
DX現場支援で顧客と共に社会変革をリードする株式会社メンバーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 明彦、東証プライム:2130、以下「メンバーズ」)は、企業のサステナビリティ業務の効率化や属人化解消、GX人材育成活用をサポートする「サステナビリティAIアシスタント」の提供を2025年3月より開始します。
2025年3月末にSSBJ(サステナビリティ基準委員会)国内基準が最終化され、2027年3月期よりサステナビリティ情報開示が段階的に義務化されるとするなど、企業の対応負担が増大しています。本サービスは、情報開示に関する業務負荷が増大し、炭素削減などの取り組みに十分な工数を割けないといった企業の課題を受け、開示業務などの省力化を目指し開発したクラウドサービスです(※1)。企業はアカウントを取得後、セキュアな環境で簡単に利用を開始でき、膨大なサステナビリティ関連のデータ、ルール、事例の検索・確認から、社内向けFAQといった回答の素案作成までを、チャット形式で行うことができます。複雑なプロンプトを作成することなく、省庁や主要組織などの信頼性が高いエビデンスに基づいた回答を生成できる点が特徴です。
メンバーズでは本AIツールの活用を開始しており、中期事業戦略で掲げている2027年3月までに社会的に不足している「GX人材」を1,000名育成する「GX人材1,000人育成・輩出プロジェクト」において、資格試験の学習時間を約3割削減などの効果が出ています(※2)。また、企業のサステナビリティ業務支援を行うGXコンサルタントの各種算定業務や調査資料作成といった専門性が高い業務においても、引用資料の検索等にかかる工数を約8割削減しました(※3)。今後は企業の炭素排出状況などをAIが学習し、具体的な炭素削減施策の提案や削減計画策定をサポートする機能の拡充なども検討していきます。
メンバーズでは、GXリテラシーとデジタルスキルを兼ね備えたGXコンサルタントが、企業のサステナビリティ経営における施策実行フェーズを伴走支援しています。本AIツールとGXコンサルタントの伴走支援を通じて、排出量削減と利益向上の両立などの成果創出に貢献していきます。
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サステナビリティAIアシスタントについて
(1)特徴
- 複雑なプロンプトの作成が不要で、信頼性の高いエビデンス・回答を生成
- - メンバーズにおいて脱炭素社会の実現を目指した専門組織「脱炭素DXカンパニー」のGXコンサルタントが、サステナビリティ関連の膨大な専門データや、省庁・主要組織の最新情報、翻訳した海外資料を学習させているため、企業は、信頼できるエビデンスと専門的な回答取得が可能
- - エビデンスは参照ページまで表示。企業は資料内を探さずに、スピーディに該当箇所の参照が可能
- - よくある質問項目、質問候補が提示されるため、企業はプロンプト作成の必要なく、専門的な情報の検索が可能
- 外部情報漏洩の心配がないセキュアな環境
- - アカウント取得後、簡単に利用開始 ※費用等はプランに応じる
- - クラウド型サービス。入力データはAI学習に一切利用されず、情報漏洩の心配がないセキュアな環境での利用が可能
- GXコンサルタントによる施策実行フェーズでの伴走支援
- - GXコンサルタントが、最新情報の情報学習や解決度および問い合わせ数に応じた回答の改善など、継続的なチューニングを実施。継続的に精度を向上
- - 本AIツールを活用しながら、サステナビリティ業務の施策実行フェーズを伴走支援。業務を効率化しながら、排出量削減や利益向上の両立を支援
- 人材育成・社内啓蒙への活用
- - 学習すべき情報の絞り込みが可能で、サステナビリティの基礎知識がない新任担当も効率的な学習が可能
- - サプライヤーなど関係者のサステナビリティに関する学習へ活用が可能
- 企業の課題解消
- - 企業のサステナビリティ業務の効率化や属人化の解消、GX人材の育成などを実現
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回答提示画面イメージ
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質問画面イメージ
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よくある質問項目、質問候補が提示
(2)活用イメージ
- 市場トレンドの調査や、規定・ガイドラインの検索・確認
- - 省庁・主要組織といった信頼できるエビデンスとともに回答を生成・表示。必要に応じて、資料の参照ページも提示
- - 回答項目例:規制や政策動向、業界標準やガイドライン、各種算定・回答や開示情報作成時に参照すべき規定など
- ドキュメントやFAQの作成サポート
- - 業務報告書やマニュアル、社内外問い合わせFAQの素案を作成。重要なポイントに絞り、カテゴリー分けを行った状態でアウトプット ※要カスタマイズ
