おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

コーザル(因果推論)AI「xCausal(TM)」が東京大学開発の因果チェーン技術と連携

update:
   
ヴェルト
金融・経済領域の因果関係解明に関する研究開発を加速



株式会社ヴェルト(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO 野々上 仁、以下:ヴェルト)は、因果関係の推定をデータから素早く行えるコーザル AI(因果推論AI)「xCausal(TM)(クロス・コーザル)」を用いて、金融・経済領域で因果関係の連鎖の理解を深めるため、東京大学 和泉研究室との技術連携を開始いたしました。
今回の連携で、ヴェルトは東京大学の和泉研究室が開発した自然言語処理を用いた因果関係連鎖の探索技術(因果チェーン技術)によって、決算情報などのテキストから抽出された因果関係連鎖の構造情報を「xCausal(TM)」に採用できるようにしました。
これにより、因果チェーン技術を用いている企業・団体は、因果関係連鎖の構図を確認できるだけでなく、「xCausal(TM)」上で、データから具体的な因果効果をシミュレーションすることができます。例えば、特定の経済イベントが起きた際の企業への業績影響など具体的数値で推定し、意思決定に繋げることが可能となります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20222/42/20222-42-98086545bf9be2e62d8bbdf3ea700bc0-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ヴェルトは、データから因果関係をすばやくモデル化し、デジタル活用するコーザルAIプラットフォーム「xCausal(TM)」を、業種を問わず幅広い領域へ展開しています。

現在、多くの企業や組織では、原因究明と課題解決のために、相関関係に基づく仮説を立てて検証を繰り返し行っています。その際、擬似相関と呼ばれる擬似的な因果関係に惑わされることも多く、因果関係を知るために多大な時間を要することや、原因究明できないケースも多々あります。「xCausal(TM)」は、構造的因果モデルと呼ばれる、因果構造から因果効果を適切に計算できる理論に基づいた最新のコーザルAIプラットフォームで、ビジネスユーザーの使いやすさを徹底追求した工夫と共にSaaS型サービスとして提供されています。

東京大学の和泉研究室が開発した因果チェーン技術は、経済レポートや決算短信などのテキスト情報から因果関係の連鎖を抽出して可視化する技術です。原因と結果、それぞれで開始テキストを指定することができ、推奨された因果連鎖をユーザーが選定できます。「xCausal(TM)」では、因果関係の構造を示す因果グラフを作成する際に、既知の因果関係を事前にルールとして設定する機能を備えています。今回、因果チェーンで設定した情報を外部APIを通じて利用可能にしました。これにより金融分野を対象に因果チェーン技術を用いている企業は因果関係の構図を確認できるだけでなく、「xCausal(TM)」によってデータに基づく試行錯誤が可能となり、意思決定のプロセスを飛躍的に効率化・高度化させることが可能となります。本機能の利用に関しては、ヴェルトの提供するプロフェッショナルサービスを通じてカスタム提供する予定です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20222/42/20222-42-57ce13d9716c25f7aec94795f933a9d3-640x442.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
因果チェーンのイメージ

■東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 和泉 潔 教授によるコメント
近年、金融をはじめとする多様なビジネス実務において、データ解析の分野で因果AIが大きな注目を集めています。特に、統計的因果推論と自然言語処理によるナラティブ因果の双方を統合することの有用性が強調されています。今回開発された連携技術は、因果AIの応用価値を一層高めるものとして、今後の発展が強く期待されます。
■コーザルAIのリーディングカンパニーヴェルトが展開する「xCausal(TM)」とは
サービスサイト:https://xcausal.com/
xCausal(TM)は、データサイエンティストでなくてもコーディングなしで使える、ビジネスユーザーを利用対象としたSaaS型のコーザルA I(因果推論AI)プラットフォームです。自社開発のSmallytics(因果性変数推奨技術)やCKE-LLM(因果知識抽出LLM)といったインテリジェンス技術を内蔵し、複数から選択可能な因果探索技術と構造的因果モデル(SCM)に基づいた因果推論を組み合わせることで、仮想的な因果効果の検証を分単位で実現。研究開発サイクルの短縮や実験成功率の向上、高度人材の生産的活用を可能にします。またAI技術や信頼性評価技術による継続的改善によって、因果モデルを組織内の知のデジタルアセットとしてシステム活用を可能にします。ヴェルトではこれらを一貫してサポートする※プロフェッショナルサービスを提供しています。

※因果モデル構築に必要な変数選択のためのワークショップやデータ・コンサルティング、因果モデル構築・因果推論の代行、専用環境の構築、カスタム機能の開発や、システム連携実装など、企業ユーザーの目的に合った利用環境の開発とコンサルティングを提供するサービス。

