[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67163/89/67163-89-b8571452f7b7a309cb55855ccc1939c7-872x223.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2024年はシャボン玉石けんが無添加石けんの製造・販売に切り替えて50年という節目の年であり、次の50年を見据えた新たな一歩を踏み出す重要な年になりました。皆さまから多くのご支援をいただき、誠にありがとうございます。
さて、昨年を振り返りますと、数多くの大きな変化とともに、あらためて災害や安全について考える一年だったように思います。元日に発生した能登半島地震では下水道の被害により下水処理ができない状況が続き、漁業を生業とする地域でもあるため、環境にも配慮した支援が必要だという現地の状況や要望から、人にも環境にもやさしい当社の無添加石けん※をお役立ていただける機会がありました。移動洗濯カーや移動温泉施設を活用した入浴支援などで洗濯石けんやハンドソープ、ボディソープ、ハミガキなどを支援物資として提供いたしました。引き続き、被災地の一日も早い復旧と復興を心より願うとともに、今後も災害時の衛生管理にお役立ていただけるよう、啓発や商品開発に取り組んでまいります。
そして当社では一年を通して様々な周年事業を展開いたしました。まず春先に、若年層の共感を生むことも目指した新しいスキンケアブランドOurSHABON（アワーシャボン）を立ち上げました。シャボン玉のイメージを連想させる【泡（あわ）】と作り手・使い手の両方を示す【Our（アワー：私たち）】をかけて命名したこのブランドでは、敏感肌や乾燥肌のお客さまの暮らしに寄り添い続けてきたシャボン玉石けんならではの製品を今後も拡充していく予定です。また、新たなコンセプト「洗おう 笑おう」を打ち出し、「無添加石けんで洗うことを通じて生活者の笑顔を生み出す」ことを目指したプロモーションも展開いたしました。
シャボン玉石けんの商品やブランドについてより深く“知り”、“語り合い”、相互の交流を深めるファンミーティングも全国5か所で開催し、参加者のみなさまからたくさんの貴重なご意見やエールを頂戴しました。11月にはJR西日本が開催したイベントでの車体洗浄体験に当社の粉石けんを提供しました。これは当社が無添加石けんを製造・販売するきっかけとなったのが国鉄（現JR）から入った「機関車を洗ってもサビが出ない無添加石けんを作ってほしい」という注文だったこと、最初の製造が粉石けんだったことにちなんだものでした。12月には50周年特別講演「食と農と環境と」も開催し、九州を中心に食や環境に高い関心を持つ生活者に多数ご参加いただきました。このほか、株式会社バンダイの「ガシャポン(R)」や株式会社ワイドレジャーが展開する「楽市楽座」での「世界手洗いの日」にちなんだクレーンゲームなど、他企業とのコラボレーションも多数実施いたしました。今後も、より多くのお客様とのより多くの接点を持つため、積極的に様々なチャレンジをしてまいります。
製品については、新たなカテゴリーへの参入を積極的に推進した一年でもありました。業務用では、生活者のエシカル消費ニーズ、無添加ニーズを受けてコインランドリーや布団洗い向け製品を、また歯科業界向けの専売品として、洗浄力だけでなく、体へのやさしさにも配慮した義歯洗浄剤「シャボン玉デンタルソープ」を発売開始いたしました。義歯洗浄剤は近い将来には一般消費者向けにも販路を拡大する予定です。
海外展開も東南アジアを中心に積極的に進めてきました。2024年はフィリピンでの取引を開始し、今後はベトナムにも拡大予定です。東南アジア以外、ヨーロッパやオセアニアからも引き合いをいただいているほか、将来的にはインドやサウジアラビアなども見据えており、海外営業課を新設し新たなコンセプトメッセージ”Wellness with Less”を軸に、世界への展開を目指しております。
産学官で開発した環境配慮型「石けん系消火剤」については、JICA（国際協力機構）の委託事業において、インドネシアからの国際研修を受け入れたほか、インドネシア国内での普及に向けて実施した泥炭地の森林火災を想定した大規模実証実験に成功いたしました。当消火剤事業の基盤を強化し更なる発展を図るべく、2024年11月には環境防災部を新設いたしました。
2025年はシャボン玉石けんの創業115周年、そしてイメージキャラクターのシャボンちゃん誕生50周年を迎えます。また、2023年2月に策定した中期経営計画では成長基盤構築フェーズの最後の一年と位置付けておりますが、その中で目標の一つであった売上100億円の達成はほぼ確実という状況です。原料高、物流コストの高騰など厳しい局面は続きますが、お客様のご要望にお応えできるよう、真摯に企業努力を続けてまいります。
商品群の展開も拡大予定です。「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一つの健康と捉え、一体的に守っていくという「ワンヘルス」の考えのもと、まずは自社通信販売限定で犬猫用のペットシャンプーの発売も予定しています。前述の新ブランドOurSHABONにおいては、春夏の新商品も発表予定です。さらに、「ぜとらぼ」という社内プロジェクトを立ち上げ、Z世代、若年層を研究・分析し、共感を生み、ファンを増やす取り組みも行ってまいります。新しいオウンドメディアもスタートいたします。「シャボンと。」と名を冠し、シャボン玉石けんの信念や歴史、作り手や経営者の意志、シャボン玉石けんを応援していただく皆様の想いを紡いでいくプラットフォームとして構築・運用していきます。
そして、社会やニーズの変化に対応し、安全で働きやすい職場作りやウェルビーイングの向上を実現するため、工場の増設やスマートファクトリー化をはじめとしたDXの推進にも取り組んでまいります。
シャボン玉石けんは、引き続き「健康な体ときれいな水を守る。」という企業理念のもと、無添加石けんのさらなる認知・普及のために挑戦を恐れず、より一層ブランディングを強化し、お客様と社会に寄り添い新たな価値を生み出し、社会課題の解決にも貢献できる企業として邁進してまいります。
2025年も皆様のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。本年が皆様にとって輝かしい一年となりますよう祈念しまして、新年の挨拶とさせていただきます。
※香料・着色料・酸化防止剤・合成界面活性剤不使用の石けん
シャボン玉石けん株式会社
代表取締役社長 森田隼人
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67163/89/67163-89-d0641d20b2374d5d575382a44b1b3eaf-2067x776.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67163/89/67163-89-91119c5d09815421d9e2866b5a93e5fe-917x862.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シャボン玉石けん株式会社 代表取締役社長 森田隼人
