犬と猫の写真を投稿して楽しむSNS「ドコノコ」(iOS/Android)が、ペットレスキュー代表の藤原博史さんとタッグを組み、犬や猫が迷子になった時に使える、わかりやすいマニュアルブックを作成。ドコノコのホームページとアプリで、無料公開しています。もちろん、ダウンロード可能。
「ドコノコ」は、糸井重里さんが代表を務める「ほぼ日」が運営する、ユーザー同士で楽しく交流しながら、いざというときに備える犬猫写真専用の投稿アプリ。日々投稿される犬猫の写真を通じて、ユーザー同士がやりとりするSNSとしての機能と、万が一、迷子が発生した場合に、近隣のユーザーへ捜索を依頼する迷子捜しの機能を備えています。
しかし、迷子捜しは、すぐに見つかることもあれば、長引いてなかなか見つからないことも……。「なぜ見つからないのか?」、ドコノコチームは、「私たちは犬や猫の捜し方をわかっていないんじゃないのか?」と感じ、迷子捜しのマニュアルを作ってみたいと思ったとのこと。
迷子捜しの基本は「できるだけやはく、できるだけ多くの目で」。さらに飼い主と迷子捜しに協力してくれる人たちが、効率的にもれなく捜索作業を進めることができれば、迷子が見つかる可能性は高まるそうです。
今回、作成したマニュアルは、20年で3000件にものぼる迷子の犬猫を捜索してきた「ペットレスキュー」代表の藤原博史さん監修に加えて、ほぼ日の「ドコノコ」チームによる法令調査と関係機関への取材、2000件を超えるドコノコ迷子掲示板の運用経験をもとに作成されています。
そのため、犬猫写真SNS「ドコノコ」のユーザー同士が協力して迷子になった犬猫の捜索作業を進められるように書かれたものですが、ドコノコユーザーでなくても役に立つのではないでしょうか。
<迷子捜しマニュアル目次>
1.知っておいてほしいこと
(1このマニュアルについて 2どうして迷子になるのか 3迷子に備えてやっておくこと 4迷子になるとどうなるのか 5捜し方の基本 6捜索で気をつけていただきたいこと)
2.すぐにまわりを捜す
(猫の場合:1完全室内飼いの猫の場合 2自由外出の猫の場合 3捜す場所と時間帯 4名前の呼びかけ 5地域環境別捜索 方法/犬の場合:1いつも行く場所を捜す 2地域環境別捜索方法)
3.翌日までに届出をする
(1地域の交番・警察署 2市区町村の保健 所・生活衛生課管理係 3都道府県の動物愛護センター 4地域の清掃事務所 5地域の動物病院)
4.アプリ「ドコノコ」の迷子掲示板で捜索協力をお願いする
(1迷子掲示板を作成する 2迷子チラシを作成して近所に配布する 3迷子掲示板の情報を更新する 4共有ユーザーをつくる)
5.ドコノコユーザーのみなさんへ
(1迷子掲示板をウォッチする 2迷子の捜索に協力する 3迷子チラシの配布に協力する)
6.迷子チラシを広い範囲にポスティングする
(1迷子チラシをポスティングする範囲を決める 2住宅地図を用意する 3迷子チラシを大量に印刷する 4迷子チラシポスティングのコツ 5ドコノコユーザーでポスティングを分担するやりかた 6迷子チラシを貼る 7目撃情報が入ったら 8目撃情報が得られない場合)
7.ドコノコ以外のSNSで拡散する(犬の場合)
8.捕獲する(猫の場合)(1呼びかけ 2捕獲器【犬の場合】捕獲する)
9.病院で診てもらう(夜間に保護した場合)
10.迷子捜しのクロージング
情報提供:株式会社ほぼ日、ドコノコ
(佐藤圭亮)