株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：谷口奈緒美）は2025年6月20日に『もぎ取れ！３億円大作戦 丹馬九重市役所特命係のおかしな１日』（香住泰・著）を刊行しました。
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本書は、とある関西の地方都市を舞台に、崖っぷちの市職員コンビが“非合法スレスレ”の資金調達プロジェクトに挑む、痛快ドタバタコメディです。2024年12月にオーディオブックとしてAudibleで配信され好評を博し、このたびついに書籍化することとなりました。
著者は、第1回「本のサナギ賞」において『稲荷山誠造 明日は晴れか』で優秀賞を受賞し、『幸せジャンクション』（いずれもディスカヴァー刊）のシリーズで読者から高い評価を得ている香住泰さん。本作は、予測不能なストーリー展開と、思わず笑ってしまうユーモアあふれる描写が魅力の、待望の新作となっています。
■ あらすじ
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東京で挫折し、故郷に戻った主人公・弓沢は、市役所でアルバイトをしながら正規職員を目指していた。担当していたリゾートの開発計画が頓挫し、あわやクビというところで、市役所の問題児・櫛間とタッグを組み、市の財政難を解決する特別プロジェクトに従事することに。
作戦名は「ライオンのひげ」。
それは資産家たちを、防犯カメラの映像を利用して巧みに説得し、合計3億円の寄付を募るというとんでもないプロジェクトだった。
謎の相棒・櫛間の驚異的な場を読む力と話術により、作戦は意外にもうまくいき始めるが、とある人物に寄付を持ちかけてしまったことから、二人は大きな事件に巻き込まれていき……
■ 全国の書店員さんから推しの声、続々！
本書の刊行にあたり、全国の書店員さんからコメントをいただきました。
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「キャラの立った登場人物、テンポよく進む物語、臨場感あふれる場面転換、手に汗握るハラハラドキドキの中にユーモアのスパイスが効いた緊張と緩和。正にページを繰る手が止まらない、一気読み必至の痛快エンターテイメント作品である。」（高坂書店 井上哲也）
「たちの悪いおっさんとあくどい寄付集めに奔走するとんでも話！ なのに読後感はほっこり。」（旭屋書店 新越谷店 猪股宏美）
「小説だからこそ面白い！ 現実なら怖いです・・・どうか最恐コンビが目の前に現れませんように。」（明文堂書店 高岡射水店 野口陽子）
■「あとがき」より一部抜粋
厳しい環境は生き物を本能的に変化させます。でないと種族として生き残れないからです。ご多分に洩れず、人という生き物も、厳しい環境下では様々な工夫をして命脈を保ってきました。そうした遺伝子のなせるわざかもしれませんが、人は追い詰められると、これまでにないようなとんでもない発想をすることがあります。それを物語にできないかと頭の中であれこれ揉んでいたら、こんな奇天烈な小説ができあがりました。
窮地に立たされ尻に火のついた、ある地方市長の無謀ともいえる発案に、周囲が振り回されるお話です。関西人なら、「なんでやねん！」と突っ込まれ、「そんなアホな」で終わる内容かも。
（中略）
ただ、上司や経営者の不当ともいえる業務命令に、部下として従わざるを得ないケースというのは、世間では多々あることでしょう。そんなときに、この小説を読んで、笑い飛ばし、わずかなりとも気晴しをしていただければありがたい限りです。
◎書籍概要
【目次】
第1章 捨て身のふたり
第2章 あの手この手
第3章 崖っぷちの大勝負
エピローグ
【著者情報】
香住 泰（かすみ・たい）
京都府生まれ。1997年に『退屈解消アイテム』で小説推理新人賞、2001年に『水都・乱出逢』で大阪ミレニアム・ミステリー賞（大阪21世紀協会賞）、2014年に『稲荷山誠造 明日は晴れか』（ディスカヴァー）で本のサナギ賞（優秀賞）を受賞。
他の著作に『牙のある鳩のごとく』（角川春樹事務所）『ホノルル臨時探偵局 過酷な楽園』（BookWay）『幸せジャンクション』（ディスカヴァー）など。
【書籍情報】
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タイトル：『もぎ取れ！３億円大作戦 丹馬九重市役所特命係のおかしな１日』（ディスカヴァー文庫）
発売日：2025年6月20日
刊行：ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様：文庫／304ページ
ISBN：978-4799331309
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