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カメラに映る過去の景色を頼りに思い出と遺品を回収 Steam向けADV「遺品」12月16日発売

 インディーゲームデベロッパーの「無限オーリーゲームズ」が、Steam向けアドベンチャーゲーム「遺品」のストアページを公開しました。発売予定日は12月16日です。

 「遺品」は、物語の主人公となる由美と、その夫である哲也が、亡くなった由美の母の遺品整理のために、由美の実家を訪れるところから始まります。

  •  その途中で、哲也は和室の押し入れから古いビデオカメラを発見。これを起動すると、昔らしさのある画質と色に魅力を覚える哲也でしたが、カメラを由美に渡すと、由美が映した映像には昔の由美の父親・母親の姿が映っているではありませんか。

     それだけでなく、そこには幼いころの由美の姿も。なんとこのビデオカメラは、由美が持つことでその場所の過去の景色を映し出すという不思議なカメラだったのです。

    「遺品」ゲーム画面

    「遺品」のゲーム画面

     カメラに映る過去の景色から、大切な思い出と遺品を回収していき、不思議なカメラについての秘密も明らかにすることがゲームの目的。過去、現在、そして未来に繋がる物語が展開します。

    「遺品」のゲーム画面

     遺品整理と聞くとなんだか重々しい雰囲気を感じますが、ゲームの説明には「※このゲームはホラーゲームではありません」とあります。

     ゲームのティザー映像を見てみても、優しいメロディのピアノの曲とともに、ビデオカメラ越しに映るセピア調の景色が、懐かしさとせつなさを感じさせるノスタルジックな内容となっています。

    「遺品」のゲーム画面

    「遺品」のゲーム画面

     ゲームのプレイ想定時間は1~2時間ほどで、エンディングはメインが1つ、その他おまけ程度に3つの計4パターンが用意されているとのこと。

     過去の景色を映せるのはなぜ由美だけなのか、不思議なカメラの秘密とは、そしてタイトル「遺品」に込められた意味とは。ストーリーを紐解き、すべての謎を明らかにしましょう。

    <参考・引用>
    無限オーリーゲームズ(MugenOllieGames)
    Steamストア「遺品
    ※掲載画像は「遺品」Steamストアページから引用しています。

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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