おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

有名猫アカウントの写真が無断転載被害に→追ってみたら典型的なロマンス詐欺だった件の一部始終を公開

 SNS上に蔓延る「無断転載アカウント」。他人の写真を勝手に使用し、フォロワーを集めたり、インプレッション収益を得ること等を目的としていますが、先日その被害を訴えていたのは、3万5千ものフォロワー数を誇る有名猫アカウント「猫整体 キュベレイ」さん。

 どうやら愛猫「小豆」ちゃん、「シャア」くんの写真を無断で使われているだけでなく、あろうことか金銭をだまし取ろうとする詐欺を働かれているとのこと。今回はこの無断転載詐欺の手口を暴いていきたいと思います。

  • ■ 先に結論から

     まず、今回の調査にかかった期間は1月18日から2月10日まで。長くなるので先に結論を言うと、いわゆる「国際ロマンス詐欺」の類で、最終的に金銭要求を行うものでした。

     「国際ロマンス詐欺」とは、長期に亘るやり取りで信用を得た上で、突然大きな仕事が入った、病気になったなど、身辺状況が変わる何かが発生したことを切り出し、「金銭を一時的に立て替えてほしい」などといってお金をだまし取る手口です。

     今回の無断転載アカウントも、他人が飼っている猫の写真で興味を持たせ、その飼い主である「紛争地域に派遣された女性医師」と親しくなり、最終的には紛争地域から離れるための契約解除の代理人を頼まれ、金銭を立て替えてほしいと依頼される……というストーリーが用意されていました。

     約3週間強に渡るやり取りの一部始終を以下に記していきますが、全て潜入用として使用しているアカウントで接触を行っています。この手の詐欺はかなり悪質で、後に脅迫してくる場合もあります。安易に真似をしないようにだけご注意ください。

    ■ ロマンス詐欺の序章 投稿やリポストで無害なアカウントを演じる

     今回の対象となるのはユーザー名「catlife」を名乗るXのアカウント。

    該当アカウントのスクリーンショット

     アイコンやヘッダーには、過去にキュベレイさんが投稿した小豆ちゃん、シャアくんの写真がそのまま使われており、猫の名前は「バギー」に変えられています。

    猫整体 キュベレイさんの投稿

     アカウント自体は2023年6月に作られており、まだ1年未満と若め。そこで周囲を信用させるためか、小豆ちゃん、シャアくんの写真を無断で使った投稿を行いつつ、他の猫アカウントの投稿をリポストするなど、無害なアカウントを演じているもよう。フォロワー数は650名ほどとなっています。

    ■ ロマンス詐欺の第一章 自身の置かれている悲しい境遇でさりげなく同情を誘う

     1月18日、接触を図るべく、潜入用アカウントからフォローを行ってみると、すぐにフォローを返され、DMが送られてきました。お互いに軽い挨拶を行うと、相手が自己紹介を始めます。

    「catlife」とのやり取り

     なんでも「モントリオール出身のカナダ人」で、「医療活動のためガザ地区の配置されています」とのこと。今現在も攻撃を受けている紛争地域のはずですが……のんきにDMを送っている場合なのでしょうか。

    「catlife」とのやり取り

     聞くところによると、名前は「フローレンス」と言い、性別は女性。「退職したら日本に行って、医療分野で起業する」ことを夢見ているのだそう。これがもしも真実であれば、大層立派な目標です。

    「catlife」とのやり取り

     日をまたいで、さらに会話を進めていくうちにフローレンスのプロフィールが解像度を増していきます。過去に戦争で夫を亡くしており、両親もおらず、家族は娘がひとり。カナダの寄宿学校に通っており、今は離れて暮らしているのだそう。

     正直この辺りで、ロマンス詐欺の類である気がしてきましたが、はっきりするまではやり取りを続けることに。すると、1月20日に相手から「LINEでやり取りをしませんか?」という提案がありました。

     LINEに誘導するのも典型的なネット詐欺の手口ではありますが、もう少し探りを入れたいためこれを快諾。以降、社内で「特級呪物」と呼ばれている「潜入用LINEアカウント(フレンド全員が過去に潜入したときに繋がったネット詐欺師)」にてやり取りを行うことにしました。

    ■ ロマンス詐欺の第二章 日常的なやり取りの中で時折悩みを打ち明ける

     コミュニケーションの場をLINEに移行したのが1月21日。軽い挨拶ののち、なぜかいきなり「ここはフィレンツェです」と、所在地を誤って伝える凡ミスを犯していましたが、敢えてこれはスルー。ここで架空の猫、バギーについて質問してみることにしました。

