入園・入学式まであと1か月を切った、という新入生の親御さんの中には、料理苦手な人も結構いるかと思います。そんな人に立ちはだかる「毎日お弁当を作らねばならない」問題。今は冷凍食品も色々出ていますが、そればっかりでもなぁ……という人に、失敗なしで卵のおかずができる方法がネットで話題になりました。
この方法をツイッターに投稿したのは、「毎朝、悩まない!ちゃちゃっと弁当」の著者である小雪(かわどう こゆき)さん。このコミックエッセイ、お弁当初心者には神のような内容です。そんな小雪さんが紹介しているのは、「味を調えた卵液をシリコンカップなどに入れて蒸す」方法。
「春から弁当作らなきゃいけないけど『卵焼きが焼けない、苦手』ってお母さんにお知らせしたいんですけど、百均で『蒸し台』と『シリコン型』だけ買ってきて下さい。卵焼きを作る時の卵液を型に流し込んで弱火で蒸せば簡単。おかずカップで作るとカップケーキ型やマドレーヌ型の卵蒸しができます」と、実際に作ってみた様子の写真と、蒸し方の図解を一緒にツイッターに投稿しています。
ちなみに、おかずカップは弱火で4~5分、ドーナツ型で8分、ミッキーマウス型で15分が目安との事。パウンドケーキ型でも試してみた写真もありますが、卵3個で25分ほどかかったそう。可愛い形のシリコンカップなら、色々な形の蒸し卵ができそうです。火が強かったり、蒸し時間が長かったりすると失敗するので、タイマーをかけたり、つまようじなどで刺して卵液が付いてこないか確かめながら蒸し具合をみたりしておくと良さそうです。
このツイートを見た人たちからは、卵液を蒸している隣に野菜も置いて一緒に蒸せば野菜も一緒にお弁当に入れられる、というナイスな意見や、ウインナーも蒸せば焼いたりボイルしなくて済むから手間が省ける、というアイディアも。さらに、実際にやってみた人も。ちなみに、レンジでも専用の物を使う事で似た様なものも出来上がりますが、シリコンカップを使う場合は、加熱ムラや熱の入り加減でキレイに仕上がらないとの事。小雪さんも「『電子レンジでできないの?』の声が多数あったので一応ご報告です。500w加熱だと膨張して型くずれ。200w加熱だともう一息、という感じ。100~150wに出力設定できる電子レンジならまあまあきれいにできるかもしれません。(卵はスタッフが美味しくいただきました)」と、ツイートに続けて実際にやってみた状態を写真に撮ってアップしています。
「毎朝蒸すのすらツライ」っていう人は、卵液2個分にマヨネーズ小さじ1、小さじ1の片栗粉を小さじ4の水で溶いたものを混ぜ、卵焼き用の液体だしを粉末だしにする事で、冷凍してもパサパサにならない蒸し卵ができるので、一気にいろんなシリコン型に流して一気に蒸してしまうという方法もアリ。冷凍保存は冷ましてから1個ずつラップに包んでおき、お弁当に凍ったまま入れれば、夏場は多少の保冷効果も。お好みで甘みを付けてもOK。ひじきの煮物の残りや刻んだおひたし、ミックスベジタブルなどを入れても栄養や色どりが良くなります。
卵液を蒸したついでに、小房に分けたブロッコリーやいんげん、スナップエンドウもついでに蒸しておくと、水っぽくならない蒸し野菜も出来上がります。野菜はモノによって蒸し時間が変わるので、都度様子を見ながら蒸していくといい感じになります。蒸した野菜はお弁当にも、その日のおかずにも使えるので何かと重宝しますよ。
春から弁当作らなきゃいけないけど「卵焼きが焼けない、苦手」ってお母さんにお知らせしたいんですけど、百均で「蒸し台」と「シリコン型」だけ買ってきて下さい。卵焼きを作る時の卵液を型に流し込んで弱火で蒸せば簡単。おかずカップで作るとカップケーキ型やマドレーヌ型の卵蒸しができます。 pic.twitter.com/dENjPx1oJF
— かわどう こゆき (@lgm_) February 28, 2019
「電子レンジでできないの?」の声が多数あったので一応ご報告です。500w加熱だと膨張して型くずれ。200w加熱だともう一息、という感じ。100〜150wに出力設定できる電子レンジならまあまあきれいにできるかもしれません。(卵はスタッフが美味しくいただきました) pic.twitter.com/XL9IgRkmlM
— かわどう こゆき (@lgm_) March 1, 2019
<記事化協力>
小雪(かわどう こゆき)さん(@lgm_)
(梓川みいな)