自分の胃カメラの写真をTシャツにプリントし、オンラインショップなどで販売しているTwitterユーザーのヨシサキネコム16gさん。
今回は肺炎になったことを記念して、肺の画像のTシャツを作成。投稿を見た人たちから「めっちゃセンス良くて尊敬」「欲しい!!つくりたい!!」などのコメントが寄せられ、絶賛されています。
ヨシサキネコム16gさんが今回のようなTシャツを作り始めたのは10年ほど前から。今はTシャツ1枚から注文できるなどサービスが充実しているものの、当時は無かったそう。そのため家のプリンターでアイロン転写シートにプリントして作っていたといいます。
■ 医師も協力的
今回、肺炎になって肺に大きな空洞ができたので、記念にTシャツにして病院に着て行ったのだとか。すると医師に笑いながら「笑いごとじゃない」と叱られたといいます。しかし、診察後に「こっちの画像にしなさい」と綺麗だった頃の肺の画像をもらったそう。怒りながらも少し協力的な医師もユーモアがあって素敵です。
投稿された写真をよく見てみると、肺の画像の上に「Iki ga kurushii」という文字が。Tシャツのデザインにもセンスがあふれています。
■ きっかけは「自分の内臓はなかなか見る機会が無いから」
ヨシサキネコム16gさんに話をうかがうと、今回のようなTシャツを作るようになったきっかけは「自分の内臓はなかなか見る機会が無いから」と一言。たしかに、その通りではありますが……。さらに使用しているのは自分の体なのでコンプライアンスなどを気にせず作れるのが良いそう。ここ3年の間に白血病を2回再発し、骨髄移植などをして半年ほど入院。現在、通院しているので画像をもらいやすいのだとか。
「病症がよく見えるように加工は最小限にした」とヨシサキネコム16gさん。こだわりがつまったTシャツは、SUZURIというサイト内に開設している「キョムノ(Nekomu14)」というオンラインショップで購入可能です。
■ 今後は作曲や心臓掛け軸なども
ちなみに病院の医師などはヨシサキネコム16gさんのTシャツについて怒ったりはしてなく、呆れているそう。まわりの人たちも「また変なことしているな」と自由にやらせてくれているといいます。
今後も体調不良ネタとして「擦れるだけ擦りたい」と意欲を燃やすヨシサキネコム16gさん。MRIと心電図の音も録音してあるので、Tシャツだけでなく曲も作っていきたいと語ります。さらに本業は日本画なので、心臓掛け軸なども作っていきたいとも。アイデアがあふれているようですね。
病気というマイナスになりがちな要素を、自分の発想でプラスに変えているヨシサキネコム16gを心から尊敬します。
この間から肺炎で肺にクソデカ空洞が出来たので記念にTシャツにして検診に着て行ったら医者に笑いながら笑い事じゃねぇーって叱られた
そりゃそうだ診察の後「こっちの画像にしなさい」て綺麗な頃の肺の画像もらった
ピース pic.twitter.com/aQj7iKo0Ki— ヨシサキネコム16g (@nagasakiinu) May 18, 2023
※初出時、画像はMRIとしておりましたが誤りでした。タイトル、本文からその箇所削除いたしました。(更新:5月23日12時53分)
<記事化協力>
ヨシサキネコム16gさん(@nagasakiinu)
(佐藤圭亮)