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35年の時を経て蘇る!唯一の公式ゲーム「シティーハンター」が現行機に移植決定

 北条司さん原作の人気漫画・アニメ「シティーハンター」。その世界観を再現した唯一の公式ゲームとして1990年にPCエンジンで発売された同名タイトルが、35年の時を経て復活することが決定。

 発売元のサン電子(SUNSOFT)が、Nintendo Switch、Switch 2、PlayStation 5、Steam向けに移植した「復刻版」を2026年2月26日にリリースすることを発表しました。

  •  1990年3月2日に登場したオリジナル版は、横スクロールアクションとして展開し、冴羽獠と槇村香が活躍するストーリーを追体験できるゲーム。海坊主、野上冴子といったお馴染みのメンバーもサブキャラとして出演し、ドットグラフィックにより原作の世界観を再現している作品として知られています。

    ゲームのプレイ画面

    ゲームのプレイ画面

     今回の復刻版では単なる移植にとどまらず、多言語ローカライズに対応。日本語はもちろん、英語やフランス語(ニッキー・ラーソン版を含む)、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語、韓国語まで網羅し、世界中のファンが再び楽しめる仕様となっています。

     あわせて公開されたティーザートレーラーでは、ゲーム映像とともに流れるTM NETWORK「Get Wild」のイントロがファンを直撃。懐かしさあふれる演出に、見ているだけで思わず熱いものがこみ上げます。

     さらに、ファン向けの「コレクターズエディション」も鋭意制作中とのこと。ゲームオリジナルサントラや、ドット絵アクリルスタンドの封入が決定していますが、詳細は後日発表されるそうなので、こちらも期待して待ちましょう。

    ファン向けの「コレクターズエディション」も鋭意制作中

     「シティーハンター」は1985年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、ハードボイルドなアクションとコメディタッチが融合した作風で一世を風靡。アニメ版では独自のオリジナル展開や、銃撃・カーチェイスといった演出が高い評価を受けました。2025年2月には連載開始40周年を迎え、現在も新作アニメ映画や関連イベントで熱い注目を集めています。

     35年の時を経て復活する唯一の公式ゲーム「シティーハンター」。獠と香のコンビが再びプレイヤーの前に現れるその日を、世界中のファンが待ちわびています。

    (C) 北条司/コアミックス・読売テレビ・サンライズ (C)SUNSOFT Distributed by Clouded Leopard Entertainment Inc.

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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