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趣味でオリジナルの仮面ライダーヘルメットを制作 出来栄えに称賛の声

 特撮ヒーローが好きな方ならだれもが一度は「もしもこんなヒーローがいたら……」という妄想をしたことがあるはず。ノートなどに「僕の考えたヒーロー」像を文章で書いたり、絵に描いたり。想像しているだけでも楽しいですよね。

 そんな想像を形に。独自の解釈から生まれたオリジナルの仮面ライダーのヘルメットを制作した浅梨順一郎さん(@asarijunitirou)の投稿がツイッターで話題です。実際に存在する仮面ライダーと言われても全く違和感がないほどの出来栄えに称賛の声が相次いでいます。

  •  浅梨さんは「自称おもちゃのなんでも屋さん」という肩書きで主にフィギュアメーカーの下請けをフリーで行っているそう。原型会社に勤めていた経験を活かし、今回のヘルメットづくりに挑戦。制作は「完全に趣味」とのことで、4年ほど前に着手しました。

    ヘルメットを横から見たところ

    ヘルメットを後ろから見たところ

    開閉ギミックがかっこよすぎる……

     「1ファンの非公認な活動なので、仮面ライダーを名乗るつもりはなく、偽物という自覚を持ってあくまでも個人活動の範囲で楽しむ予定」「あくまでもいちファンが自分の為に作った仮面ライダーの公約数的な要素で構成されたお遊びのデザインであって、これを仮面ライダーと呼ぶのは本家に対して申し訳ない」としながらも、今回のヘルメットは漫画には登場しつつもテレビシリーズには登場しなかった幻の仮面ライダーこと「仮面ライダー3号」(1972年10月1日発行「別冊たのしい幼稚園」10月号初出の漫画版)をベースにして作ったヘルメット、と制作の背景を話してくれた浅梨さん。

     熱心な仮面ライダーファンの中にはピンときた方もいるかもしれませんが、「仮面ライダー3号」はその後2015年に公開された映画「スーパーヒーロー大戦GP仮面ライダー3号」にて映像初登場しています。しかし、そのデザインは漫画版とは異なりながらも、初代仮面ライダーの流れはくんでいるという、これまた新しい「仮面ライダー3号」だったのです。

     ちなみに「3号って仮面ライダーV3のことじゃないの?」と混乱する方がいるかもしれないので説明しておきますが、仮面ライダーシリーズ2作目の「仮面ライダーV3」(1973年2月~放映)と漫画版「仮面ライダー3号」(1972年10月1日初出)は別の存在です。

     話を戻しますが、浅梨さんは、この映画版3号を見て「それなら自分もかつて幼年誌で見た3号をベースにしつつ、リファイン初代ライダーをデザインしたら楽しそうだ」と思い、オリジナルライダーの制作に踏み切ったとのこと。

    油粘土の原型

    制作途中の様子

    色を塗る前の様子

     ヘルメットの素材にはFRPという建築素材や航空機部品にも使われる耐久性に優れた素材を採用したという本格的な仕様。もちろん人間がかぶることができ、バイクのヘルメットのように開閉可能になっていたりとギミックにも余念がありません。誰が見ても仮面ライダーとわかるカッコいいデザインに仕上がっています。ヘルメット単体でバッタの全身に見えることや、見ようによってはガイコツに見えることが特にこだわった点なのだそう。

     それでも色を塗るまではカッコいいのかどうか半信半疑だったという浅梨さん。カラーリングが想像以上にしっくりきたことや、「渾身の出来ですね!」「いつ放映ですか?」といったツイッターでの好意的な反応を見て、客観的に見ても良い仕上がりということがわかりホッとしたとのこと。

     また、ツイートには「ボディスーツも見たいです!」と全身仮面ライダーの姿を求める声も。「今回の反響で下手なものは出せないなーと感じております。今度は出来るだけ時間かけないようにしたい所ですが……本業との兼ね合いもありますね。まずはミシンを買うところから始めます」とスーツ制作を前向きに検討中であることを話してくれました。想像をカタチにした浅梨さんの挑戦はまだまだ続くことになりそうです。
     

    <記事化協力>
    浅梨順一郎さん(@asarijunitirou)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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