ3」などバラエティ番組でも活躍する秋元真夏さん。そして舞台「あゆみ」「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」などにも出演し、お芝居の経験も豊かな日向坂46の齊藤京子さんが、ダブルキャストという形で務めることになりました。ちなみにワカメは、専門学校生という設定です。
それと同時に、公演のメインビジュアルも解禁。アニメでもおなじみの磯野家を背景に、ホウキを持ったサザエさん、そしてまだまだ若々しいマスオさんにダブルキャストのワカメちゃん、大学生になったカツオ、もう“タラちゃん”と呼ぶには大人っぽく成長した中学生のタラオ、そしてフネと波平が並んでいます。もちろん10年後でも、猫のタマは元気です。
昭和の大家族の姿を描いた「サザエさん」が平成を飛び越え、令和の舞台でどのように展開するのか、興味がそそられます。東京公演(明治座)は2019年9月3日〜17日、福岡公演(博多座)は9月28日~10月13日のスケジュールで上演予定です。
(C) 長谷川町子美術館
情報提供:博多座
(咲村珠樹)