
東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 坪内秀介)のグループ会社である東京貿易テクノシステム株式会社(以下TTS、東京都中央区、代表取締役社長 水原弘人)は、自動車デザイン向けのクレイモデル加工機において、従来比2.4倍となる加工速度60m/minを実現する新型機 Laymatic MILL-Zを開発いたしました。
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クレイモデル加工機 Laymatic MILL-Z
開発背景:市場優位から一転、技術革新の必要性
TTSは、レイアウトマシン(手動測定機)の時代から国内の自動車会社との関係が深く、クレイモデル加工機*についても、お客様のニーズを取り込んだ製品を市場に投入し、国内市場の大きなシェアを担っていました。しかし、2020年、加工速度40m/minのスピードを持つ製品が市場に登場。これはTTS従来機(25m/min)を大きく上回る性能であったことから技術開発の転機を迎えました。
*クレイモデル加工機とは:デザイナーによるデザインをより具体的に、立体的に表現するクレイモデル(粘土で作られた自動車の模型)をコンピューター制御で削り出します。近年はデザイン修正をデジタルデータで行うようになり、デジタルからフィジカル(現実)に出力する手段として加工機の需要が高まってきました。さらに、自動車開発全体の期間短縮の要望もあり、ハイスピードかつ高精度の加工が重要視されています。
開発のポイント:リニアモーター技術を導入し次元の異なる高速化へ
新製品開発においては、従来のモーター+ギア駆動方式を見直し、リニアモーター方式を採用。リニアの特性である高い加速度と低振動によりスピードと加工品質のバランスを実現し、従来の約2.4倍に相当する60m/minという世界最速レベル*の加工速度を実現しました。また、強磁性を有するリニア機構の導入に対する作業の安全対策や清掃手順を全面的に見直し、生産体制にも抜本的な改革を行いました。 *TTS調べ
今後の展望:ものづくりプロセスの革新とカーライフの豊かさに貢献
クレイモデル加工の高速化は、自動車のデザインサイクルを短縮し、より自由で多様なスタイルの創出につながり、ひいては、ユーザーのカーライフの充実にも寄与します。今後もTTSは、「世界初」「世界最速」をキーワードに、製品開発を通じてデザイン現場の生産性向上に貢献し、業界の技術革新を牽引してまいります。
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東京貿易グループとは
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持ち株会社である東京貿易ホールディングス株式会社(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン27F、代表取締役社長 坪内秀介)と個性豊かな国内外の16事業会社、合計17会社で構成する独立系の企業グループであり1947年の創業から77周年を迎えました。
エネルギーインフラ、スマートマニュファクチャリング、イメージソリューション、マテリアルサプライの4つのセグメントに注力し、各社が専門性の高い事業を展開しつつも、総合力を生かして新しい価値を世の中に提供し続けるグループを目指しています。
東京貿易グループは今後も変革を恐れず、自由闊達な文化の下、イノベーションを起こし、ステークホルダーの皆様が安全・安心な生活、経済、社会活動をおくることができる、より良い社会の実現と持続に貢献します。
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