世界最大のノコギリクワガタとも呼ばれている「ギラファノコギリクワガタ」。見た目もカッコよく子どもからの人気が高い昆虫です。
今回ご紹介するのはツイッターに投稿された、紙製のギラファノコギリクワガタ。特徴である長く湾曲したアゴもしっかり再現されています。折り紙の職人さんが作った作品……と思いきや、作ったのはなんと保育園に通う6歳の男の子。そのクオリティの高さに驚きの声が多く寄せられています。
作品をツイッターに投稿したのは男の子の父であるあおなさん(@Aona_Maxwell)。あおなさん自身はガンプラ作りを趣味にしており、息子さんも4歳の時にガンプラをプレゼントしてもらって以降、熱中して作っていたのだそう。
息子さんは6歳にして、MG(マスターグレード)やRG(リアルグレード)といった、パーツが細かいガンプラも2~3日で特に手伝いなしで完成させてしまうという制作技術の持ち主。
そんな息子さんですが、ここ最近はガンプラよりも折り紙に熱が移った様子。昨今ガンプラが買いづらくなっていること、立て続けにたくさん買うことができない中、折り紙は安価、保育園でも作れる、好きに作れる、みんなが褒めてくれる、こうした理由から興味が移っていったのかもしれない、とあおなさんは推測しています。
そのおかげ(?)もあり、出来上がった今回のリアルなギラファノコギリクワガタ。息子さんは普段から虫が好きで、クワガタやカブトムシに憧れを抱いており、その中でも特に強くてカッコいいギラファをモチーフに選びました。
作り方はYouTubeを見て学んだそうで、1枚の画用紙をベースに切ったり折ったりして作られています。切るときは脚や触覚、大アゴのギザギザの内歯を再現することや、頭やツノなど細かい部分を折ることにひと苦労。その甲斐もあり出来上がった作品を見て「本物みたい!」と大変満足げとのこと。
投稿には「観察力と再現力レベルがスゴい」「既に紙モデラーじゃないですか!」と、あおなさんもうらやんでいるというほどのたくさんのコメントが寄せられており、息子さんは大変喜んでいるそう。「もっとたくさんつくってもっと上手になりたいです」と今後も作品づくりを続けることを宣言。
投稿の翌日には新たな色違いのギラファノコギリクワガタを制作し、こちらも素晴らしい出来栄え。将来どんな作品を生み出すのか、これからの創作活動が楽しみですね。
ここ1ヶ月くらい?ガンプラ熱から何故か折り紙熱にシフトした上の子(6歳)の現在の作品。
よくわからんレベルになってた🙄 pic.twitter.com/2l0h8He4Xt
— あおな@次はBelfraw (@Aona_Maxwell) December 8, 2021
<記事化協力>
あおなさん(@Aona_Maxwell)
(山口弘剛)