味噌汁と定番の具材をイメージしたブレスレットが、ツイッターで話題になっています。決して具の形をしたパーツを使っているわけでもないのに、お碗と並ぶとなぜか味噌汁にしか見えないという、何とも不思議なブレスレットです。

 「お味噌汁の概念ブレスレット」を制作したのは、フィギュア制作やイラストなど、多方面で活躍しているクリエイターの牛人さん。

 先日、手芸店を訪れた際、ワカメのような濃いグリーンのビーズを見つけたことが制作するきっかけだったそうです。味噌汁を概念で表現する、というインスピレーションが湧いてきたと言います。

 その他の白いパーツは豆腐、薄緑のパーツは小ねぎ、丸いパーツは味噌をイメージ。ただし、形は実際の具材のものとは異なります。小ネギやワカメなどは、円だったり楕円だったりとバラバラですが、それこそが牛人さんがこだわったポイント。あえて本物とは違う形のものを選んだそうです。

 ひとつひとつは味噌汁や具材と結びつかないものの、組み合わせてみるとそれはまさに味噌汁。実物に忠実なパーツを用いて、ストレートに再現するよりも、概念として表現するほうが、作品としての面白みがより一層増していると言えそうです。

 そんな牛人さんの狙いは、どうやら多くの人に伝わったようです。投稿には10万件を超える「いいね」が付き、「この絶妙な色合いがミソ」「おわんの横にあると味噌汁にしか見えないのに、離れると突然オシャレ」と、そのアイデアに感心する声が多く寄せられています。

<記事化協力>
牛人さん(@ushihito)

(山口弘剛)