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絵本の中でプリキュアと共闘 5歳娘の願いに応えたオリジナル絵本

 「もしも自分が絵本の世界に入り込んだら……」5歳になる娘さんのリクエストに応えた、ママ手作りの絵本がツイッターで反響を呼んでいます。

 娘さんの大好きな「キラキラ☆プリキュアアラモード」のキャラクターたちと共に、娘さんが活躍するストーリーが展開する世界に一つだけの絵本。1ページ1ページが丁寧に描かれた絵本は、見ているだけでもなんだか心にジーンとくるものがあります。

  •  全10ページからなるオリジナル絵本を描いたのはツイッターユーザーのネムコさん(@nemu_co)。「娘ちゃんとキラキラプリキュアアラモードが出てくる絵本を描いてね。娘ちゃんは、ゆかりさんとあきらさんに会えてハートがたくさん出るの」という娘さんからのお願いが絵本制作のきっかけだったそう。

     普段からお絵描きが好きというネムコさんはこれまでにも何作か絵本を描いたことがあるそうですが、娘さんを登場させる内容は初めて。ストーリーを考え、下書きに2時間、線を描くのに1時間、色を塗るのに7時間ほどをかけて絵本を完成させました。

     お話はおやつを食べていた娘さんが、ドーナツの穴の中にプリキュアとおだんご怪人の姿を発見するところからスタートします。

    娘さんがおやつを食べているところからストーリーがスタート

     そのまま穴の中に吸い込まれてしまい、気が付くと目の前にはキラキラ☆プリキュアアラモードの6人が。

    ドーナツの穴に吸い込まれた娘さんの目の前にはプリキュアたちが

     娘さんが特に好きなキュアショコラ(あきらさん)とキュアマカロン(ゆかりさん)への「大好き」の気持ちが形になり、おだんご怪人をやっつける、という内容。丁寧に描かれたイラストも目を引く、素晴らしい出来栄えとなっています。

    大好きの気持ちで怪人を撃退し、気付くと元の世界に戻っていました

     絵本を見た娘さんは大喜び。特におだんご怪人が「大好き」のパワーで宇宙に飛ばされるところが楽しいようで、毎回大笑いしているのだとか。絵本の中で憧れの「キラキラ☆プリキュアアラモード」のキャラクターに出会えたことはこれ以上ないうれしさでしょう。

    夢のようで夢じゃなかった?

     「娘が喜んでくれて、絵本を作って良かったなぁと思います」

     「プリキュアの衣装を色ぬりしている時に、こんなにたくさんの色を使っているのに可愛くまとまっていて、改めてプリキュアはすごい作品だなと実感しました」

     絵本制作後の感想をこのように語ったネムコさん。今回の作品は娘さんとネムコさんにとって、一生の思い出になることでしょう。

     ところで、「キラキラ☆プリキュアアラモード」自体は、2017年2月から2018年1月にかけ放送されていた作品です。約5年前の作品とはいえ、娘さんにとって大好きな作品なのだとか。時が経っても色あせない魅力的なキャラクターが幅広い世代から支持を得ているプリキュアシリーズ。特に本作の、甘~いスイーツをモチーフにしたキャラクターたちがお気に入りの理由なのかもしれませんね。

    <記事化協力>
    ネムコさん(@nemu_co)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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