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写真左:青木あすなろ建設 取締役土木事業本部長 田中純一、写真右:洋野町長 岡本正善様
株式会社高松コンストラクショングループ(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:高松浩孝、以下当社)のグループ会社である青木あすなろ建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻井靖、以下「青木あすなろ建設」)は、岩手県洋野町が実施するブルーカーボンに関する取り組み「増殖溝(ぞうしょくこう)を活用した藻場の創出・保全活動」に賛同し、Jブルークレジット(R)を21.5【t-CO2】購入いたしました。
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岩手県洋野町増殖溝
■岩手県洋野町の増殖溝を活用した藻場の創出・保全活動
岩手県の東北端に位置する洋野町では、岩盤に溝を掘りウニやアワビの漁に利用してきました。それが増殖溝です。増殖溝178本の総距離は17.5km、幅は約4m、深さは約1mにわたります。干潮時でも波の力によって新鮮な海水が流れ込む構造にすることで、ワカメや昆布などの大型の海藻が乾燥に耐え、生育しやすい環境を創り出しています。増殖溝やその周辺で育った海藻は、潮の干満により流れ藻として海に流出し、CO2を海底に固定することに貢献してきました。また、増殖溝によって高品質なキタムラサキウニが豊富に採れるようになり、ウニ漁と藻場の保全という、海の豊かさを守りながらおこなう持続可能な漁業が受け継がれてきました。当該地区では現在、本州第1位のウニの水揚げを誇る漁場として豊かな資源をもたらすとともに、日本最大級となる累計3,453【t‐CO2】ものブルーカーボン認証量となっています。
■ブルーカーボンとは
藻場(海草・海藻)や干潟等といった海洋生態系の作用によって、大気中から海中へ吸収され、隔離・貯留されたCO2由来の炭素のことを指し、陸域の森林等により吸収されるCO2由来の「グリーンカーボン」とともに気候変動対策として注目されています。
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水陸両用ブルドーザ
■クレジット購入の背景と今後について
洋野町の増殖溝は、青木あすなろ建設が1970年代に「水陸両用ブルドーザ」等で造成・施工した漁場です。本クレジットで得られた資金は、例えば岩盤やコンクリートブロックの清掃による新基質の創出など、CO2吸収量の増加に繋がる藻場の創出・保全活動を更に発展させるために活用されます。本プロジェクトからJブルークレジット(R)を購入し(2024.10.23認証)、水陸両用ブルドーザの施工により排出されるCO2などの温室効果ガスの一部をカーボン・オフセットするとともに、その収益を増殖溝の維持管理等に活かしていただけたらという思いで、購入する運びとなりました。
また、青木あすなろ建設はコマツ(社長:小川 啓之)とともに、水中での工事を遠隔操縦でおこなう電動式の水中施工ロボット開発に向け、実証を開始しています。電動化による脱炭素への貢献、施工範囲拡大による自然災害への対応、新たな藻場創出・保全、担い手不足など社会・環境課題解決への貢献を目指し、活動しております。
■高松グループとしての取り組み
当社は「気候変動」を中長期的なリスクの一つとして捉え、2050年のカーボンニュートラル化を目指し、事業活動を通じた持続可能な社会の発展を目指しております。その一環として、2023年4月には「気候変動対策推進委員会」を設置し、2023年6月に気候関連財務情報開示タスクフォース(以下、TCFD)の提言に賛同、TCFDの提言に沿った情報開示をおこなうなど、事業活動を通じてそれらの課題解決に取り組んでおります。今後も、グループ全社で環境課題の解決に取り組んでまいります。
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高松グループ(東証プライム上場/証券コード:1762)高松グループは、持株会社の高松コンストラクショングループ、不動産有効活用の高松建設、大型土木・建築の青木あすなろ建設、海洋土木のみらい建設工業、法面工事・耐火工事の東興ジオテック、木造戸建住宅のタカマツハウスの6社を中核会社とする、計19社の建設業の専門企業集団です。
https://www.takamatsu-cg.co.jp/index.html