    「catlife」とのやり取り

     会話によると「現在はバギーとも離れて暮らしており、カナダの猫保護施設で大切に育てられている」とのこと。「それ、人様の家の猫ちゃんですよね?」とツッコミを入れたい気持ちを押さえつつ、更に調査を続けていきます。

     それからはしばらく、日常的なやり取りが行われました。その日食べたものや、お互いの家族のこと、ペットのこと、仕事のことなどなど、ごく自然な会話でしたが、時折フローレンスが口にしていたのは、やはり自身が置かれている環境に対しての悩み。

     街で爆発があったり、基地が攻撃を受けたりして、命の危険を感じながら日々を送っており、出来ることなら戦地を離れて生活したいと考えているが、契約が残っているためそうもいかない……といった感じで、ここでもさりげなく同情を誘ってきます。ナルホドーソレハカワイソーデスネー。

    ■ ロマンス詐欺の第三章 何やら話が大きくなってくる

     そんな調子でやり取りを続けていると、1月26日に動きがあります。なんでも「上級スタッフを含むすべての医師が出席する会議」があり、フローレンスもそれに参加するとのこと。こうした会議は前例がなく、自身もどんな内容なのかわからないそうです。

     翌日、さっそく会議内容を知らせようとしてきます。どうやらガザ地区での活動が認められ、政府から約320万カナダドルを受け取ることになったそう。日本円にしておよそ3億5千万円という大金ですから、良いニュースではあるのですが……普通それを最近知り合ったばかりの他人に教える?

    「catlife」とのやり取り

     ともあれ、日本での起業には十分な資金を得たようですが、なにぶん契約が残っているため、ガザを離れられないフローレンス。契約を解除するためには、家族もしくは友人が「本社」へ申請する必要があるのだとか。そろそろ何かしら要求されそうな予感がしてきました。

     ……と、思っていましたが、そこからまたしばらく日常的なやり取りが続きます。「いい加減本題に入ってくれ……」とやきもきしていると、1月29日に突然「お互いの写真を交換しよう」との申し出があります。

     こちらの写真を見せることはさすがに断りましたが、それでも相手は一方的に送ってきました。2枚の写真に写っているのは、外国籍と思われる美人女医の写真。

    「catlife」とのやり取り

     「どうせこれもネットで見つけた画像でしょ……」と思って調べると、とある人物のSNSが見事ヒットしました。その人物はもちろん本物の医師で、現在アメリカ在住。つい先日、婚約者と結婚をしたというおめでたいニュースも確認しましたが、このことはすぐに追及せず、切り札として取っておくことにしましょう。

    ■ ロマンス詐欺の第四章 「本社」とのやり取りで満を持しての金銭要求

     その後、2月1日に大きな動きが。フローレンスの基地が直接攻撃され、右足に大ケガを負ってしまったもよう。送られてきた写真には包帯をぐるぐる巻きにした何とも痛々しい様子が写っていますが……そんな渦中によくLINEを送る余裕があったもんだ。

    「catlife」とのやり取り

     ちなみにこの写真も無断転載。海外ニュースサイト「Mail Online」が2015年に公開した記事によると、テレビレポーターがアキレス腱を断裂したときの写真となっていました。

     さて、こんな茶番を続けてきましたが、なかなかあちらから具体的に切り出して来ない為、そろそろこちらから申し出てみることに。

     「あなたが退職するために手伝えることがないか?」たずねると……必要なのは「私に代わって本社にメッセージを送信することだけ」で、そのためには「フォームを購入しなければならない」という条件を伝えられました。フォームとは……?

     かいつまんで言うと、どうやら契約を途中終了するためには登録解除費用が必要である、ということであるもよう。ついに本題が見えてきたようです。「本社」のメールアドレス(フリーメールのドメイン)を教えてもらい、連絡をしてみると……「契約解除には2500USドルの支払いが必要」とのこと。ついにキター!

    「本社」とのやり取り

     これは日本円に換算すると36万円ほどの金額。フローレンスは先日大金を手にしましたが、あいにくガザからは銀行口座にアクセス出来ず。退職申請が受理され、後日カナダに戻ったら必ずお金は返すから、一時的に立て替えておいてほしい……とのこと。

     当然払う気はありませんが、話が進まない為、やむを得ず「既に支払う用意がある」と伝えると、本社側は早速振込先を提示してきましたが……これを見てびっくり。

    日本人名義の個人口座が書かれていた

     なんとそこに書かれていたのは、ゆうちょ銀行の口座。しかも日本人名義の個人口座でした。えっ……そんなことある……?

