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ispaceと豪entX、月の越夜対応の実証に向けて、南オーストラリア州政府より20万豪ドルの助成金を受領

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株式会社ispace


 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、オーストラリアの原子力工学および技術開発企業であるentX Limited(以下entX)と共同で推進する、月の越夜のための革新的な放射性同位体加熱装置(Radioisotope Heating Unit:以下RHU)の月面技術実証およびランダー(月着陸船)への搭載検討に対し、南オーストラリア州政府が支援する「宇宙協力・イノベーション基金」より、20万豪ドルの助成金を受領することを発表いたしましたので、お知らせします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/140640/71/140640-71-9bbe035e57e1dbb8c963bf24d4509a2b-3900x2651.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社ispace 取締役CFO 事業統括エグゼクティブ 野崎 順平(左)と、entX Limited, Managing Director ブリン・ジョーンズ氏(右)

 ispaceとentXは今年1月に、entXが開発するRHUの月面における技術実証と当社ランダーへの搭載検討に関する覚書を締結しました。本合意では、越夜を成功させることで、月面ミッション期間の延長を可能とする技術開発のための熱要件やパッケージング、システムの互換性などに焦点を当て、実現性を評価する予定です。


 このたび、南オーストラリア州政府が地元の宇宙イノベーションを後押しするために創られた「宇宙協力・イノベーション基金(South Australian Space Collaboration & Innovation Fund )の第2ラウンドにおいて、entX社が20万豪ドルの助成金を受領し、ispaceはその一部を受領します。


■ 株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史のコメント
 「entXの技術を月へ輸送し、月面の越夜環境における有効性を実証する今回の取り組みは、ispaceのユニークなサービス提供の一つの事例です。今回の助成金を通じてispaceとentXの開発を支援してくださった南オーストラリア州政府に深く感謝いたします。」


■ entX Limited、Managing Director、ブリン・ジョーンズ氏のコメント
 「月面探査が急速に活発化する今日、特に越夜を成功させるための技術への需要はかつてないほど高まっており、このたびの助成金の支援には感謝しています。この支援により、entXはispaceと緊密に協力し、当社のRHUを将来の月ミッションに統合する可能性を調査することができます。」


 ispaceは世界中の政府、企業、教育機関からの高まる需要に応えるため、今後もインド太平洋地域において精力的に潜在顧客と交渉し、ispaceのミッション3以降のペイロードサービスとデータサービスを提供してまいります。


■ entX Limited (https://www.entx.com.au/ )について
 entXは、原子力科学と工学を通じてイノベーションを推進し、エネルギー、防衛、ヘルスケア分野にスケーラブルな技術を創出する。GenXやRHUのような革新的な電力システムから、救命医療治療のための原料生産まで、entXは産業を変革し、持続的な影響をもたらす持続可能なソリューションを提供する。


■ 株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について
 「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2は2025年1月15日に打上げを完了し、最短2025年6月6日に、月面着陸へ再挑戦の予定です。ミッション3は2026年[i]、ミッション4(旧ミッション6)は2027年に[ii]打ち上げを行う予定。
 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされている。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。




[i] 2025年4月時点の想定
[ii] 2025年4月時点の想定

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