- - 自社情報を読み込ませることで、自社のサプライヤー向けガイドラインやチェックリストなどの素案を作成 ※要カスタマイズ
(3)資格試験の学習時間約3割削減や業務工数約8割削減など、メンバーズの活用実績
- GX人材育成への活用
- - デジタルスキルを兼ね備えたGX人材1,000人育成・輩出プロジェクトにおいて活用
- - 資格試験に関する質問・回答を自動生成し、受講生が必要な情報を本AIツールから取得できるようにした
- - テキストから情報を探す手間の削減や、専門知識のポイントを絞った解説などで、学習時間を約3割削減
- GXコンサルタントが活用
- - 各種算定業務や調査資料作成等の専門知識を伴う業務において、引用資料の検索等にかかる工数を約8割削減
- - 市場調査や課題の考察、資料作成にかかる業務において、作業工数を約6割削減(※4)
- - 専門業務経験が浅い人材でも、活用により効率的かつ専門性が高いアウトプットを実現
(4)提供プラン
1.基本プラン
本AIツール導入のみのプラン。本AIツールのカスタマイズ利用と、メンバーズのGXコンサルタントもしくはサステナビリティ有識者サポートを組み合わせたハイブリッドなプラン
- 内容
- - 本AIツール活用
- - - アカウント作成、サポートシステム環境設定、導入企業情報の学習といったカスタマイズ設定を提供
- - メンバーズのGXコンサルタントもしくはサステナビリティ有識者サポート
- - - メンバーズのGXコンサルタントもしくは、メンバーズが有する社外ネットワークから取引先企業の課題に適した有識者を選定し、月4回程度のオンライン相談会を提供
- - - メンバーズ社外の有識者がサポートの場合、メンバーズはフォローアップ
- 支援の流れ
- - 初月:課題分析や本AIツールの設定
- - 翌月以降:本AIツール利用および月4回程度の専門家支援を開始
- 費用
- - 初期費用50万円、翌月以降月額50万円
2.メンバーズの脱炭素DXコンサルタント契約企業限定プラン
メンバーズの脱炭素DXコンサルティング支援などを導入している企業向けのプラン。本AIツールの基本機能を使い放題
- 内容
- - メンバーズからアカウントを付与後、本AIツールの活用開始
- 費用
- - 初期・月額利用料無料
(5)今後の開発予定
- 企業の炭素排出状況などをAIが学習し、具体的な炭素削減施策の提案や削減計画策定をサポートする機能の拡充などを検討
(6)問い合わせ先
- 導入に関する費用、流れ、支援内容詳細などについてのお問い合わせ:ddx@members.co.jp
株式会社メンバーズ 専務執行役員 兼 脱炭素DXカンパニー社長 西澤 直樹よりコメント
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メンバーズでは、気候変動問題をビジネスで解決することを目指しています。新たに提供を開始する「サステナビリティAIアシスタント」は、企業のサステナビリティ業務を効率化し、GX人材の育成をサポートする画期的なツールです。このAIツールを通じ、企業の皆さまと共に、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを一層推進してまいります。
提供の背景
気候変動が深刻化する中、国内外で脱炭素社会の実現へ向けた取り組みが加速しています。特に上場企業を中心に、SDGsを含めた開示および対応の義務化が推奨されており、2025年3月末には、SSBJ(サステナビリティ基準委員会)の国内基準が最終化され、2025年4月からの任意適用などが示されています。企業のサステナビリティ担当は、情報開示業務の負担が増大し、炭素削減などの取り組みに十分な工数を割けないといった課題が生じています。
メンバーズでは、気候変動問題をビジネスで解決することを目指し、2023年に脱炭素DXソリューションの提供を開始しました。デジタルスキルとGXリテラシーを兼ね備えたGXコンサルタントが、企業のサステナビリティ関連のデータ収集や管理効率化、新規事業の開発、マーケティング成果の向上といった施策実行フェーズに伴走し、排出量削減と収益成長の両立をサポートしています。
本AIツールの提供とメンバーズのGXコンサルタントの伴走支援を組み合わせることで、企業のサステナビリティ業務における課題解消を目指します。
※1:株式会社ユーザーローカルのSupport Chatbot(サポートチャットボット)を活用したツール。(https://chatbot.userlocal.jp/)
※2:テキストから情報を探す作業や、回答案のポイント絞り込みといった時間を、約17.5時間から約12.2時間に短縮。学習時間を約3割削減
※3:各種算定業務や調査資料作成など専門知識が必要な引用資料の検索等にかかっていた時間を、約50時間から約10時間に短縮。作業工数を約8割削減
※4:市場調査や課題の考察、資料作成にかかっていた時間を、約46時間から約19時間に短縮。作業工数を約6割削減
メンバーズの脱炭素DX事業