    口座情報

     その個人名をフローレンスにたずねましたが、「本社から提示されたのなら間違いない」とのこと。こちらが不審に思っていることを察したのか、急に焦りが見え始め、返事をしないでいるとLINE電話までかけてくる始末。もちろん出ませんでしたが……。

    「catlife」とのやり取り

     なお、今回指定されたゆうちょ銀行の個人口座は恐らくですが、何らかの手段で違法に入手されたものと思われます。もとの口座主が、お金にこまって売却したか、個人情報を盗みとられた人の口座情報が悪用されているか。どちらにしても入金していいものでは決してありません。

    ■ ロマンス詐欺を失敗に終わらせるために いよいよネタばらし

     さて翌日、いよいよネタばらし。これまでにフローレンスが出してきた写真を全てネットで見つけたことを突き付けると……明らかに取り乱した様子で歯切れが悪くなります。ついには「そのアカウントは自分自身のもの」という言い訳まで始めました。さすがにそれは苦しい。

    「catlife」とのやり取り

     なぜなら、写真の本当の人物はアメリカに住んでいて、最近結婚したばかり。そして猫ちゃんはキュベレイさんと一緒に、日本に住んでいるのだから。最後に「嘘ついてるよね?」と問い詰めると……観念したのか、ついに全て虚偽だったことを認めました。

     最終的にはいくつかのメッセージを消して逃亡。元々やり取りを始めたXのアカウントもブロックされてしまいました。最初から全てバレバレだったこと、約3週間に亘ってやり取りをしても、なんの成果にも繋がらなかったこと……少しは懲りてくれただろうか。

    「catlife」とのやり取り

     そもそも他人が著作権・肖像権を持つ画像を、勝手に使用すること自体、権利侵害にあたります。なにより、かわいい猫ちゃんの写真を犯罪に利用し、ペット好きを陥れようとするなど言語道断。

     また、やり取りにおいても「所在地を間違える」「攻撃を受け大ケガを負った当日にのんきにLINE」「振込の指定口座が個人のもの」など、明らかな矛盾点、不自然な点が多々あり、その手口ははっきり言ってお粗末と言わざるを得ません。

     全てのやり取りが終わった後、指定された口座および当該Xアカウントは関係各所に通報済みです。こうしたアカウントには近づかないのが一番。面白半分でも接触は行わないようにし、発見次第速やかにプラットフォームへの通報を行うようにしましょう。

    <記事化協力>
    猫整体 キュベレイさん(@cybele_nakano

    (山口弘剛)

    あわせて読みたい関連記事
  • Xで「ブロック確認サイト」装うフィッシング投稿拡散 Twilog公式が注意喚起
    インターネット, 社会・物議

    Xで「ブロック確認サイト」装うフィッシング投稿拡散 Twilog公式が注意喚起

  • 行方不明だった猫、まさかの場所で発見 ロールカーテンから垂れたしっぽが決め手に
    インターネット, おもしろ

    行方不明だった猫、まさかの場所で発見 ロールカーテンから垂れたしっぽが決め手に

  • 見ているだけで健康になれる
    インターネット, おもしろ

    ここに入るために生まれてきた?芯にジャストフィットなハムスター

  • これが……猫?全力ダッシュで飼い主から逃げる猫ちゃんがカートゥーンすぎる
    インターネット, おもしろ

    これが……猫?全力ダッシュで飼い主から逃げる猫ちゃんがカートゥーンすぎる

  • Skebがクリエイターへのチャージバック詐欺に警鐘 海外ユーザーからの前払い申し出に注意を
    インターネット, 社会・物議

    Skebがクリエイターへのチャージバック詐欺に警鐘 海外ユーザーからの前払い申し…

  • 並んで謝罪会見?2匹の猫が見せた神妙すぎるツーショットに笑い広がる
    インターネット, おもしろ

    並んで謝罪会見?2匹の猫が見せた神妙すぎるツーショットに笑い広がる

  • 猫を撮ろうとしたら……犬がドーン!思わず笑ってしまう主役交代(?)の瞬間
    インターネット, おもしろ

    猫を撮ろうとしたら……犬がドーン!思わず笑ってしまう主役交代(?)の瞬間

  • 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠
    インターネット, サービス・テクノロジー

