おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

レシートがレジャーシートに変身 見た目もユニークな「レジャーレシート」

 SNSを眺めていると、時折「どうやったらこんなの思い付くんだ?」とびっくりするようなアイデア作品に巡り合うことがありますが、クリエイターの「いま いません」さんがツイッターで公開した作品もその一つ。

 それはピクニックやお花見で使用する「レジャーシート」を文字った、その名も「レジャーレシート」。まるで本物のレシートをそのまま大きくしたようなデザインのレジャーシートは、まさに思い付きそうで思いつかなかったユニークな発想です。

  •  普段は会社員として働きながら創作活動を行い、ツイッターで作品を発表している「いま いません」さん。今作は元々2020年7月に、原案となる作品を公開していました。

    原案となったレジャーレシート

     ご存じの通り、当時はコロナ禍による外出自粛の真っ最中。普段はあまり屋外でのアクティビティに興味がなかったそうですが、外出を禁じられると一気にその欲が高まり、「コロナ禍が明けたらお花見をしよう」と考えたことが、制作のきっかけでした。

     レジャーシートをたたむ瞬間は、イコール楽しい時間が終わってしまう寂しい瞬間。充実したひと時を過ごした証明が最後に残ることで、前向きな気持ちで帰路につくことが出来るかも……と考え、レシートをモチーフにするアイデアを閃いたそうです。

     それから3年の時を経て、その思いはついに具現化されることに。白いレジャーシートを加工し、文字をプリントするという工程ながら、よく見るとプリントされている文字は「オールシーズン対応」を強く推していたり、「消費税」でなく「笑費税」と表記する等、そこにはさまざまな遊びゴコロが詰め込まれています。

     また、カタカナやアルファベットを敢えて混同させ、我々がいつもよく目にするレシートの見た目に近付けた点もポイントのひとつ。全てアルファベット表記にすればカッコよさはあるのですが、たしかにこちらの方が親しみやすさを感じますよね。実際に使用すれば、注目の目を集めることは間違いなしでしょう。

     なお、本作は今のところ一般販売の予定はありませんが、9月16日から10月1日の間、「こども未来館 ここにこ」(愛知県豊橋市)にて、撮影可能なフォトスポットとして展示される予定とのことです。

    <記事化協力>
    いま いませんさん(@404hzl

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • 「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ
    インターネット, おもしろ

    「クリームソーダみたいなオムライス」が爆誕 インパクト抜群の喫茶店風アレンジ

  • アップルペンシルの「お墓」誕生 16本の墓標が示す「努力の可視化」
    インターネット, びっくり・驚き

    アップルペンシルの「お墓」誕生 ペン先16本の墓標が示す「努力の可視化」

  • 国立市で「日本一周」!?ランニングルートで描かれた壮大なGPSアート
    インターネット, おもしろ

    国立市で「日本一周」!?ランニングルートで描かれた壮大なGPSアート

  • スマホも「おやすみなさい」 高校生作「ベッド型ワイヤレス充電器」がかわいすぎる
    インターネット, おもしろ

    スマホも「おやすみなさい」 高校生作「ベッド型ワイヤレス充電器」がかわいすぎる

  • 悪霊退散!「ぬ~べ~」の鬼の手をダンボールで制作 可動式の驚きファンアート
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    悪霊退散!「ぬ~べ~」の鬼の手をダンボールで制作 可動式の驚きファンアート

  • 懐かしの「10円ゲーム」を自作!音からギミックから本物そっくりのクオリティ
    インターネット, おもしろ

    懐かしの「10円ゲーム」を自作!音からギミックから本物そっくりのクオリティ

  • 「行けたら行く」の思考を完全再現!?次々と脱落していくビー玉に共感しかない
    インターネット, おもしろ

    「行けたら行く」の思考を完全再現!?次々と脱落していくビー玉に共感しかない

  • 家中に出没する「謎の生き物」……10歳息子の力作に仰天
    インターネット, おもしろ

    家中に出没する「謎の生き物」……10歳息子の力作に仰天

  • 「Switch 2」の抽選に外れた……悲しみに暮れた息子が選んだのは“自作”の道だった
    インターネット, おもしろ

    「Switch 2」の抽選に外れた……悲しみに暮れた息子が選んだのは“自作”の道…

  • 100均グッズの間違った使い方?何の変哲もないスポンジがチェインメイルに!
    インターネット, おもしろ

    100均グッズの間違った使い方?何の変哲もないスポンジがチェインメイルに!

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • パワーアップした「セブン‐イレブン 福袋 2026」 予約受付が11月18日開始
    商品・物販, 経済

    パワーアップした「セブン‐イレブン 福袋 2026」 予約受付が11月18日開始…

  • ミニ四駆「レーサーズボックス」がトミカサイズに あの日のワクワクがよみがえる
    商品・物販, 経済

    ミニ四駆「レーサーズボックス」がトミカサイズに あの日のワクワクがよみがえる

  • あなたならどうする?3歳とのババ抜きで丸見えのジョーカーに母、葛藤
    インターネット, おもしろ

    あなたならどうする?3歳とのババ抜きで丸見えのジョーカーに母、葛藤

  • エレコム、モバイルバッテリーの「PSEマーク」確認を呼びかけ 特にネット購入時は注意
    インターネット, 社会・物議

    エレコム、モバイルバッテリーの「PSEマーク」確認を呼びかけ 特にネット購入時は…

  • 「食べられる鉱物」誕生 透明感までも再現した甘くて美しいアメシスト
    インターネット, びっくり・驚き

    「食べられる鉱物」誕生 透明感までも再現した甘くて美しいアメシスト

  • 「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か
    インターネット, 社会・物議

    「カクヨム」短期間の大量投稿に注意喚起 背景にAI生成作品の急増か

  • トピックス

    1. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…
    2. 「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      2025年11月12日午前7時に配信された「State of Play 日本」にて、「ドラゴンクエス…
    3. アカウント1の投稿

      【前編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ある日の調査作業の過程で、SNS「X」上において、急成長中の越境EC大手「Temu」のサポート担当を…

    編集部おすすめ

    1. 床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      頭をぐりぐり動かしながら、床の上を滑っていく1匹のワンちゃん。飼い主さんが「モップ機能つき生ルンバ」と呼ぶビションフリーゼ・せとくんの動画が…
    2. 工場労働者2138人、1万時間の作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場労働者2138人、1万時間の手作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場向け自動化ロボットの研究開発を行うテクノロジー企業、Build AIが、工場労働者2138人による合計1万時間の作業映像をオープンソース…
    3. お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      「解体しながら飲む」が合言葉。童話でお馴染みの「お菓子の家」を、そのまま大人向けに置き換えたような、その名も「つまみの家」がXに登場しました…
    4. 作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業中に「猫」と「たき火」の癒やしを感じながら集中できる……そんな新感覚のゲーム「たき火と猫」のSteamストアページが公開されました。本作…
    5. アカウント1の投稿

      【後編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ※この記事は前編からの続きです。前編では、Temuを名乗る複数のアカウントを調査する中で見えてきた構図をお伝えしました。ここからは、Temu…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト