子どもに大人気のキャラ弁。好きなキャラクターをハムや玉子、海苔などを刻んで作るお弁当は見た目も味も最高。作る側はちょっと大変ですが、子どもの喜ぶ顔を想像すると幸せな気持ちになれます。
そんな華やかに見えるキャラ弁作りには、実はこんな裏側が……。「キャラ弁した日の、自分の朝食」とツイートしたKさん。つぶやきに添えられた写真に衝撃を受ける人が続出しています。
写っていたのは、キャラクターの形に切り抜かれたハムや卵焼きなどが、白飯の上にトッピングされたワンプレート料理。そう、キャラ弁作りで余った食材を使用した朝食なのです。
Kさんの息子さんが通う幼稚園では月に一度だけお弁当の日があり、その日は毎回キャラ弁にしているそう。毎日は無理でも月に一度なら、とリクエストを聞いて作り、息子さんもとても楽しみにしているのだとか。
この日リクエストされたキャラクターは「伝説のポケモン」。それを聞いたKさんは少し難度が高いと感じたため、同じ伝説ポケモンの括りである「ミュウ」と人気の「ピカチュウ」を提案し、どうにか妥協してもらったとのこと。いやはやミュウやピカチュウでも十分すごいですが……!
お弁当の日の朝食は、大抵この「余り物ごはん」。子どものために作ったものの味見を兼ねて「間違いなくおいしいな」「もうちょっと味付け甘くした方がよかったかな」と反省会をしているそうです。今回のお味はというと……もちろんばっちり。甘いとしょっぱいがバランスよく、納得の味付けだったようです。
この写真にはなんと22万件もの「いいね」が付き、大きな反響となりました。返信欄には「動物の顔が切り抜かれた海苔」や「カットされた食材が散らばった状態の台所」など同じ境遇の方からの写真や同意の声が次々寄せられています。
Kさんは反響をうけて、この朝食を「夢の欠片ごはん」と呼びたいとのこと。「お弁当って作ったあとの出来上がりは写真が残っていたりしますが、この「戦いの軌跡」「舞台裏」も思い出として残しておくのも良いかもしれませんね」と心境を語ってくれました。
息子さんが帰宅した後、受け取ったお弁当箱はもちろん空っぽ。蓋には「お弁当ありがとうおいしかったよ!」と手書きの名前を添えたメッセージカードが貼られていたそう。それを見たKさん、思わず涙したそうです。きっと色々な感情がこみ上げてきたのでしょうね。
<記事化協力>
Kさん
(山口弘剛)