お人形を乗せて押して歩く、かわいらしいミニチュアのベビーカー。1歳6か月の女の子にとって、それはまさに憧れの「お母さんごっこ」アイテムです……が、今回そのおもちゃを買った目的は「ベビーカーに乗ってもらうため」でした。
しかし結果は、見事に逆効果。そんな育児あるあるすぎるエピソードが、Xで笑いを呼んでいます。
■ ベビーカーは「赤ちゃんが乗るもの」と認識してしまった娘さん
投稿したのは、Xユーザー・えびいくらさん。投稿には、お人形をベビーカーに乗せて押す娘さんの写真が添えられています。
つまりは、娘さんにベビーカーに乗ってもらいたいが為にベビーカーのおもちゃをプレゼントしたものの、ベビーカーは「赤ちゃんが乗るもの」という認識を強めてしまい、さらに乗りたがらなくなった……という状況であるようです。
えびいくらさんによると、娘さんはもともとベビーカーに乗るのがあまり得意ではなかったそう。「抱っこしてほしい!」という気持ちが強く、外出時もすぐにママの腕を求めてしまうのだとか。
そんな中、「お人形のお世話がブームだから、自分もママの気持ちがわかればベビーカーに興味を持ってくれるかも」と思い立ち、おもちゃのベビーカーを購入するも……結果はご覧の通り。まさかの“逆学習”となってしまいました。
■ 元気いっぱいな娘さん ベビーカーに乗るのは退屈?
娘さんは現在1歳6か月。「おしゃべりな子で、起きてる時間はずっとなにか喋っています。最近は滑り台ブームで、公園に行くと毎回20回くらい付き合わされます」という元気いっぱいな女の子です。そんな娘さんにとって、ベビーカーは“移動手段”というより“退屈な箱”なのかもしれません。
ベビーカー問題の対策は今回が初めてではないようで、「今までも色々と対策を打ってきましたがことごとく失敗していて、失敗には慣れているので『また次を考えるか~』と軽い気持ちでいます(笑)」と、えびいくらさんは語ります。育児の試行錯誤を、笑いに変えられる姿勢が素敵です。
■ その後、ベビーカーのおもちゃは大のお気に入りに
ちなみにベビーカーのおもちゃは、その後娘さんの大のお気に入りに。「ベージーカー!」と言いながら家中を押して走り回っており、お人形だけでなく、なんとお気に入りのふりかけまで乗せているそうで、その想像力には思わず笑ってしまいます。
「ベビーカーに乗ってほしい」というママの願いは、ちょっぴり裏目に出てしまいましたが……おもちゃを押してニコニコ走り回る娘さんの姿は、何よりのご褒美かもしれません。きっと今日も「ベージーカー」とともに、ご機嫌でいることでしょう。
ベビーカー拒否が酷すぎて悩んでたんだけどベビーカーって物自体が理解できてなくて嫌なのかな?と思って人形用のベビーカー買ってあげたのね そしたら家にいる大半の時間はベビーカーに何か乗せて家の中走り回ってるくらいに気に入って、ベビーカーがどういうものかちゃんと理解したのか乗らない! pic.twitter.com/LgNiLu4XBE
— えびいくら🦐 (@i_eat_ebi) October 10, 2025
<記事化協力>
えびいくらさん(@i_eat_ebi)
(山口弘剛)