ドリンクを提供する企業では、環境への配慮からプラスチックストローから紙ストローへ切り替えが徐々に進んでいます。しかしながら、この紙ストロー、ちょっと口当たりに違和感があったり、紙の味が感じられたりと、未だ抵抗感のある方も多いのではないでしょうか。
また紙ストローの影響は子育てにも。紙ストローをお子さんに使わせる場合の、注意喚起を促すツイートが大きな話題になっています。
紙ストローの飲み口の部分が噛み潰され、ボロボロになった写真を投稿したのは、有限会社MCF代表取締役で、プログラマでもあるまかべひろしさん(@sinpen)。
この様子を「ホント、紙ストロー推進した人、子どもがストロー上手に使えるまで時間がかかることを知らない子育てしてないやつだと思う」と紹介しています。
当時まかべさんは息子さんと共に百貨店を訪れており、とあるお店でジュースを購入。息子さんに飲ませつつ、「お父さんにもちょうだい」と声を掛けたところ、このボロボロの紙ストローを目にしたのだそう。
いつもなら替えのおむつと共に、プラスチックやシリコンのストローを、子ども用リュックに入れて持ち歩いているそうですが、おむつ交換をした直後などは車に置きっぱなしにすることもあり、常に持ち歩いているわけではありません。
そんな状況で起きた今回の紙ストロー事件。特に5歳前後までの幼児期のお子さんは、ストローを噛むクセがある場合が多く、紙ストローを引きちぎって誤飲を引き起こしてしまう可能性もあります。
すぐにでもプラスチックストローに戻して欲しい気持ちはありますが、もちろん環境への配慮という観点も必要。であれば、レジ袋のように紙かプラかを選べるようにしたり、紙を使用しないエコ素材のストローにするなど柔軟な対応も欲しいところ。
投稿の返信欄にも「確かに幼児には、リスクですね」「子どもはデフォでストローを噛む存在」といった同意の声が数多くよせられています。
寄せられた反響に対し、「自分個人としては、お店で両方用意して選ばせてくれるとうれしいかなあ」とまかべさん。「有料だとしても子どもが飲むならプラストローが欲しい時もありますし」とストロー選択制を希望しています。
また「リプライや引用RTで見た皆さんの意見には、ストローは紙でもカップや蓋がプラなのが本末転倒というものもあり、まさにこの写真はその通りで、なんのための施策かわからん、っていうのはありますね」と本質的に課題解決につながっているのか、疑問を抱いている様子。
紙ストロー導入へのネガティブな意見は、SNSでは多数見受けられます。こうした声への対応を、ぜひ前向きに検討してほしいものですね。
ホント、紙ストロー推進した人、子どもがストロー上手に使えるまで時間がかかることを知らない子育てしてないやつだと思う。 pic.twitter.com/ZJhTnctets
— まかべひろし (@sinpen) March 13, 2022
<記事化協力>
まかべひろしさん(@sinpen)
(山口弘剛)