メンバーズでは取引先企業とともに、気候変動問題をビジネスで解決することを目指しています。2023年には、脱炭素社会実現に向けた専門組織「脱炭素DXカンパニー」を設立、デジタルを起点に持続的なビジネス成果の創出と脱炭素の実現を支援する「脱炭素DXソリューション」の提供や、デジタルスキルを兼ね備えたGX人材の3カ年で1,000人輩出などを進めています。
(1)脱炭素DXソリューション
脱炭素DXカンパニーでは、脱炭素を企業の持続的な成長のためのビジネス機会と捉え、脱炭素DX推進を支援するさまざまなサービスを提供しています。
- 脱炭素DXカンパニー
- - URL:https://ddx.members.co.jp/
- 生成AIを活用した「LCA算定AIシステム」を独自開発し、企業向けに提供開始。LCAインベントリ分析の作業工数の約6割を削減
~システムとGX人材による導入・運用支援でLCA算定における膨大な作業工数、人手不足、属人化の課題を解消~(2024年3月7日)
- - URL:https://www.members.co.jp/company/news/2024/0307.html
(2)GX人材育成・輩出
独自プログラムやスキル定義を通じて、3カ年で1,000人のGX人材の育成・輩出を目指しています。
- デジタルスキルを兼ね備えたGX人材を3カ年で1,000人輩出へ
~2035年までにGX人材270万人が必要に。AIなどデジタル専門スキルとサステナビリティ経営に関するGXリテラシーを有した「脱炭素DX人材」を育成・輩出、2025年3月に第1期200人の輩出を目指す~(2024年8月22日)
- URL:https://www.members.co.jp/company/news/2024/0822.html
メンバーズのAI関連サービスおよび取り組み
- AI導入・活用サービス
- - DX・AI・機械学習などの知見を有するプロフェッショナル人材を提供し、取引先企業のAI活用やリスキリング、PoC推進を支援
- - URL:https://www.members.co.jp/services/ai/
- 高付加価値なモダン技術領域に特化した社内専門組織(専門カンパニー)
- - AIフォーオールカンパニー(2025年4月1日設立予定)
- - - AI領域のプロフェッショナル人材の提供
- - - 企業におけるAI・生成AIの導入・活用から、定着までの支援に特化した「AIフォーオールカンパニー」設立(2025年2月27日)
- - - URL:https://www.members.co.jp/company/news/2025/0227.html
- 社内のAI活用
- - 業務効率化と生産性向上、社内の知見共有によるスキル向上を目指し、さまざまな業務においてAIを活用
- - - 全社員の必要なAIツールの活用
- - - バックオフィスへの問い合わせや提案書検索のBot導入
- - - AIのトレンドや最新技術、取引先企業への支援事例などの社内イントラネットやポータルでの共有、および勉強会開催や研修実施など
- - - 生成AI推進室の設置
メンバーズについて
メンバーズは、デジタル人材の伴走による企業へのDX現場支援事業を展開しています。企業のDXプロジェクトを成功に導くため、Web制作/UIUX、デジタルマーケティング、デジタルサービス開発、データ活用支援、脱炭素DXの事業領域において、高い専門スキルを持つデジタル人材が取引先企業のチームの一員として、上位戦略を理解し実行に落とし込みながら、現場での内製によるDX推進を伴走支援することが特徴です。企業のDX推進を一気通貫で伴走支援することで、取引先企業のDX投資のROI最大化に貢献します。
また、メンバーズではグループミッション「“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る」とVISION2030(2030年の目指す姿)「日本中のクリエイターの力で、気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ貢献し、持続可能社会への変革をリードする」の下、 CSV(Creating Shared Value、共通価値創造)経営を実践しています。企業活動を通して社会課題の解決に貢献することを目指し、CSV経営を世の中に広めるとともに、メンバーズ自身が率先して実践するためさまざまな取り組みを実行しています。1995年設立。東証プライム上場。
- 社名:株式会社メンバーズ
- 所在地:東京都中央区晴海1丁目8番10号 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX 37階(受付35階)
- 代表者:代表取締役社長 高野 明彦
- 資本金:1,057百万円(2024年12月末時点)
- Webサイト:https://www.members.co.jp/
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