6月8日早朝より、ニコニコが大規模サイバー攻撃によりアクセスできない状況が続いている現象について、10日20時に行われた「月刊ニコニコインフォ」にて、ニコニコ代表の栗田穣崇さんが出演し、現況の説明を行いました。
20時から行われた「月刊ニコニコインフォ」には、栗田さんと共にMCとして百花繚乱さんも登場。ニコニコのYouTubeチャンネルである「ニコニコニュース」および、ニコニコの公式Xアカウントが行うX LIVEにて約40分に渡り、生放送が行われました。
放送の中で、栗田氏がサイバー攻撃の現況を説明。「8日から始まったサイバー攻撃を今も継続して受け続けており、現在攻撃の届かない安全な別のところにシステムを移して、再構築している段階」と明かしました。
その中で、サービス停止中のプレミアム会員費やチャンネル会員費など、有料サービスの扱いについては「具体的にお答え出来ない状況」としながらも「必ず誠実に対応させていただきますので、続報があるまでお待ちください」と説明しました。
続けて、これからの話として、今週中に栗田さんと、ニコニコサービス本部CTOの鈴木圭一さんと共に「復旧までの見込み」「その時点までの調査で分かった情報」を説明する機会を設ける予定と発表。やはり、現時点で話せる情報についてはまだほとんどない、といった状況であるようです。
大規模サイバー攻撃を受けている現況について、「悲観はしたくない」としながらも「決して楽観できる状況でもない」と栗田さん。続けて「事の深刻さを深刻に受け止めながらもニコニコの未来のために総力を挙げて頑張っていきます」と力強く宣言。
番組後半では、SNSで展開されている「#がんばれニコニコ運営」のハッシュタグについても言及。寄せられたコメントについて、百花繚乱さんは「大変な困難の中で皆さんのコメントだったり気持ちだったりに、そこに人がいるという安心感がある」と、いちユーザー目線でコメント。
栗田さんも「色々な人がニコニコを支えてくれているんだな、ということがすごくよくわかる」と、ハッシュタグを付けた投稿にありがたみを感じているようでした。
番組の最後には、本放送が行われている「ニコニコニュースチャンネル」を「ニコニコ復旧を見守る場所」として運用することを発表。リアルタイムでのコメントが可能な生配信を随時実施するとともに、毎日0時と2時にはお馴染みの「時報」も流れるとのことです。
放送を受けSNSには励ましの声が多数寄せられた一方、サービス停止から4日間状況が変わっていないことに対する不満の声や、サイバー攻撃の内容はランサムウェアで、身代金を要求されているのでは?という予想の声も一部であがっています。
<参考・引用>
YouTube「ニコニコニュースチャンネル」
※掲載画像はYouTube「ニコニコニュースチャンネル」のスクリーンショットです。
(山口弘剛)