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「卵焼きの乱れは心の乱れ」美しすぎる卵焼きに称賛が相次ぐも本当は?

 「卵焼きの乱れは心の乱れ」というつぶやきと共にツイッターに投稿された、美しすぎる卵焼きの写真に8万件を超える「いいね」がつき、注目を集めています。

 焦げ目もなく、きれいに巻かれた卵焼きはまるで金の延べ棒のよう。ツイートの返信欄には「すっごいきれい!」「もはや黄色い砥石」と、まさに「一切の乱れのない」卵焼きの出来栄えに対する称賛のコメントが相次いでいますが、どうやらこのつぶやきには違う意味が込められていたようです。

  •  投稿を行ったのはハッカさん(@tangled_ra)。一見すると、大変美しい卵焼きなのですが、実はハッカさんとしてはその出来栄えに納得がいかなかった様子。

     「卵焼きの乱れは心の乱れ」というメッセージは自分自身の心の乱れが卵焼きに現れてしまった、という意味なのだそう。目指していたのはまっすぐ巻かれていて表面もツヤツヤの卵焼きで、この卵焼きは真ん中にくびれが出来てしまって、雑念が入り上手くいかなかったと評価しています。

     ハッカさんの過去のツイートでは、「150点」と称された卵焼きも紹介されています。確かに「150点」の方は真ん中にくびれがなく綺麗な長方形。とはいえ今回の卵焼きでも十分すぎる出来栄えです。筆者はかつてこんなにきれいな卵焼きを見たことがありません……。

     卵焼きの調理方法について詳しくうかがうと、卵に特別な仕掛けがあるわけではなく、調味料も「塩と砂糖だけ」というオーソドックスなもの。

     コツとしてはできるだけ白身のかたまりを残さないよう「切るように混ぜる」ことと、「弱火で焼きながら綺麗に巻けますようにと願うこと」だそうです。

     特別な材料や調理法を必要としない事から、ハッカさんのこれまでの工夫や経験から生みだされた逸品であると言えるでしょう。

     ハッカさんは普段から料理が好きで、卵焼き以外にも料理の写真をツイッターやインスタグラムにて投稿中。「料理の腕自体はまだまだだと思っていますが、自分が作ったものが美味しかったり、今まで家では作れないと思っていたもの(ピザなど)が作れるようになったり、夫に美味しいと言ってもらえるととても嬉しいです」とコメントしています。

    <記事化協力>
    ハッカさん(@tangled_ra)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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