    警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

  • 胴体だけ消えた!? キャットタワーで「マジックショー」を披露した猫ちゃん
    インターネット, びっくり・驚き

    胴体だけ消えた!? キャットタワーで「マジックショー」を披露した猫ちゃん

  • まるでトイトレに付き添う親のよう 飼い主のトイレにお供する猫の愛情表現
    インターネット, おもしろ

    まるでトイトレに付き添う親のよう 飼い主のトイレにお供する猫の愛情表現

  • 山口 弘剛‌Writer

    記事一覧

    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 職員室を自由に物色! 体験型展示「あの職員室」が11月15日より開催
    イベント・キャンペーン, 経済

    職員室を自由に物色! 体験型展示「あの職員室」が11月15日より開催

  • 待望の新作エピソードも 「あたしンちNEXT」、YouTubeで11月20日より配信決定
    アニメ/マンガ, ニュース・話題

    待望の新作エピソードも 「あたしンちNEXT」、YouTubeで11月20日より…

  • カービィのエアライダー、桜井政博こだわりの「酔い対策」が話題 アクセシビリティ配慮に称賛の声
    ゲーム, ニュース・話題

    カービィのエアライダー、桜井政博こだわりの「酔い対策」が話題 アクセシビリティ配…

  • Xで「ブロック確認サイト」装うフィッシング投稿拡散 Twilog公式が注意喚起
    インターネット, 社会・物議

    Xで「ブロック確認サイト」装うフィッシング投稿拡散 Twilog公式が注意喚起

  • 「ちいかわ」たちがリップのフタにちょこん キタンクラブの新作カプセルトイ「リップキャップマスコット」登場
    アニメ/マンガ, 商品・グッズ

    「ちいかわ」たちがリップのフタにちょこん キタンクラブの新作カプセルトイ「リップ…

  • 実写映画「夜勤事件」、特報映像とキャスト情報が解禁 2026年2月20日公開へ
    ゲーム, ニュース・話題

    実写映画「夜勤事件」、特報映像とキャスト情報が解禁 2026年2月20日公開へ

  • トピックス

    1. 目指せ去勢マスター!「繁殖」テーマのローグライクゲーム爆誕

      目指せ去勢マスター!「繁殖」テーマのローグライクゲーム爆誕

      海外の映画やゲームが日本向けにローカライズされる際、タイトルも和訳されることもしばしばですが、「あま…
    2. 実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

      実家の一室をレトロゲームショップ風に改造 本物の什器も揃えた昭和男児の夢空間

      一歩足を踏み入れると、そこはまるで平成初期のゲームショップ。ショーケースにはファミコンソフトがずらり…
    3. ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

      ケーキの上は只今工事中!3歳のわが子に作った「工事現場ケーキ」が楽しそう

      「はたらくくるま」が好きな人に刺さること間違いなしな「工事現場ケーキ」がXで話題です。説明がなければ…

    編集部おすすめ

    1. 職員室を自由に物色! 体験型展示「あの職員室」が11月15日より開催

      職員室を自由に物色! 体験型展示「あの職員室」が11月15日より開催

      株式会社チョコレイト(CHOCOLATE Inc.)は、あの頃入りたくても入れなかった職員室を体験できる展示企画「あの職員室」を、11月15…
    2. カービィのエアライダー、桜井政博こだわりの「酔い対策」が話題 アクセシビリティ配慮に称賛の声

      カービィのエアライダー、桜井政博こだわりの「酔い対策」が話題 アクセシビリティ配慮に称賛の声

      2025年10月23日22時より配信されたNintendo公式番組「カービィのエアライダー Direct 2」にて、ゲームクリエイター・桜井…
    3. 「なぜ誹謗中傷は起きたのか」 にじさんじ運営が加害者心理を公表

      「なぜ誹謗中傷は起きたのか」 にじさんじ運営が加害者心理を公表

      ANYCOLOR株式会社は10月22日、所属ライバーである甲斐田晴さんをめぐる極めて悪質な誹謗中傷・荒らし行為への対応結果を、加害者側の意識…
    4. 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

      「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開40周年 タイムサーキット型時計が登場

      株式会社Gakken(学研ホールディングスグループ)は、同作の映画公開40周年を記念して、劇中の「タイムサーキット」を再現した時計「バック・…
    5. 電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

      電気通信大学が注意喚起 京王線の車内広告に何者かが不審なQRコード“貼り付け”か

      電気通信大学が10月21日朝、公式Xアカウントに声明を掲載。「京王線車内の本学の広告にQRコードは記載しておりません」と述べ、車内広告にQR…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト