アニメ「クレヨンしんちゃん」の主人公・しんのすけが生まれてから5年間の野原家の日常と、父・ひろしの心情を描いたWEB限定オリジナル動画が、特設サイト「クレヨンしんちゃん×クラフトボス」で6月18日に公開されました。
サントリー食品インターナショナル(株)の「クラフトボス」のプロモーション企画として公開されたWEB限定オリジナル動画は、劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの名作「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」手がけた高橋渉さんを監督に起用し、全国の父親を応援することをテーマに制作されています。※高橋渉さんの高は正しくは「はしご高」です。
仕事が忙しい時期、慣れない子育てに失敗しながらもみさえと共に奮闘するひろし。やがて、ひまわりが誕生し、兄になったしんのすけは、ひまわりをあやしたり、ひまわりを野良猫から守ったりと、いつの間にか“お兄ちゃん”として成長します。
そんな息子の成長にふと気づき、ひろしは自分も成長できてるのか……、と疑問を抱えます。するとしんのすけからはこんな言葉が。「とーちゃんオトナでしょ。もうおっきくならなくてもいいんじゃない?」。しんのすけの一言でハッと何かに気づかされ笑顔をうかべるひろし。最後はすべての「とーちゃん」たちを応援するメッセージで締めくくられています。
WEB限定オリジナル動画公開に先駆けて、「クレヨンしんちゃん」の舞台である春日部駅で6月15日から、巨大屋外広告が展開されています。春日部駅でのクレヨンしんちゃんのPR巨大広告の掲示は、過去に数回実施されており、心温まる内容が話題を呼んでいます。今回はWEB限定オリジナル動画の内容になぞらえて、父として、仕事・子育てに奮闘するひろしの姿が描かれているとのこと。掲出期間は6月21日までです。
【高橋渉監督 特別コメント】
―――完成した動画をご覧になって、いかがですか。
ひろしの内面という題材だけで一本の作品を作れることになるとは思わなかったので、新鮮な気持ちで取り組めました。改めて野原ひろしについて考えることになったのですが、やっぱりひろしはスゴイようでスゴクない、親しみやすいとーちゃんだなと思いました。
仕事も忙しい、初めての子育てにも奮闘、と本当に大変な時期を過ごしていると思うんですけど、グチるしボヤくし足も臭いしとカッコよくないところを隠さないところが魅力的、というか、自分自身ほっとさせられます。そんなカッコ悪い本音を出せるのも、妻のみさえやしんのすけ・ひまわり、家族みんなが受け入れてくれるからでしょうね。ステキな家族ですよね。
―――今回の動画の見どころを教えてください。
野原家の5年間を描いているので、全員の成長ぶりなど見てほしいです。しんのすけが生まれてから5年、子育てのはじめの5年間って嵐のように大変な時期であると思うのですが、その中にも嬉しいこと、苦しいこと、色んなことが起こると思うんです。父・野原ひろしという存在を通じて、そんな色んな感情を描いているところが見どころじゃないかなと思います。
―――今回の動画に込めたメッセージを教えてください。
ひろしの生き方を通して、頑張る力や勇気や温かい気持ちを届けられたらなという想いを込めました。また、いつものようにクスッと笑えるシーンもあるので、野原家と一緒に笑って楽しんでもらえたらなと思います。
―――多くの「クレヨンしんちゃん」シリーズの作品に関わってこられた高橋さんですが、WEB 動画の監督を務めたのは初めてだと思います。劇場版との違いはどのようなところにありましたか。
単純に言うと映像の長さですね。劇場版と比べ、WEB アニメは短いので、その短さの中で伝えたいことを伝えるという難しさがありました。なので今回のアニメは「野原ひろし物語」という大長編映画の予告編を作るような気持ちでのぞみました。また、制作スタッフの皆さんも古くから知っている信頼できる方ばかりだったので、いい意味で力を抜いて取り組むことが出来ました。
―――最後に、動画を見る方々や全国の「クレヨンしんちゃん」ファンへ、メッセージをお願いします。
きっと力をもらえる動画になっていると思います。これを見て、全国のとーちゃんたちに「ありがとう」の一言でも感謝の気持ちを伝
えてほしいです。「ありがとう」が、今の日本全体を少し明るくするんじゃないかと思います。
情報提供:サントリー食品インターナショナル株式会社