3月12日~15日に東京・池袋で開催予定の国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2021」で、アニメ オブ ザ イヤーの各部門受賞作が発表されました。作品賞は、劇場映画部門「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、テレビ部門「映像研には手を出すな!」です。
東京アニメアワードフェスティバル実行委員会と一般社団法人日本動画協会が主催し、東京都が共催する「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)」は、2021年で8回目を迎える国際アニメーション映画祭です。
各アワードには、国内外から作品を募集する「コンペティション部門」、2020年度に上映・放映された作品から選ばれる「アニメ オブ ザ イヤー部門」、アニメーション産業及び文化の発展に寄与した方々を顕彰する「アニメ功労部門」があります。
アニメ オブ ザ イヤー部門は、2020年度に上映・放映された全457作品が対象。アニメ業界の第一線で活躍しているプロデューサー、クリエイター、その他メディアやアニメグッズを扱う店舗など、幅広いアニメ業界のプロによる投票で選ばれた「作品賞」「個人賞」、ファンの投票によって選ばれる「アニメファン賞」が授与されます。
作品賞は劇場映画作品とテレビ放映作品の2部門に分かれており、劇場映画部門の受賞作は「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が受賞。痛ましい事件を乗り越えて完成した作品で、内容も人々の心を打つものとなりました。
また、テレビ部門は「映像研には手を出すな!」が受賞。アニメーションの可能性を広げる意欲的な映像表現は、放送当時から同業者であるアニメーターや漫画家などから広く注目されました。
ファンの一般投票により選出された「みんなが選ぶベスト100」選出作品から、さらにファンの投票20万3480票によって選ばれたアニメファン賞受賞作は「アイドリッシュセブン Second BEAT!」。新型コロナウイルス禍により第5話以降の制作スケジュールが影響を受けつつも、半年後の10月から放送を再開。早くもアニメ第3期の放送が決定している人気作です。
個人部門の受賞者は次の通り。「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(京都アニメーション)や「鬼滅の刃」(ufotable)が目立ちます。梶浦さんは映画「Fate/stay night【Heaven’s feel】」など。
原作・脚本:吉田玲子さん
監督・演出:外崎春雄さん
アニメーター:松島晃さん
美術・色彩・映像:渡邊美希子さん
音響・パフォーマンス:梶浦由記さん
東京アニメアワードフェスティバル2021は、東京・池袋で3月12日~15日に開催。上映作品は公式サイトに掲載されているほか、開催に際しては各種のガイドラインを遵守のもと、新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、コンペティション部門グランプリ受賞作品は3月15日17時45分より、新文芸坐にて上映されます。
※初出時「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が「痛ましい事件の前日に完成」としていましたが、その作品は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」であり、当作品は制作作業中でした。お詫びして訂正いたします。
(C) 暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
(C) 2020 大童澄瞳・小学館/「映像研」製作委員会
(C) BNOI/アイナナ製作委員会
情報提供:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会
(咲村珠樹)