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【今度のテーマはADHD】シリーズ累計120万部突破『スマホ脳』著者待望の最新作『多動脳』が本日発売!

update:
   
株式会社新潮社


累計74万部の『スマホ脳』を筆頭に、『最強脳』『ストレス脳』『メンタル脳』といった著書がいずれも日本で10万部超え――世界的ベストセラーを連発するスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏の新作『多動脳――ADHDの真実』(新潮新書)が4月17日に新潮社より発売されます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/2039/47877-2039-b336492c5babf10f68c5a928b007c083-1063x1703.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


デジタル機器の進化に人間の脳の進化が追いついていないことを指摘した『スマホ脳』は2021年、「日本でもっとも売れた本」となり、ハンセン氏の著作は日本で累計120万部を超えています。スウェーデンではテレビの人気番組の司会役で科学ナビゲーターとしても知られるハンセン氏は、日本でも「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に3度登場。著作においてもテレビにおいても、ソフトな語り口ながらサイエンスの面白さをわかりやすく伝えるその説得力が世界的に支持を集める理由なのかもしれません。
新作のテーマはADHD(注意欠如・多動症)。今や世界的に診断数が増加の一途を辿るADHDですが、ではなぜ人類は進化の過程でADHDという「能力」を必要としたのでしょう?

■クラスに2人?
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/2039/47877-2039-4b89c25eb57f6808129789fd7be4f477-970x684.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/2039/47877-2039-cd2daf406779862a1bb34f51f6c5f6b9-970x715.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


今回発売される『多動脳』のテーマであるADHDは最近まで「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれていましたが、現在では「注意欠如・多動症」と呼ばれています。国立精神・神経医療研究センターによると「診断される子どもの割合は学童期の子どもの3~7%」、35人学級であれば2人いてもおかしくありません。同センターによれば日本人の場合、「成人でも診断に該当する人の割合は2.5%」とのことですが、スウェーデンでは全人口の5~10%、アメリカでは子どもと若者のおよそ8人に1人がADHDだとする調査結果もあり、世界的に診断数が増加の一途を辿っているのが現状です。

本書はこんな問いかけから始まります。
「これほど多くの人が多動で、衝動的で、集中が困難なのはなぜだろうか」そしてこう続きます。「しかしADHDが問題でしかないなら、進化の過程でADHDの人は消えていたはずだ。では今でもADHDの人は大勢いるのはどういうことだろうか」

 ADHDの特徴とは以下のようなものです。
 集中力を保てない/すぐに気が散る/指示通りにやるのが苦手/人の話を聞けない/整理や計画ができない/じっと座っていられない/頻繁に相手を遮る/自分の番を待てない/じっとしていられない/そわそわする。エンジンがかかりっぱなしで、常にスイッチが「オン」のような状態/絶えず刺激を必要とする/貧乏揺すりをしたり、物をいじったりする(運動活性)


ご自身にも心当たりがありますか? あってもおかしくありません、誰でもADHDの傾向はあるのだから、と著者は言います。「私たち全員がADHDのグラデーションのどこかにいる」のだと。ただ、ADHDの傾向が強くてグラデーションの濃い所にいる人もいれば、淡い所にいる人もいます。暮らしてゆく中で大きな問題が生じていればADHDの診断が下り、治療の対象になるわけですが、ADHDには問題ばかりではないとも著者は言います。上記のような特徴の一方で、こんな特徴もあるのです。

率先力がある/実行力があり、有言実行/エネルギッシュで、エネルギーが尽きないかと思うほどクリエイティブで自由な発想ができる/恐れを知らず、新しいアイデアにも注力できる/好奇心が強い/フレキシブル/尋常ではない集中力を発揮できる(ハイパーフォーカス)/すぐにあきらめずに頑張り続ける/直感的/水平思考(新しい見方)ができる/逆境に負けず、失敗したことをくよくよ考え続けない


なぜ飽きっぽいのに超集中もできるのか? 食生活やしつけのせいなのか? クリエイティブな仕事や起業家に向いていると言われるのはなぜ? どうして学校が苦手なのか? そして、ADHDが世界的に増えている理由とは?
 生きづらさを感じることも多いというADHDの謎と〈強み〉を、脳科学から解き明かします。

■著者コメント
スウェーデンで刊行されて以来、「この本に救われた」という感謝の言葉をたくさんもらった。自分や周りの人のことを理解できるようになり、ADHDの〈強み〉をうまく使いこなす術を身につけられたという人が多い。著者として、また精神科医として、その言葉を聴けるのは本当に嬉しい。この本が日本の読者にも役立つことを願っている。
――アンデシュ・ハンセン (日本の読者の皆さんへより抜粋)


■著者・訳者紹介
【著者】アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 
1974年スウェーデン生まれ。精神科医。ストックホルム商科大学で経営学修士(MBA)を取得後、ノーベル賞選定で知られる名門カロリンスカ医科大学で医学を学ぶ。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら執筆活動を行い、その傍ら有名テレビ番組で科学ナビゲーターを務めるなど精力的にメディア活動を続ける。『一流の頭脳』は人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、『スマホ脳』はその後世界的ベストセラーに。『最強脳』『ストレス脳』『メンタル脳』など日本での著作は累計120万部を突破、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)にも3度登場している。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/2039/47877-2039-2919034252003f9ee06617de1270ad92-1365x2048.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)Stefan Tell


【訳者】久山葉子(くやま・ようこ)  
1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部英文学科卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデン在住。著書に『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』、訳書に『スマホ脳』『こどもサピエンス史』『メッセージ――トーベ・ヤンソン自選短篇集』など。文化放送「おはよう寺ちゃん」に不定期出演中。

■書籍データ
【タイトル】『多動脳』
【著者名】アンデシュ・ハンセン 訳:久山葉子
【発売日】2025年4月17日
【造本】新書判
【本体定価】1,320円(税込)
【ISBN】978-4-10-611085-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611085/

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