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20年前の直木賞受賞作が、書店員のPOPと色褪せない現代性で大ヒット!作家デビュー35周年の角田光代さん『対岸の彼女』が90万部突破!

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株式会社文藝春秋
大手書店で2024年文庫ベストセラー第1位に輝くなど、勢いが止まらない! 



 株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)が発行する、角田光代の長編小説『対岸の彼女』(文春文庫)が、大手書店チェーンの大型店舗で文庫年間売上第1位(2024年)になるなど、直木賞受賞後20年を経て異例のロングセラーに。
 5月9日時点で、電子・紙合わせて90万部を突破しています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/656/43732-656-a1d5fe3ffdddfb809d171dcc9084d09f-1876x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
 

 本書は、今年作家デビュー35周年をむかえる角田光代さんが2004年に刊行した、多様化する女性の生き方や孤独、希望を描いた長編小説です。翌2005年に第132回直木三十五賞を受賞し、順調に読者を増やしていましたが、ある書店員が作成した店頭POPが評判となって、刊行から20年以上経った今も読者を増やし続けています。

■ 『対岸の彼女』の内容

 専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが……。結婚する女、しない女、子どもを持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く長編。
 2005年の第132回直木賞の選考会では、「少女の頃からどこかに属していないと、女たちは非常に生きにくいという現実を踏まえながらもこの小説には救いがある(林真理子さん)」「瞠目した。登場人物の一人一人の表情がはっきり見え、その背景の現代に正確なスポットライトが当っている(平岩弓枝さん)」と選考委員からも高く評価され、同賞を受賞しました。

■ 伝説の書店員の力の入ったPOPが評判に

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/656/43732-656-a40ffc131013c2fe000e6a21ec96d81a-1506x1054.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
                 書店員の思いのこもったPOPが、読者の心を動かした

 大手書店チェーンの有隣堂横浜駅西口店では、直木賞受賞から4年後の2009年に書店スタッフが作品への熱い思いを込めた手書きPOPを作成、大きく掲出すると、女性だけでなく男性にもアピールする内容が評判を呼び、読者を増やしていきました。そして15年後の2024年には、並みいる新刊ベストセラー作品を抑えて、同店の年間文庫売上第1位に。
 現在はそのPOPを文庫版の新帯に採用し、同書店のみならず全国の書店店頭で大きく展開しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/656/43732-656-de148ed4d880cb1a7e942d51a21b7630-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ 角田光代さんのメッセージ

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/656/43732-656-a4974c13b7e7db302646fc18de5d5afe-754x1054.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ 著者プロフィール

角田光代(かくた・みつよ)
1967(昭和42)年神奈川県生れ。魚座。早稲田大学第一文学部卒業。1990(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、2005年『対岸の彼女』で直木賞、2006年「ロック母」で川端康成文学賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、2021(令和3)年『源氏物語』訳で読売文学賞、2025年『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『キッドナップ・ツアー』『愛がなんだ』『さがしもの』『くまちゃん』『空の拳』『平凡』『笹の舟で海をわたる』『坂の途中の家』『タラント』『ゆうべの食卓』など多数。

■ 書誌情報

書 名:『対岸の彼女』
著 者:角田光代
判 型:文庫判
発売日:2007年10月10日(単行本版は2004年11月10日刊行)
定 価:792円(税込)
ISBN:978-4-16-767205-8
書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167672058

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