毎週日曜の午前6時30分からフジテレビ系列で放送されている「はやく起きた朝は…」で、磯野貴理子さんが俳優の石倉三郎さんの、「我慢」と「辛抱」について語った著書を紹介。「胸に刺さる」と話題になっています。

 「はやく起きた朝は…」は、視聴者からのハガキによる不平、不満、愚痴をもとに、松居直美さん、磯野貴理子さん、森尾由美さんの3人が、楽しいおしゃべりを繰り広げるトークバラエティ。手軽にできるアイデア料理や巷に流れる気になるワードなど、知って得するおもしろ情報を紹介しています。

 貴理子さんは、新型コロナウイルスの影響で買い物も頻繁に行けない状況になった今、「忘れられない言葉がある」と、大好きな俳優である石倉三郎さんの著書に書かれていたという、「『辛抱』と『我慢』は違うんだ」という言葉を紹介しました。

 「辛抱なんだよ、今。辛抱の時なのよ。我慢って……、人間って我が強いから、我慢ってスゴイしにくいんだって」と松居さんと森尾さんに、石倉さんの言葉を伝える貴理子さん。「我慢しろって言われると、ちょっと我が出ちゃうからスゴく辛い。辛抱はできるんだって、人って」と話し始めました。

 貴理子さんは「辛抱って漢字で書くと、辛さを抱くって書くの。だから、辛抱しろっていうのは、辛さを抱き締めればいいのよ。ぎゅって」と、抱き締めるジェスチャーを交えながら真剣に訴え、「なんか、できる感じがしない?辛抱って」と、2人に問いかけていました。

 さらに、「私、それ読んだ時に『なるほど!』と思った。辛抱って、できるな」と話しました。そして、石倉さんも著書の中で「『なんだか分かんないけど、辛抱って何かをぎゅっと抱き締めたらいいんだろ』って。『抱き締めてりゃいいんだから、これはできるんだよな』って」と話していたと紹介。

 貴理子さんは、「本当だなと思って。辛抱だな、辛抱。今は辛抱。うん……」と感慨深げに話すと、松居さんは「心に響いた……」とハンカチで涙をふきながら、「いい言葉を教えてくれて、ありがとう」と感謝していました。

 この模様が放送されると、Twitter上にも松居さんと同様に「心に響いた」という人が続出。「たしかに、そう言われると出来る気がする」「辛さを抱き締めろか……日本語って大切」「素敵なお話をありがとうございました」など、多くのツイートを見ることができます。

 石倉さんの「辛抱」と「我慢」の違い。みなさんは、どう感じたでしょうか?

<出典・引用>
フジテレビ「はやく起きた朝は…」(4月19日放送)
※画像は番組HPのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)