旅に出るときも、眠るときも、いつも一緒。そんな「旅するピカチュウ」の宿命は、スーツケースに押し込まれることでした。
Xユーザー・ありがとうさん(以下、投稿者さん)が投稿した1枚の写真に写っているのは、荷物を固定するベルトでギュッと縛られたピカチュウの特大ぬいぐるみ。
「コイツがいないと寝れないせいで旅行の度に可哀想な感じになる」とのコメントとに添えられたその健気な姿に、多くの人が笑みをこぼしています。
このピカチュウぬいぐるみは、投稿者さんが普段から抱き枕として毎晩一緒に過ごしている相棒で、サイズは約25×56×76cm、重さ1.3kgと非常に大きく、存在感たっぷり。約9年前、池袋のポケモンセンターメガトーキョーで購入したもので、まさに長年のパートナーといえます。
それほどの長期にわたり、連れ添っている相棒をスーツケースにギュッと押し込むのはさぞ心が傷んでいるはず……と思いきや、投稿者さんは「可愛いもの(ぬいぐるみ等の、生死の概念にとらわれない存在に限り)が可哀想な目に遭っているのを見ると、とてつもなく尊く感じます」と語るなど、特別な愛情を感じているもよう。
「かわいそうだけどかわいい」という、相反する感情が混ざり合う……その複雑な心の動きこそが、ピカチュウへの愛の深さを物語っています。
投稿のコメント欄には意外(?)にも「自分も旅行のときぬいぐるみをスーツケースに入れている」という共感の声が多数。どうやらこうした「ぬい圧縮」は、ぬいぐるみと暮らす人々の間では日常の光景のようです。
これについて、後に投稿者さんは「スーツケースにぬいぐるみ詰め込んでる人たくさんいてほっこり。圧縮ぬい可愛い、ポッチャマも圧縮させてみたい」とコメント。共感の輪が広がり、「ぬい旅」文化のあたたかさを感じさせる投稿となりました。
もちろん今後もこのピカチュウは、投稿者さんの旅のお供として同行予定。スーツケースの中に詰まっていたのは、単なるぬいぐるみではなく、9年間一緒に過ごしてきた絆そのものだったのかもしれません。
コイツがいないと寝れないせいで旅行の度に可哀想な感じになる pic.twitter.com/dFI3Z3UHro
— ありがとう (@iycq24) October 9, 2025
<記事化協力>
ありがとうさん(@iycq24)
(山口弘剛)