子どもにご飯を食べさせるのは、案外ハードルが高いもの。遊び食べをしたり、お話に夢中になったり、じっと座っていられなかったり……。悩んでいるパパやママも多いのではないでしょうか?

 そんな時、「たくさん食べると背が伸びるよ!」など、伝わりやすく声かけすることもありますよね。

 Twitterユーザーの泉秀生(子どもの生活習慣研究者)さん(以下、泉秀生さん)もその1人。家での食事中、保育園で流行っている「マッチョ」という言葉を使ったところ、息子さんはご飯をたくさん食べたとのこと。しかし、この声かけが思わぬ事態を招いたようです。

■「マッチョになってる!」の声かけは大成功

 息子さんは、保育園に通う元気で無邪気な男の子。食事の時には席に座らせるのも一苦労で、座ってからもおしゃべりが弾み、なかなか食事が進まないのだとか。

 そこで、泉秀生さんは機転をきかせ、ご飯を口に運ぶたびに息子さんの腕を触りながら「お!マッチョになってる!」、「硬い!」と言ってみたところ、作戦は大成功。息子さんはご飯をモリモリ食べることができたそうです。

■給食の時間に自分の腕を触るように

 ある日の朝、保育園の先生に「給食を一口食べる度に自分の腕を触るのですが何か知ってます?」と聞かれた泉秀生さん。

 「給食中にそんなことを……」と嬉しく面白く感じると同時に、保育士さんに変に思われるのではないかと不安を覚え説明を躊躇したそうです。

 結局、事の顛末を伝えたところ、保育士さんは笑って、「給食中に自分の腕を触るだけでなく、たまに首をかしげている」と教えてくれたとのこと。「あれ?マッチョになってない?」と考えていたのでしょうか……。

■「可愛くなる」や「大きくなる」も効果的

 この投稿には「素敵」、「うちも真似しよ」など、声かけを参考にしたいというコメントがよせられています。また、「マッチョになる」の他に、「可愛くなる」、「大きくなる」、「髪の毛が伸びる」と声かけをすることでたくさん食べてくれるといった意見も。

 他のパパやママも同じように声かけを工夫しながら子育てを楽しんでいるようです。

<記事化協力>
泉秀生(子どもの生活習慣研究者)さん(@shu_izumi1983

(一柳ひとみ)