
サイバーリンク株式会社(以下、サイバーリンク)は、AI顔認証セキュリティシステムFaceMe(R) Securityの新バージョン 8.3 のリリースを発表しました。
FaceMe(R) Securityは、顔認証による入退室管理、リアルタイム監視、未登録者検知などの多機能を備えた即導入可能なパッケージ型セキュリティソリューションです。本アップデートでは、アクション&アラートルール設定のUXを刷新し、設定作業や管理業務の効率を大幅に向上。さらに、MSK Knoctoiシリーズなど、顔認証端末との連携強化により、認証グループ毎のドア制御の詳細なルール設定が可能になるなど、セキュリティ運用の柔軟性とスマート化を加速させる多くの新機能が盛り込まれています。
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FaceMe(R) Security 8.3のアップデート詳細
< アクション&アラートルール設定のUXを刷新 >
従来は、同じルールでもアクションごとに個別設定が必要でしたが、今回のアップデートによりUI・UXを全面的に見直すことで、設定作業を直感的かつ効率的に行える操作画面へ刷新。アクション&アラートルールの作成・管理がよりシンプルかつスピーディに行えるようになりました。
▶ アップデートのポイント
・1つのルールで複数のアクション(通知・アクセス制御・VMS連携など)の設定が可能
・設定画面を1ページ構成にし、全体を一目で確認・編集することが可能
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< 未登録者検知アドオンのアラート通知機能を強化 >
未登録者検知は、IPカメラと連携し、オフィス・工場・データセンターなど、登録済みの人物以外の出入りが想定されない環境において、未登録の人物を検知しアラートを発報するアドオン機能です。これまで未登録者を検知した際のアラート通知手段はUメッセンジャー※に限定されていましたが、今回のアップデートにより、Genetec社およびAxis社のVMSへのイベント通知、およびHTTP APIを通じたI/Oデバイス(例:パトライト)との連携が可能になりました。
▶アップデートのポイント
・VMSとの連携で、より高度なセキュリティ監視を実現
・モニターによる常時監視が困難な環境でも、パトライトなど視覚的なアラートを即座に発報し確認が可能に
※Uメッセンジャーはサイバーリンク社製のメッセージアプリです。FaceMe Security と連携し、アラート通知を受信することが可能です。
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< Face Terminal(顔認証端末)との連携機能を強化 >
FaceMe Securityは、MSK Knoctoiシリーズ(Standard/Lite)およびGIS YouMe 500のデジタルI/Oを直接制御可能なため、追加機器を使用せずに、顔認証結果からA接点やWiegandを使用したドアの開閉を実現します。今回のアップデートでは、場所、時間帯、人物グループなどドア開閉ルールを細かく設定できるようになり、現場の運用に合わせより柔軟な入退室管理が可能となりました。
▶想定導入シーン
・エントランスは全社員が入室可、特定エリアの夜間は管理者のみ入室可など
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< 2Dなりすまし防止機能がAndroidタブレットに対応>
FaceMe Securityの2Dなりすまし防止機能が、Samsung Galaxy Tab S8をはじめとするAndroidタブレットに対応しました。これにより、写真や動画を使ったなりすまし行為を高い精度で防止し、タブレット端末でも安全性の高い顔認証が実現可能となります。
▶想定導入シーン
・工場、データセンターなど、なりすまし防止機能を備えた厳格な入退室管理の実行
・常設端末の設置が難しい場所や、移動式認証端末としての運用にも最適
※FaceMeのなりすまし防止機能について
FaceMeのなりすまし防止機能は、iBeta Level 2およびISO規格に準拠。NISTの「プレゼンテーション攻撃(PAD)テスト」において不正検出率100%を達成し、1位の評価を獲得した、業界最高水準の技術です。FaceMe のなりすまし防止機能は、上記の2Dなりすまし防止機能、IR+RGBなりすまし防止機能に加え、深度カメラを使用した3Dなりすまし防止機能を用意しております。
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■FaceMe(R) Securityについて
FaceMe(R) Security は顔認証による入退室管理、ドア・電子錠制御、リアルタイム監視、イベント録画などの多機能を備えた、開発不要、即導入可能なパッケージソリューションです。IPカメラや顔認証端末、VMSと連携し、従業員の入退室管理や不審者の検出およびアラート発報機能などを備え、セキュリティの強化、効率化を実現します。角度のついた状態や遠距離からの認証、またマスクやヘルメット着用時の認証も可能なため、オフィス、工場、商業施設などあらゆる利用シーンへ導入可能です。
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FaceMe(R) Securityのアドオン機能はこちら
■サイバーリンクについて
サイバーリンクは1996年に台湾で設立された、マルチメディアソフトウェアとAI顔認証技術の世界的リーダーで、動画編集や写真編集ソフト、顔認証エンジンなど、多岐にわたるソリューションを提供しています。日本法人であるサイバーリンク株式会社は1998年に設立され、日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、動画再生ソフト「PowerDVD」、動画編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。また、顔認証システム「FaceMe(R)」など、セキュリティや個人認証に特化した技術も提供し、新しい暮らし方の創造を目指しています。
サイバーリンクについての詳細は公式HPをご覧下さい: https://jp.cyberlink.com