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2025年8月20日(水)~22日(金)にパシフィコ横浜で開かれた、日本政府が主導する国際会議「第9回 アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development、TICAD9)」のテーマ別イベント「初等教育における宇宙教育の可能性~日本とアフリカでのパイロットプログラムの成果より」に、株式会社スペースデータのプラネタリー・デザイン・ディレクター渡邉賢一と武井亜樹が登壇しました。
TICAD9に合わせて開催される各種テーマ別イベントは、アフリカ開発、日・アフリカ関係の強化、日本政府が進めるアフリカ開発に向けた包括的な枠組み「TICADプロセス」への有益なインプットや意見交換の場となることが求められており、外務省による公式な認定を受けたプログラムのみが対象となります。本イベントは、当社が学校法人神石高原学園 神石インターナショナルスクール(以下、JINIS)、国連宇宙部(以下、UNOOSA)とともにJICA 青年海外協力隊と連携し、2025年にルワンダ、ケニア、日本で実施した「宇宙教育の普及に向けたパイロット授業」の成果を共有するとともに、今後の教育プログラムの展望を議論する場として企画されたものです。
子ども宇宙教育パイロット授業について
2025年6月にルワンダとケニアで行われた「子ども宇宙教育パイロット授業」プログラムでは、現地の小中学生を対象にした参加型授業が全3回にわたって実施されました。太陽系や星の説明、地球との関係などの宇宙に関する基礎知識をはじめ、人工衛星や探査技術、宇宙関連職業などを題材とした教材を用い、子どもたちの宇宙科学や宇宙技術への興味喚起、将来のキャリア選択肢の拡大を目指しました。
2025年4月に日本国内で開かれたパイロット授業では、当社最高科学責任者(CSO) 兵頭龍樹博士がJINISの生徒に向けた宇宙教育講演を行いました。小学校全学年を対象に、宇宙の壮大さと魅力を科学的な知識とユーモアを交えて紹介し、小学校6年生向けには、より自由な発想を促す質疑応答コーナーを設けました。
神石インターナショナルスクール(JINIS)について:広島県にある日本初の文部科学省が認定する全寮制小学校。イギリス発のインターナショナルスクールに向けた教育カリキュラム「インターナショナル・プライマリー・カリキュラム(IPC)」を採用し、IPCが定める小学生向け科学技術教育プログラム「スペースサイエンティスト(Space Scientists)」に基づいた宇宙分野を日本の学習指導要項と統合したSTEM教育を展開。その一環で、当社はJINISと共同で、宇宙教育コンテンツの共同企画を実施した。
授業後のアンケートや生徒の発表を通じ、いずれのパイロット授業でも宇宙分野への関心や理解が大きく高まったことがわかりました。これは、UNOOSAが「Space4SDGs(SDGs達成のための宇宙利用)」に基づき主導する、国際的な科学技術教育の促進および宇宙分野の人材育成に向けた、中長期にわたる宇宙教育構想実現への重要な基盤となりました。
イベント当日の様子
本イベントは全編英語で進められ、日本とアフリカにおける宇宙や子供教育に関心を寄せる多くの関係者が集まりました。開会にあたり、パイロット授業を実施した神石インターナショナルスクール JINIS教頭 中島ちさと氏のスピーチ、ルワンダ・キガリの現地校 Lycee de Kigali校長 Brother Jean Mfurayase氏からのビデオメッセージがあり、教育現場からの生の声が届けられました。
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JINIS 教頭 中島ちさと氏
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国連宇宙部(UNOOSA) 高見純平氏
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スペースデータ プラネタリー・デザイン・ディレクター 渡邉賢一
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スペースデータ 武井亜樹
当社からは渡邉と武井が共同で「宇宙科学の未来と可能性」や今後の宇宙事業への展望についてのプレゼンテーションを行いました。また、UNOOSA 高見純平氏からはパイロット授業の定量的・定性的評価および宇宙教育の必要性の解説、JINIS 中島氏からは神石インターナショナルスクールでの授業設計や日本での教育実践の紹介があり、さらには国内プログラムに参加したJINIS生による学習成果の発表もあり、国際的な宇宙教育の取り組みと教育現場における具体的成果の接続が示されました。
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パネルディスカッションでは「多様なステークホルダーから見る日本とアフリカにおける宇宙教育プログラムの発展とは?」 を主題に、宇宙教育パイロット授業の成果を踏まえ、宇宙教育をいかに制度化し、官民連携のもとで持続可能な形に発展させるかについて、活発な議論が行われました。教育機関・国際機関・民間企業それぞれの立場から意見を持ち寄り、協働による実効性のある取り組みの方向性を共有しました。
TICAD9の開催テーマである「革新的な課題解決の共創、アフリカと共に」に沿うとともに、TICAD9にて採択された、官民連携や若者・女性のエンパワーメント、地域統合・連結性といった横断的課題を掲げた「横浜宣言」の精神を体現する場となりました。
スペースデータは「誰もが宇宙開発に関わることができる社会」の実現を目指し、教育活動に力をいれています。本取り組みで得た知見を活かし、国際機関・教育機関・民間企業と連携しながら、アフリカをはじめ各地域での次世代人材の育成と宇宙教育の普及・発展に取り組んでまいります。
イベント概要
- イベント概要:2025年8月20日(水)~22日(金)開催 第9回アフリカ開発会議(TICAD9)
- セッション概要:2025年8月20日(水)10:00~11:30開催
「初等教育における宇宙教育の可能性~日本とアフリカでのパイロットプログラムの成果より」
- 会場:パシフィコ横浜 展示ホールD
- イベントURL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100883685.pdf
- 登壇者:
- - 国連宇宙部(UNOOSA)高見純平氏
- - JINIS 教頭 中島ちさと氏
- - JINIS 生徒
- - スペースデータ プラネタリー・デザイン・ディレクター 渡邉賢一
- - スペースデータ 武井亜樹
関連情報
- 2025年4月にJINISで開催したイベントについては、こちらをご覧ください:
CSO兵頭が神石インターナショナルスクールにて宇宙教育講演を実施しましたhttps://spacedata.jp/news/202504_JINIS
株式会社スペースデータについて
株式会社スペースデータは、「宇宙を誰もが活用できる社会へ」という思いのもと、宇宙とデジタル技術の融合によって新たな産業や社会基盤を創造するテクノロジースタートアップです。
地球・宇宙環境を精密に再現するデジタルツイン技術を活用して、宇宙から都市開発、防災、安全保障まで、次の未来を支えるデジタルプラットフォームの構築を目指しています。さらに、宇宙ロボット・宇宙ステーションの運用基盤開発を通じて、宇宙社会の実現に向けて取り組んでいます。
スペースデータの公式サイトでは、「NEWS」にて最新の取り組みや発表をご紹介しています。
詳細は https://spacedata.jp/news をご覧ください。
社名 :株式会社スペースデータ
代表 :佐藤 航陽
所在地 :東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
資本金 :15億1300万円
事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
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NEWS :https://spacedata.jp/news
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