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「ガンダムSEED」劇場版公開が2024年1月に決定! 西川貴教も「止まっていた時が動き出した」

 7月2日、ついに最終回を迎えた「機動戦士ガンダム 水星の魔女 season2」。その放送直後、「機動戦士ガンダムSEED」の劇場版作品が2024年1月26日に公開されることが発表されました。突然の新情報公開に、ネットでは驚きと歓喜の声が上がっています。

  • ■ 実は2006年に発表されていた「SEED劇場版」

     「機動戦士ガンダムSEED」は、2002年から2003年にかけて放映されたアニメ作品。21世紀初のTVアニメとしてのガンダムにあたり、初代の「機動戦士ガンダム」をオマージュしたと思われるシーンもあることから、新旧のファンを獲得することに成功。今もなお幅広い世代から支持を得ている作品として知られています。

     そんな同作の劇場版の話は、実は続編にあたる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の放送終了から少し経った2006年に発表されていました。しかし様々な理由から制作が進まず、以来続報もなしという状況が続き、ファンの間では半ば諦められていた状態でしたが、2021年5月「GUNDAM SEED PROJECT ignited」という新プロジェクトが発表され、その中で劇場版の制作を改めて明言。それから2年後の2023年7月、ついに劇場公開日が決定した、という流れとなっています。

    ■ PVを元にネットでは内容の予想が白熱 主題歌はやっぱりあの人?

     発表された劇場版のタイトルは「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」。PVには同作の主人公「キラ・ヤマト」とヒロインの「ラクス・クライン」が登場し、この2人を中心にストーリーが展開されることが予測されます。

     その他、水中で手を伸ばすシーンや、一輪の花が風で散ってしまうシーン、原作において謎のままだった「エヴィデンス01」も描かれるなど、まだまだ不明な点が多い内容に、ネット上では早速ファンらによる予想合戦が白熱。公式からは、「SEED DESTINY」から2年後の世界であることが発表されていますが、「アスラン」や「カガリ」、「シン」といった主要キャラクターたちも登場するのか、今後の続報が期待が集まっています。

    機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式ツイッターのスクリーンショット

     また、原作では見どころのひとつであった「主題歌」においても、誰が務めるのか気になるところ。

     「SEED」「SEED DESTINY」の両作で主題歌を担当したことのある「T.M.Revolution」の「西川貴教」さんを待望する声や、「SEED」で華々しく歌手デビューを飾った「玉置成実」さん、さらには「暁の車」を歌った「FictionJunction YUUKA」こと「南里侑香」さんにも期待の声が寄せられています。

     そんなファンの声に応えるかのように、西川貴教さんは自身のツイッターを更新。「止まっていた時が動き出した。2024年1月26日劇場公開。これは我々の『業』です。とくとお納め下さい」というつぶやきから、同氏の再登板が予測されますが……もちろん声優や挿入歌の担当である可能性も。いずれにせと、何らかの関わりがあることは確かでしょう。

    ■ 特別総集編「スペシャルエディション」の劇場連続上映も

     「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」は7月7日より、特典付前売券「つながるムビチケカード第1弾」を上映劇場と通販サイトにて発売します。

     また、2024年1月の公開に先駆け、「SEED」「SEED DESTINY」の本編を全7作で再構成した特別総集編「スペシャルエディション」の、劇場連続上映も決定。8月25日より全国各地で公開が予定されています。

     「水星の魔女」の放映が終わったばかりですが、次は放送20周年を迎えた「SEED」から、しばらく目が離せなくなりそうです。

    <参考>
    機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式Twitter(@SEED_HDRP
    西川貴教さん公式Twitter(@TMR15
    YouTube「ガンダムチャンネル」
    機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイト
    ※掲載画像は機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式Twitterアカウント、YouTube「ガンダムチャンネル」画面のスクリーンショットです。

    (山口弘剛)

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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