MarketsandMarkets社による最新のコーザルA Iの世界市場調査レポート「CAUSAL AI COMPANY EVALUATION REPORT, 2024」によると、ヴェルトはスタートアップ部門において「Progressive(先進的)」企業に位置付けられています。その評価理由として以下のポイントが挙げられています。

・産業領域にとらわれないコード不要のプラットフォームでビジネスユーザーの能力を向上
・未来志向のビジョンに基づいたフルスタックのコーザルインテリジェンス
・ビルトインされたインテリジェンス: Smallytics & CKE-LLM
・エンタープライズ・グレードで実装可能なサービス主導のデリバリー
・セキュア、コンプライアンス準拠、センシティブな環境向けにも対応可能
・解釈可能性とコントロールのためのデザイン
・複雑性に対する分割統治アプローチ
・直接・間接によるデュアルな市場参入戦略とパートナーへの重点的支援
・因果関係の核となる共通のノウハウを起点とした多様な産業への展開
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/20222/42/20222-42-378767b81f6212b3d4a6fd904d78ffb9-615x542.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
MarketsandMarkets 360 QUADRANT (COMPANY EVALUATION MATRIX) March 2025

■株式会社ヴェルトについて
株式会社ヴェルトは、社会課題解決とグッドウィル・イノベーションを加速するためにデータ解析技術を開発する、データサイエンス・カンパニーです。現在主流のAI技術の多くは、算出結果の根拠を説明するのが難しいブラックボックステクノロジーです。 一方、人による意思決定や課題解決、研究開発などの分野では、アウトプットに至るメカニズムを解釈し説明できるホワイトボックスのアプローチが重要です。 私たちは、因果関係ベースのホワイトボックステクノロジーと相関関係ベースのブラックボックステクノロジー双方の利点を活かし、 イノベーターの皆様に「信頼できるAI」を提供いたします。ヴェルトは単なる技術革新ではなく、技術との付き合い方を革新することで、人類社会と地球環境にポジティブスパイラルを創造します。

代表者:代表取締役 CEO 野々上 仁
本社 :東京都渋谷区神宮前5-18-10 2-D
設立 :2012年8月1日
URL :https://veldt.jp/

最近の企業リリース

トピックス

  1. “レントゲンのときのアレ”がカプセルトイ化! 光る「レントゲンライト」登場

    “レントゲンのときのアレ”がカプセルトイ化! 光る「レントゲンライト」登場

    病院で見かける“あの光る機械”が、手のひらサイズで再現された。カプセルトイメーカー・株式会社キタンク…
  2. たまごまみれのカップヌードル登場!「オムライス風の味」の新作を正直レビュー

    たまごまみれのカップヌードル登場!「オムライス風の味」の新作を正直レビュー

    5月12日、日清食品の「カップヌードル」に新商品「カップヌードル たまごまみれ ビッグ」が登場しまし…
  3. 石が集まるマルシェで1個2310円の“石菓子”食べてみた 「石味」の正体は意外な食材

    石が集まるマルシェで1個2310円の“石菓子”食べてみた 「石味」の正体は意外な食材

    石を愛する人々が集まるイベントで販売していた、石そのものにしか見えない不思議なお菓子「石菓子(いしが…

編集部おすすめ

  1. SNS拡散のカギは「誰がシェアしたか」 朝日新聞社など共同研究(画像:PhotoACより)
    朝日新聞社、北陸先端科学技術大学院大学、筑波大学の共同研究チームは、SNSにおけるインフルエンサーの…
  2. TBSテレビとスクエニ、新たなゲームIPで協業 グローバル展開も視野に
    株式会社TBSテレビと株式会社スクウェア・エニックスは5月14日、両社による「完全新規オリジナルIP…
  3. 実験の様子(画像提供:国立研究開発法人情報通信研究機構)
    仮想現実(VR)の世界で「自分が飛べる」と感じる体験をすると、高い場所に対する恐怖がやわらぐことが、…
  4. 偽・誤情報を何らかの形で拡散した人の割合
    総務省は5月13日、全国の15歳以上を対象に実施した「ICTリテラシー実態調査」の結果を発表しました…
  5. STARTOとYC社、チケット転売出品者への法的対応本格化 200名超に連絡開始
    STARTO ENTERTAINMENTは、公式サイトを2025年5月10日に更新し、同社契約タレン…

【特集】STOP!ネット詐欺!

  1. さまざまなネット詐欺に潜入調査!

    さまざまなネット詐欺に潜入調査!

     インターネット上にまん延する、さまざまな詐欺サイトに「わざと」引っかかる潜入調査記事をまとめました。
ネット詐欺へ潜入調査!記事特集

提携メディア

ページ上部へ戻る