なんじゃこりゃああああ!とツイートしたのはTwitterユーザーの“そば屋の娘。さん”。中古販売店で売られていた、珍家電(珍品家電)を見かけて発した一言でした。わかる。確かに知らない人からしたら「なんじゃこりゃ」しか出てこない。

 そば屋の娘。さんが5月13日のツイートで投稿した、その懐かしい商品とは1990年発売のシャープ製「スーパーファミコン内蔵テレビ(SF1)」。型番は21G-SF1と記されているので、当時13万円ほどで販売されていた21型です。

 名前の通り、スーパーファミコンがテレビに内蔵された商品。テレビの上の部分にスーパーファミコンが埋め込まれているようなデザインになっており、そこにソフトを挿し込んでプレイします。

 ちなみに筆者も子供の頃にスーパーファミコン内蔵テレビで遊んでいました。当時、自分の家にスーパーファミコン内蔵テレビがあることはちょっとした自慢でしたが、電源を切ったり、ソフトを入れ替えたりする時は、いちいちテレビの前まで行かなければならないので、それが少し煩わしかったのを覚えています。

 そんなスーパーファミコン内蔵テレビを、そば屋の娘。さんが見つけたのは偶然寄った埼玉の中古販売店。

 そば屋の娘。さんはスーパーファミコン自体はやったことはあり、好きなソフトは「スーパーマリオRPG」とのことですが、スーパーファミコン内蔵テレビは知り合いから聞いたことはあったものの実際にみたのは初めてだったそうです。

 最初は「普通のブラウン管テレビ」かと思ったそうなのですが、フォルムに違和感があり近寄ってみたところ、スーパーファミコンのソフトが挿し込まれていて、「なんだこれは!?」とビックリ。しかし、過去の知人とのやりとりを思いだし、「あぁ~これがあの時に話していたやつか!」と気付いたのだそう。

 「実物の更にジャンク品ではなく動いてるものに出会えてちょっと感動しました」と語るそば屋の娘。さん。筆者は持っていたからこそなおさら共感せずにはいられません。久しぶりに実家に帰ってスーパーファミコン内蔵テレビでゲームをやりたくなってしまいました。

<記事化協力>
そば屋の娘。さん(@papiko8585)

(佐藤圭亮)