通信関連サービスを手がける株式会社アイ・ピー・エス・プロは11月21日、自社が提供する電話番号が、第三者により警察署など公的機関と同じ番号に偽装されて使用されていたと発表した。
対象は2025年2月8日から3月14日までで、「ご迷惑とご心配をおかけしまして深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
発信者番号の偽装は、正規の番号を詐称して信頼性を装う「なりすまし電話」の一種で、あたかも警察や役所から連絡があったかのように見せかける手口として各地で注意喚起が続いている。電話を受けた側からは、表示番号だけでは真偽を判断しにくい現状があり、被害が拡大しやすい点が問題となっている。
今回の発表では、同社の提供する電話番号がこの偽装に利用されていたことのみが明らかにされており、具体的な経緯や被害の内容については公表されていない。
同社は、該当期間中に「警察署等と同じ番号」からの電話を受け、今回の事案に該当するか確認したい場合は問い合わせを受け付けている。
警察庁も近年、警察関連の電話番号を偽装した詐欺の手口について積極的に注意喚起を行っている。番号だけで相手を信用しないよう呼びかけており、身に覚えのない連絡があった場合は、一度電話を切ったうえで公式の代表番号に自らかけ直すなどの対応が推奨されている。
【”警察からの電話番号”に注意!】
本物の警察署の電話番号を画面表示させた電話から、詐欺に誘導する手口が急増中。
「あなたは捜査対象」などと警察が電話で伝えることはありません。
そのような電話は一旦切り、警察の相談ダイヤル「♯9110」にお電話を。#警察 #犯罪 #なりすまし #詐欺 pic.twitter.com/hvgIhrzWgC— 警察庁 (@NPA_KOHO) March 18, 2025
<参考・引用>
警察庁(@NPA_KOHO)
株式会社アイ・ピー・エス・プロ公式HP「警察署等と同じ電話番号からお電話を受けられた方へ(ご案内)」








































