リモートワークを採用する会社も増えたものの、困るのが職場の一体感。画面越しではなかなか雑談もしにくい……という悩みを解決しようと、サントリー「クラフトボス」がリモート会議の風通しを良くする「ザツダンマシーン」を本気で大発明。抽選で2名にプレゼントするキャンペーンを「コーヒーの日」である2020年10月1日から始めました。

 新型コロナウイルスの影響で、オフィスに集まることなくリモートワークを採用する会社では、会議もオンラインにすることが多いようです。しかし、それぞれの自宅から参加するリモート会議では、環境の違いから雑談も難しく、一体感に乏しいのもまた事実。

 サントリーが2020年9月上旬に行なった、リモートワークでの雑談に関する実態調査によると、全体の71%で「雑談が減った」と回答。また79%が「会議に雑談は必要」と考え、70%が「雑談があるとアイデアが生まれやすい」という回答が得られたといいます。



 思っている以上に、働く人々は雑談を必要としている。雑談が失われると素晴らしいアイデアも失われてしまう!……と考えたサントリーは、日本の創造力を守るため、社内に雑談回復のためのプロジェクトチームを発足させました。

 サントリーもリモートワークを取り入れているため、連日リモート会議で「日本の雑談回復」を実現させる方策を練っていたそうですが、なかなか妙案が出ない日々が続いたとか。……それって、リモートで雑談が減ってるからアイデアが生まれないんじゃ……?

 あーでもないこーでもないと、リモート会議を重ねること5か月。没になった案には「リモート会議中の壁に貼る雑学ポスター」だの「雑談ネタが出てくるガチャ」だのといったプロダクトが試作、検討されたそうですが、どれもイマイチ。

 完全に行き詰ったプロジェクト……と、その時。状況に飽きたのか、とあるプロジェクトメンバーがふと口にしたのが、今回の「ザツダンマシーン」だったといいます。……あー、うん、分かる。だんだん何言っても面白くなる「魔の時間」に突入したんですね……。

 このアイデアを聞かされた、オフィスコミュニケーション改善士の沢渡あまねさんは「そう来たか!やられた!」という感想だったとか。リモートワークでの「風通しを良くする」ため、扇風機と一体化させたダジャレ的センスも個人的にツボだったそうです。


 沢渡さんの監修による、雑談のお題は「毎日でも食べたいもの(飲みたいもの)は、なんですか?」「子どもの頃の夢は、なんですか?」「最近、おすすめのコンテンツは?」「スマホ内の写真で1枚見せるとしたら?」「今日の夕飯、何にする?」「今、欲しいものは?」「メンバーに聞いてみたいこと」「今日の会議、このセリフは絶対言う!」の8つ。

 扇風機の矢印が指し示したお題で、皆さんリモートで雑談して素晴らしいアイデアを!……という世界初(?)の白物家電「ザツダンマシーン」。働く人すべての多様なワークスタイルに寄り添う「クラフトボス」ならではの発明品だといえるでしょう。



 実際にサントリー社内のリモート会議で試したところ、なんと100%(10回中10回)で雑談が発生して、空気を変えることに成功したといいます。この「ザツダンマシーン」を抽選で2名にプレゼントするTwitterキャンペーンは、2020年10月1日10時~10月15日23時59分が応募期間となっています。また「クラフトボス」公式Twitterアカウント(@_craftboss)では、タップするだけで楽しめるGIF版「ザツダンマシーン」も配布。


 キャンペーン特設サイトには「ザツダンマシーン」の紹介動画も掲載。ちなみに紹介動画で、成瀬くんが今夜のメニューとして挙げた「オッソ・ブーコ」は、北イタリア料理の「仔牛すね肉の煮込み(Ossobuco)」ですよ。

情報提供:サントリー食品インターナショナル株式会社

(咲村珠樹)