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「ウクライナ・キャッツ」と呼ばれる猫 日常を伝える大切さと平和への祈り

 世界中から注視されている「ウクライナ情勢」。日夜流れてくるニュースに、心を痛めている方も多いかと思います。

 平和を祈る発信も増えている中、ルカクラさんの愛猫、珊瑚ちゃんとくららちゃんが「Ukraina cats(ウクライナ・キャッツ)」と呼ばれ注目されています。

  •  「最近インスタにウクライナの国旗の絵文字をつけた海外からのコメントが増えた。”Ukraina cats”とのこと。言われるまで気付かなかった。1日も早く安心して暮らせる日常が戻りますように」

     この日、珊瑚ちゃんとくららちゃんのツーショット写真とともに、上記のつぶやきをTwitterへ投稿したルカクラさん。このとき投稿された写真は、先にInstagramへと投稿されており、その反響を伝えるものでした。

     2匹はある身体的特徴を有しています。それは「目」。実は珊瑚ちゃんとくららちゃんは、いずれも左右の目の色が異なる「オッドアイ」。しかも色が、ウクライナの国旗と同じく「青」と「黄」なんです。

     体毛はいずれも白ながら、目の色の配置は「左:黄、右:青」の珊瑚ちゃんに、「左:青、右:黄」のくららちゃんという左右非対称。

    ■ 葛藤が続く中の投稿

     Instagramへの投稿は当初意図したものではありませんでした。ところが投稿したタイミングが2月28日と、ウクライナ侵攻がはじまってわずか4日後だったということもあり、ウクライナカラーをもつ2匹の猫たちに注目が集まったようです。

     2月28日の投稿以降、2匹が写る他の投稿にも、ウクライナの国旗の絵文字やハートマークがついたコメントがよせられるようになりました。それを見るたび、ルカクラさんは自身の境遇と照らし合わせてある感情を抱くことに。

     「『罪悪感』に近いものでした。ウクライナの皆さんが辛い思いをしている時に、普段と変わりない生活を送っているのが重なったんです。また、私は『医療従事者』の資格を有しているのですが、療養中のため、このコロナ禍においても何も出来ていません。申し訳ない気持ちと共に、胸が痛くなっていました」

     そんな中で、ある時心境の変化が起こったそうです。それもまた、ウクライナを連想するコメントが届いたのがきっかけ。

     「『UkraineCats』と教えて下さるコメントを見て、皆さん心を痛めつつも、心を一つにしてエールを送っている。『発信すること』も、大切なのではと思うようになったんです」

     ルカクラさんによると、日々Instagramで披露する愛猫たちの姿には、「癒やされますね」というコメントが数多く寄せられるそう。その反応を見て、現在は「平和な日常」を発信することをためらわなくなりました。

     「見ている方の心の慰めになるような写真を投稿できれば」という思いは、今回のTwitterの投稿でも同様。それは2万近いいいねとともに、多くのユーザーが癒やされる結果に繋がっています。

    ■ 「平和の使者」は同居猫

     まさに瓜二つな珊瑚ちゃんとくららちゃんですが、実の姉妹ではありません。どちらも元保護猫という共通点はありますが、保護された背景も含めて正反対なんだとか。

     「珊瑚は保護される以前の環境が悪く、今も人慣れしない子です。猫も好きではありませんね。我が家にやってきた当初は、『殺し屋』みたいな表情をしていました。現在は、怖がりな性格は変わっていませんが、ブラッシング大好きな甘えん坊になりました」

     「逆にくららは、『保護されていなかったら、この子はどうなっていたのだろう』と感じるほど、危機感がない子です。性格は天真爛漫でおてんばです。よく『美猫』と言っていただくのですが、実際は何とも言えない味わい深い顔です(笑)」

     あまりにも真逆なため、時に2匹は揉めることもあるそうです。そんなときに「仲介役」となるのが、もう1匹の同居猫であるルカくん。

    瓜二つの2匹は時に衝突することも。そんなとき、ルカくんが仲裁役に入ります。

     世話好きの性格もあって、2匹が一触即発の空気になれば、すぐさま仲裁に入り、良好な関係性を維持してくれているそう。どうやら猫の世界にも、「平和の使者」は存在する模様です。

    <記事化協力>
    ルカクラさん(Twitter/Instagram:@sangoruka_cats)

    (向山純平)

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