ダンボールを用いたからくり作品「ビー玉コースター」を制作、公開している「ビー玉フレンド」さんがツイッターで新作を発表し、大きな注目を集めています。

 モチーフとなっているのは「機動戦士ガンダム」に登場するシャア専用ザク、通称「シャアザク」。機体内部を100~120個のビー玉が一斉に転がるというコースター構造はもちろんのこと、丁寧に再現された外見にも目を見張るものがあります。ちなみに大きさは177cm。ええい、バケモノか……!

 宮城県仙台市を拠点とし、YouTubeへの動画投稿をメインに活動しているビー玉フレンドさん。人を楽しませるのが好きで、自分の長所を活かせる仕事を考えたところ、行きついたのが現在の「ビー玉作家」。2017年に独立し、専業作家となりました。

ビー玉フレンドさんが作ったコースター

ビー玉フレンドさんの作ったコースター

 ビー玉フレンドさんが手掛ける作品は「コースター」の名の通り、複雑に絡みあうレーン上を、多数のビー玉が一斉に転がる大迫力の光景が見どころ。その新作のモチーフにシャアザクを選んだのは、イベントの参加時にダンボール製のガンダムコスプレを見たことがきっかけです。

制作中の様子

 モビルスーツならではの複雑なディテールをビー玉コースターに出来たら面白そう、とクリエイター魂に火が付き、自身も大好きな「シャア専用ザク」をモチーフに制作を開始。およそ2か月半の制作期間を経て、完成に至りました。

 特にこだわったと語るポイントは、「元々高い完成度を誇るデザインの再現と、ビー玉コースターとしての面白さの両立」。

 なるべく見づらい部分を少なくするために骨格をシンプルにしたり、空間があってもシャアザクの形として認識できるようなコース取りをしたりなど、さまざまな工夫が詰まっています。その完成度には、ビー玉フレンドさん自身も「おそらく今まで誰も見たことが無いようなビー玉コースターだと思うので、より多くの人に見て楽しんでもらいたいです」と、納得の様子。

 シャアザクの体内を、ビー玉が一体どのように転がるのか。ぜひ見てみたいところではありますが、動画は近日中にビー玉フレンドさんのYouTube「B-dama Friend」にて公開予定とのことでした。期待して待ちましょう。

<記事化協力>
ビー玉フレンドさん(@BdamaFriend

(山口弘剛)