
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120285/291/120285-291-372ec7ac6a92dec685e0b3c481ca85b1-1500x773.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
今回の実証実験における連携図
三菱電機株式会社は、共創空間「Serendie Street Yokohama(セレンディストリート横浜)」において、当社のデジタル基盤「Serendie(R)(セレンディ)」と清水建設株式会社(以下、清水建設)の建物OS(※1)「DX-Core」(※2)を連携させ、オフィスフロアにおける空調制御の最適化に向けた実証実験を8月26日から開始します。
近年、脱炭素社会の実現に向けて、建築物のエネルギー管理の高度化が求められています。特に、空調システムはビルのエネルギー消費において大きな割合を占めるため、効率的に制御を行うことが重要です。また、オフィス内の空気環境は、テナントの快適性や従業員の生産性に大きく影響するため、オフィスの稼働実態に合わせながら省エネと快適性を両立させる空調制御が課題となっています。
今回当社は、建物内の設備機器を制御し、さまざまなアプリケーションとの接続を可能とする「DX-Core」を介して得られる他社製空調機器の稼働データ、Serendie Street Yokohamaに設置したセンサーから得られる温湿度などの環境データや人位置データ、外気温や日射量などのオープンデータを当社のデジタル基盤「Serendie」に集約し、リアルタイムに分析した結果を空調制御に適用する実証実験を行います。当社がこれまで培ってきた空調制御に関するノウハウと「DX-Core」を組み合わせることで、オフィスフロアの省エネと快適性を両立した最適な空調制御の実現を目指します。
本実証実験は、2025年1月に完成した共創空間「Serendie Street Yokohama」から生まれた共創事例です。今後、本実証実験を通じて、オフィスビルの多様なニーズと実態に応じた高度な空調制御ソリューションの実用化を推進します。
■実証実験の特長
1.DX-Coreとの連携により、当社のノウハウを活用した他社製空調機器の制御を実現
・当社のデジタル基盤「Serendie(R)(セレンディ)」と、建物内の設備機器を制御し、さまざまなアプリケーションとの接続を可能とする「DX-Core」を連携させることで、他社製空調機器に対しても、当社がこれまで培ってきた空調制御に関するノウハウを活用した制御が可能
2.複数データを組み合わせた分析により、オフィスフロアの状況に応じた高度な空調制御を実施
・「DX-Core」を介してビル設備の稼働データを当社のデジタル基盤「Serendie」に集約
・従業員の在席位置や、会議室などのレイアウト情報、外気温や日射量などの環境データも「Serendie」に取り込み、設備機器の稼働データと組み合わせてリアルタイムに分析することで、空気環境をエリアや時間帯ごとに予測
・空気環境の予測結果に応じた空調制御を事前に行うことで、オフィスフロアの省エネと快適性を両立した最適な空調制御の実現可能性を検証
■実証実験の概要
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120285/291/120285-291-a8bcf7d6524ca3bac685d904068cfbcb-1220x236.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■商標関連
[表: https://prtimes.jp/data/corp/120285/table/291_1_d7104b17595b48e2b3836371a013d2ad.jpg?v=202508270246 ]
■参考情報
Serendieウェブサイトでは、Serendieの狙いや特徴、価値創出に向けたストーリーなど、さまざまな情報を掲載しています。
<Serendieウェブサイト>
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/serendie/
■三菱電機グループについて
私たち三菱電機グループは、たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献します。社会・環境を豊かにしながら事業を発展させる「トレード・オン」の活動を加速させ、サステナビリティを実現します。また、デジタル基盤「Serendie(R)」を活用し、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約・分析するとともに、グループ内が強くつながり知恵を出し合うことで、新たな価値を生み出し社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング」を推進しています。1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、エネルギーシステム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、デジタルイノベーション、半導体・デバイスといった事業を展開しています。世界に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を擁し、2024年度の連結売上高は5 兆5,217 億円でした。詳細は、www.MitsubishiElectric.co.jpをご覧ください。
※1 Operating System
※2 建物内の設備やIoTデバイス、各種アプリケーションを容易に連携・制御できる建物運用デジタル化プラットフォーム
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 デジタルイノベーション事業本部 DXイノベーションセンター
〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地7 横浜ダイヤビルディング
E-mail:dx-ic@me.MitsubishiElectric.co.jp