マクドナルドが「カフェラテ」と「キャラメルラテ」を約3年ぶりに「大リニューアル」。1月24日より全国のマクドナルド店舗で提供が開始されます。

 発売に先立ち、1月15日にリニューアルイベントが開催。マックカフェのアンバサダーで、商品の新テレビCMにも出演している広瀬すずさんが登壇し、試飲などをおこないました。

 2023年から「本気カフェ宣言」を掲げ、カフェ体験をもっと身近に感じてもらえるよう様々な施策をおこなっているマクドナルド。2023年1月には「プレミアムローストコーヒー」をリニューアル、7月にはフラッペやスムージー、マカロンを全国展開しています。

 2024年の「本気カフェ宣言」第1弾としておこなわれたのが「カフェラテ」(Sサイズが税込210円~/Mサイズが税込280円~)と「キャラメルラテ」(Sサイズが税込270円~/Mサイズが税込340円~)のリニューアル。1月24日より放送される新テレビCMでは、広瀬さんが「モ~たまらん」と生まれ変わったおいしさを伝えています。

「カフェラテ」と「キャラメルラテ」

■ CMで「モ~たまらん」とつぶやく広瀬さんに注目

 リニューアルイベントでは、最初に日本マクドナルド株式会社マーケティング本部ナショナルマーケティング部部長の亀井理華さんが登壇。外食市場における「コーヒー類・ラテ類の利用杯数」のデータを紹介し、ラテ類は全体の約4分の1を占めている現状を伝えます。

日本マクドナルド株式会社マーケティング本部ナショナルマーケティング部部長の亀井理華さん

 さらにラテ類のシェアは過去3年伸び続けており、マクドナルドもラテ類については重要なカテゴリーだと認識しているとのこと。亀井さんは「2024年も引き続きマクドナルドのカフェメニューのおいしさに気づいていただき、より一層お客様のお気に入りとなりますように力を入れていきたい」と語ります。

ラテ類は全体の約4分の1を占めている

 ここで新テレビCM「カフェラテ リニューアル『冬のモ~たまらん』篇」も紹介。アニメ「アルプスの少女ハイジ」の名曲「おしえて」の替え歌をバックに、広瀬さんがラテ好きの人たちに向けて「おめでとうございます」とお祝い。カフェラテを飲み、牛乳の自然な甘みの味わいに「モ~たまらん」と幸せそうにつぶやく姿に注目です。

新テレビCM「カフェラテ リニューアル『冬のモ~たまらん』篇」

 続いて日本マクドナルド株式会社マーケティング本部メニューマネジメント部統括マネージャーの上田寛子さんと、官能評価士でありUCC上島珈琲株式会社R&D本部研究開発部の垣内美紗子さんが登壇。「カフェラテ」と「キャラメルラテ」の詳細やポイントなどが説明されました。

日本マクドナルド株式会社マーケティング本部メニューマネジメント部統括マネージャーの上田寛子さんと、官能評価士でありUCC上島珈琲株式会社R&D本部研究開発部の垣内美紗子さん

 牛乳との相性に注目し、今までのカフェラテよりもミルクのおいしさが感じられる味わいを目指したという今回の商品。こだわった部分は大きく分けて3つ。

 1つ目は「牛乳」。発売から変わらず、生乳100%にこだわって自然な甘みが感じられる牛乳が使用されています。やさしい甘みがありながら、飽きのこないナチュラルな後味がある点が牛乳を使用する最大のポイント。

■ 100パターン以上のレシピを試作

 2つ目は今回の最大のリニューアルポイントである「豆」です。牛乳との相性が良い焙煎豆の配合にこだわり、牛乳が本来持っている素材の味を贅沢に感じられるような相性の良いエスプレッソ豆を開発。

今回の最大のリニューアルポイントである「豆」

 厳選した数種類の産地の豆をそれぞれの焙煎度合いを微調整しながらブレンド。その結果、牛乳の自然な甘みを引き出す、バランスの良いカフェラテが完成したそうです。エスプレッソのコクをしっかりと感じられるほろ苦さがありつつ、牛乳の甘みもしっかりと感じられる絶妙なバランスとなっています。

 「エスプレッソ豆はミルクとの相性が重要になってくるので、エスプレッソだけで味覚を確認後、ミルクと合わせた完成品で試飲するという作業を何度もおこなった」と語る垣内さん。開発する中で、エスプレッソについては焙煎の程度やエスプレッソ豆のブレンドを変更することでコントロールできるものの、ミルクと合わせることで想定と異なった味覚になることが何度もあったと振り返ります。

