生成AI時代を支えるコンピューティングパワーのインフラストラクチャーソリューションを提供する
モルゲンロット株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：森本竜英、以下「モルゲンロット」）は、AIデータセンターの新たなビジネスモデルを可能にする仮想化運用プラットフォーム「MORGENROT(R) TailorNode（モルゲンロット テイラーノード）」を、2025年3月24日より、日本、北米、東南アジア、中東、ヨーロッパに向けてグローバルに提供開始します。本サービスにより、企業はGPUリソースの効率的な管理と最適化を実現し、生成AIやHPC（ハイ・パフォーマンス・コンピューティング）に関わる計算環境を、より柔軟かつ効果的に運用することが可能になります。
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MORGENROT TailorNode とは
「MORGENROT TailorNode」は、プライベートGPUクラウドの構築、オンプレミスサーバーの統合管理、自社やグループ企業内での計算リソース共用、さらに外部企業への計算リソース貸し出しまでを可能にする仮想化運用プラットフォームです。AIデータセンターやGPUサーバーを保有、または今後導入を検討する企業の多様なニーズに対応し、新たなビジネスモデルの創出を支援します。
本プラットフォームサービスを導入することで、単一拠点または複数拠点に分散するAIデータセンターの計算リソースを、GPU1基単位で仮想化し、柔軟なリソース配分を実現します。これにより、計算リソースを活用するお客様のあらゆるニーズに応えるとともに、優れたコストパフォーマンスと高いセキュリティを確保した運用が可能になります。
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＜MORGENROT TailorNode サービス概要図＞
提供の背景
昨今、生成AIの急速な普及に伴い、GPUサーバーの活用が進んでいます。GPUサーバーは、大規模な学習プロセスや推論処理を高度な並列計算によって効率化することで、より高速かつ高精度なコンテンツ生成を可能にします。そのため、さまざまな事業領域の企業がGPUサーバーの導入や活用を加速させています。一方で、その需要の高さからGPUサーバーの導入・運用コストが高騰化すると共に、企業においては以下の課題に直面しています。
- GPUサーバーの利用状況の可視化・最適化が不十分で、投資対効果が上がらない
- 複数のGPUサーバーや多拠点のGPUサーバーの運用管理が分散化して稼働率が低い
- 社内の部門間での共用化がうまく進んでおらずGPUサーバーが稼働してない時間がある
- GPUサーバーを社内で利用しない時間帯は、余剰リソースを別企業へ貸し出せる手段が欲しい
- AIデータセンターの計算リソースを利用者へ効率的に提供できる方法を探している
「MORGENROT TailorNode」は、これらの課題を解決し、効率的で柔軟なAIデータセンターおよびGPUサーバー運用を可能にする革新的なプラットフォームです。
MORGENROT TailorNode の主な特長
1. 計算リソースの一元管理
GPUサーバーやAIデータセンターを統合管理し、効率的な稼働を実現
2. 仮想化による柔軟なリソース分割
独自技術でGPUサーバーをGPU1基単位に分割し、最適な計算リソースを提供
3. ジョブ単位でのサーバー管理
利用状況をジョブ単位で把握し、統計分析による最適化を促進
4. 複数部門・拠点での共用化
GPUaaS（クラウド化）により、複数ユーザーの同時利用を実現
5. 外部へのリソース貸し出し
余剰GPUリソースを外部企業へ提供し、活用の最大化を支援
6. 直感的なGUI操作画面
管理者・利用者ともに使いやすいGUIベースの操作環境を提供
7. 予約・ポイント制課金機能
サーバー予約やポイント制による利用管理機能を搭載
8. リアルタイム稼働モニタリング
稼働情報を常時監視し、異常を検知した際に通知
MORGENROT TailorNode 実装プロセス
モルゲンロットは、AIデータセンターの構築・運用におけるコンサルティングから、お客様がAIデータセンターを実際に利用できる状態にするクラウドサービス化までのプラットフォーム構築を、一気通貫で対応可能です。これまで、グローバル企業、国内の大手企業や中小企業まで幅広いプロジェクトへ参画した知見を基に、初期段階の導入コンサルティングから柔軟な支援を提供します。
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今後の展望
「MORGENROT TailorNode」において、
- GPUサーバーの消費電力量をジョブ単位で可視化
- 消費電力量に伴うCO2排出量の可視化
- 再生可能エネルギーを始めとする使用エネルギー種別の可視化
などの機能強化を図り、より高いエネルギー効率で稼働するAIデータセンターの実現に向けて、さらに技術開発を進めてまいります。また、当社はこれらのサービスを国内外問わず提供を推進することで、グローバル規模で次世代社会の発展と実現に貢献してまいります。
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＜モルゲンロットについて＞
「必要な時に必要な分だけ計算力にアクセスできる世界を実現する。」をミッションに掲げ、企業の計算リソースの可視化・管理・最適化の実現、計算力のシェアリングにより、最適な計算環境の提供を目指す日本発のスタートアップ企業です。企業や研究機関などにおいてイノベーションのための計算力に対する需要が増大しており、今後更に計算力の不足が深刻化していくと予想されています。当社は企業などが有する計算力の適切な管理を実現するとともに、計算力のシェアリングエコノミーモデルの確立により計算力不足という課題解決に取り組んでいます。
会社名：モルゲンロット株式会社
所在地：東京都千代田区麹町4-4-3 ピネックス麹町6階
代表者：代表取締役 森本 竜英
設立：2019年4月9日
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