
KPMGインターナショナル(チェアマン:ビル・トーマス)は、半年に一度の世界のフィンテック動向調査「Pulse of Fintech(2024年下半期)」を発表しました。
(本プレスリリースは、2025年2月18日にKPMGインターナショナルが発表したプレスリリース (英語)の要旨です。)
本調査の要点は以下の通りです。
- 世界のフィンテック投資額は、2023年の5,382件/1,198億米ドルから2024年は4,639件/956億米ドルに減少した。
- 2024年、南北アメリカは合計2,267件の取引で638億米ドルのフィンテック投資を集め、そのうち米国は1,836件で507億ドルを占めた。一方、EMEA地域は1,465件/203億米ドル、アジア太平洋地域は896件/114億米ドルの投資を呼び込んだ。
- 2023年から2024年にかけて、世界のM&A取引額は602億米ドルから496億米ドルに減少したが、第3四半期から第4四半期にかけては74億米ドルから142億米ドルへとほぼ倍増した。
- PE投資は2023年の105億米ドルから2024年は26億米ドルに大幅減少し、VC投資は2023年の492億米ドルから2024年は434億米ドルと減少した。
- 2024年の世界のフィンテック投資の中で最も投資額が多かったのは決済領域で、2023年の172億米ドルに対して、310億米ドルの投資となった。投資額が前年比で増加した他の分野には、デジタル資産/通貨(87億米ドルから91億米ドル)、レグテック(44億米ドルから74億米ドル)、ウェルステック(2億米ドルから4億米ドル)などがある。
- 世界のVC投資額は、2023年の269億円米ドルから2024年には196億米ドルに減少したが、EMEA地域のみ前年比51億米ドルから58億米ドルに増加した。南北アメリカではコーポレートVC投資額が138億米ドルから99億米ドルに減少し、アジア太平洋地域では80億米ドルから39億米ドルに減少した。
調査レポート(英語)
Pulse of Fintech H2’24
日本における担当者
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保木 健次
KPMGジャパン Web3.0推進支援部 部長
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