100パターン以上のレシピを試作

 完成したブレンドをブラックで飲むとコーヒー豆本来の華やかな味わいが感じられるのに、ミルクと合わせるとミルクのコクに負けて物足りなくなったり、逆にエスプレッソの存在感がミルクのコクの甘みを邪魔してカフェラテのバランスが崩れてしまったり……。

 そのたびに、エスプレッソ豆の焙煎度やブレンドの配合レシピを微調整。この開発にあたり、全部で100パターン以上のレシピを試作したといいます。

 最後のこだわりは「マシン」。クリーミーな泡を楽しんでもらうためにカフェラテ専用のマシンを使用しています。贅沢なカフェラテタイムを提供するため、全国店舗のカフェラテの品質をあらためて調査。統一した品質のカフェラテを製造できるようにマシンの設定の調整をおこなったそうです。

最後のこだわりは「マシン」

 今回の商品について垣内さんは、「牛乳の甘みをしっかり感じながら、エスプレッソのコクも感じられ、多くのお客様にお楽しみいただけるものになっている」とカフェラテの出来映えに自信をのぞかせます。上田さんも「マクドナルドのフードとも非常に相性が良いので、ぜひみなさまにもお楽しみいただきたい」と語っています。

■ 広瀬すずさん登場!衣装のリニューアルに挑戦

 商品についての説明が終わると、ついにゲストの広瀬さんが登場。専用の豆にこだわっているカフェラテにちなみ、ブラウンのエスプレッソ色の衣装でステージへ。「意識してみました」と笑顔をみせます。さらに今回はリニューアルした商品にあわせて、一瞬で衣装もリニューアルするとのこと。

ブラウンのエスプレッソ色の衣装でステージへ

 広瀬さんも「今日、一番の仕事です」と緊張している様子。司会から「それでは大リニューアルする瞬間をご覧いただきましょう!」という掛け声とともにBGMが流れると、ブラウンの衣装がはぎとられて中からミルク色の衣装が。見事に衣装をリニューアルでき、緊張がとけてホッとしているようでした。

ブラウンの衣装がはぎとられて中からミルク色の衣装が

 今回のCM撮影について、「リズムに合わせるのが難しくて、笑っちゃうほど苦戦した」と振り返る広瀬さん。CMの影響で何か話すだけでも勝手にまゆ毛が動いたりするようになり、監督に注意されることもあったそうです。

CM撮影について、「リズムに合わせるのが難しくて、笑っちゃうほど苦戦した」と振り返る広瀬さん

 実際にステージ上でカフェラテを試飲すると、「永遠に飲めます」と絶賛。牛乳の甘さやバランス感が自分の好みに凄く合っているそうです。キャラメルラテについては「甘くてほろ苦い感じがたまらん」とCMのセリフを使用して味わいを表現。この味を早く共有したいと発売を楽しみにしているようでした。

ステージ上でカフェラテを試飲

キャラメルラテについては「甘くてほろ苦い感じがたまらん」とCMのセリフを使用して味わいを表現

■ 2024年はショートカットにしたい!

 続いて商品にちなんで「広瀬すずが今年『大リニューアル』したいこと」を発表。それは「ショートカットにしたい」でした。年齢を重ねてきてからのショートに憧れがあるそうです。髪の長い自分に飽きてきたので2024年こそ、気分を変えてショートにできたらと思っているのだとか。

2024年はショートカットにしたい!

 イベントの最後、広瀬さんは「ぜひお友達やご家族と至福な時を過ごしてほしいと思います。ぜひ楽しんでください!」と呼び掛けていました。

「ぜひお友達やご家族と至福な時を過ごしてほしいと思います。ぜひ楽しんでください!」と呼び掛けていました

 ちなみにイベント終了後におこなわれた記者たちとの質疑応答で、CMのセリフにかけて「モ~たまらん」と思っていることについて聞かれると、ペットカメラと回答。外出中に一緒に暮らしている猫の様子を見られるようにしたところ、呼ぶと走ってくる猫の姿が可愛くて「モ~たまらん」となっていたとのことです。

取材協力:日本マクドナルド株式会社

(取材・撮影:佐藤圭亮)