一風堂が監修した缶スープ飲料「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」。JR東日本のエキナカに設置されているアキュアの自動販売機にて、10月12日から販売されている商品です。
本来なら発売直後に紹介したかったのですが、筆者の立ち寄り先ではなかなか見つけることができず……やっと見つけた瞬間「あったー!」と、まるで子どもの頃に買いたかったゲームソフトを見つけた時のように声を出しそうになってしまいました。
「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」は、ラーメン店「一風堂」創業時からの看板メニュー「白丸元味」をイメージしたクリーミーな白濁スープ。弱火で数時間じっくり煮込んで旨味が「ギュッ」と凝縮された、とんこつラーメンのスープを再現した商品だそうです。
商品リリースが発表されるやいなや、絶対購入するぞ!と決意していたものの……冒頭で書いたとおり、なかなか遭遇することができず気落ちした日々を過ごしていましたが、先日ついに発見!やっと紹介することができます。
何度も言いますが、やっと!やっと巡り会えた「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」。久々に再会した恋人が互いの顔を見つめるように、まずは缶をじっくり見ていきます。白丸元味や白濁スープをレンゲですくった写真などがデザインされており、見ているだけでワクワクしてきました。一方で缶にスープが入っているという今までにないシチュエーションに、少し不思議な気持ちにもなってきます。
さっそくフタを開けてコップに注いでみると、見た目はなんだかカフェオレのような感じに……。丼とコップ、入れる容器が違うだけで、こんなに印象が変わってくるものなのでしょうか。「本当に、とんこつスープの味がするのか?」と疑い始めてしまいました。しかし漂ってくるのは、間違いなくとんこつラーメンの香り。
それでは、いただきます。おそるおそるスープを口へ……。「あっ!美味い!白丸元味のスープだ!」。クリーミーで臭みも無く、しっかりとスープの味を再現。とはいえお店で食べるラーメン用のスープとは異なり、しょっぱさや脂っこさは、さすがにおさえられている感じも。どうやらこの“おさえる”というサジ加減が、麺や具がなくスープだけで楽しむための工夫のようです。
飲み干してみると、なんだか麺も食べたくなってしまった記者。お酒を飲んだ後のシメに味わう、という方もいるようですが、お店に行って行列ができていた時に、これを飲んで白丸元味を想像しながら待ってみるのも良いのではないかと思いました。ちょっとお店まで行ってきま~す!
(取材・撮影:佐藤圭亮)