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ピエモンテ州PRウィークが9月28日オープニングセレモニー@大阪関西万博イタリアパビリオン
大阪・関西万博におけるピエモンテ州PRウィークが9月28日から10日4日の1週間開催されました。28日のオープニングセレモニーからスタートして、イタリア館内で開催された非常に充実した実り多いコンテンツやハイレベルなイベントそして日本の政治・経済界の主要関係者との会談が連日行われました。ピエモンテ州PRウィークの主な活動はは、イタリア館全体の展示企画の流れに沿ったものでした。イタリア館は今回の万博で最も高く評価され、来場者は、7時間の行列も厭わず足を運ぶほどの人気を博しました。
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「Piemonte: l’arte di nutrire il futuro(ピエモンテ:未来を育む技術と文化)」では、映像や各種コンテンツを通じて「ピエモンテらしさ」の本質を紹介しました。l 世界的にリーダーである航空宇宙産業l 自動車産業l 美しい自然景観、湖や山々l ユネスコ世界遺産に登録された丘陵地帯に広がるブドウ畑や地下セラー(インフェルノ)、世界的に有名なワインの生産地さらに、さまざまな産業分野における革新と卓越性も紹介されました。ピエモンテ州の 繊維産業l、 工芸、農業l、宝飾また、芸術や文化の紹介も充実しており、ヴェナリア宮殿、エジプト博物館、映画博物館、自然科学博物館などへのバーチャルガイドツアーも実施されました。来場者には、リカルド・グアスコ氏による記念プレスも好評のうちに配布されました。
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今回の公式ミッションには、ピエモンテ州、州議会およびCeipiemonte、トリノ市、トリノ工科大学、ピエモンテ州商工会議所連合、トリノ商工会議所、コンフィンドゥストリア・ピエモンテが参加し、サンパオロ財団の支援を受けて実施されました。今回のミッションは観光や文化だけでなく、ピエモンテ州の生産力の紹介にも重点を置きました。
ピエモンテ州知事 アルベルト・チリオ氏
「今回の活動により、日本との産業・観光・文化分野での関係を、今後数年間にわたって発展させるための基盤を築くことができましたピエモンテ州は、日本との関係を今後も継続して発展させる可能性を強く信じています。今回の数日間の出会いや、州全体が実施する国際化戦略によって、我が州の企業にとって重要なビジネスチャンスが生まれると確信しています。これらの戦略により、新たな市場を開拓し、アメリカによる関税への対応として輸出先の多様化を進めることも可能となります。」
チリオ知事はまた、ピエモンテ州がイタリアと日本の関係の始まりから重要な役割を果たしてきたことを強調します。来年、両国の外交関係樹立160周年を迎えます。この関係は、初の条約を批准したピエモンテ出身のアルミニョン提督に端を発します。当時の提督や教授たちの記録が、トリノ大学のアーカイブに1冊だけ現存しており、貴重な証言として残っています。この節目を契機に、関係をさらに強化したいと考えています。今回の訪問でも触れましたが、2027年のトリノ国際ブックフェアに日本を招待する計画もあります。」
ピエモンテ州副知事 エレナ・キオリーノ 氏
「ピエモンテ州は卓越した製造業と、美しさ・技術・持続可能性を兼ね備えた繊維産業の拠点です。日本と共有するイノベーションと伝統への関心を生かし、両国の対話を強化していきます。これにより、企業や生産地区、サプライチェーンに新たな機会が生まれます。これらは単なる歴史ではなく、『メイド・イン・イタリー』の未来そのものです。」
また、州産業担当評議員 アンドレア・トロンツァーノ 氏は次のように述べました。
「アメリカによる関税がもたらす複雑な状況は、地域間の新たな連携の可能性を生み出しています。これは日本とイタリア、特にピエモンテ州との間でも起こっていることです。今後、トリノで開催されるイタリア最大の航空宇宙イベント『ADM』では、JETROの協力のもと、日本の航空宇宙分野の企業ネットワークとの連携を通じて、両国の関係をさらに強化できる重要な機会となるでしょう。」
ピエモンテ州商業・農業・食・観光担当評議員 パオロ・ボンジョアンニ 氏
「今回のミッションの目的のひとつは、我が州の食文化・食品生産の戦略的プロモーションです。ピエモンテ州産のファッソーナ牛肉は卓越した品質を誇りますが、世界的にはまだ十分に知られていません。そのため、神戸牛との姉妹提携を次回の『カッルー肥育牛見本市』から開始する予定です。
また、もうひとつ日本市場での可能性が大きいのが米(ライス)です。日本国内では生産が深刻な危機に直面しており、ピエモンテ州にとっては絶好のチャンスとなります。イタリアの米はヨーロッパ全体の生産の50%を占めており、ピエモンテ州のバラッジャ米はヨーロッパ唯一のIGP認証米です。品質面でも非常に優れています。3週間前には、州が主催者のひとつとしてヴェルチェッリで開催されたRisòに参加しました。このイベントは、世界的な稲作に関する意見交換の主要イベントになる可能性を秘めており、EU加盟国の農業担当大臣8名も来場しました。CeipiemonteおよびICEの協力により、初めてのライス取引会も実施され、44名の海外バイヤー(うち日本人6名)が参加しました。参加した生産者からも非常に好評でした。今後は、こうした機会を活用し、日本市場への販路拡大やプロモーション活動をさらに強化していくことが重要です。例として、ジャーナリストやオピニオンリーダー向けのアルタ・ランガDOCGの試飲会や、200名の日本の政府関係者・ステークホルダーを招いたピエモンテ州産食材を用いたディナーなどがあります。これらの取り組みは常に成果を生み出しています。適切なリソースの確保、効果的な情報発信、重要な機会の創出が、我々の製品をこの地域の市場で重要なポジションに導く戦略的前提条件です」と述べました。
ピエモンテ州文化担当評議員 マリーナ・キアレッリ 氏
「ガーデン・ビエンナーレ」 の開催構想に注目しています。
「これはぜひ実現したい素晴らしいアイデアです。国際的な文化プロジェクトとして、景観を関係性・創造性・伝統間の対話の場として位置づけるものです。日本は、この取り組みの最初の名誉ゲストとしてふさわしいパートナーです。歴史的庭園を単なる保護対象としてではなく、現代に開かれた生きた空間、異なる文化間の対話の場として活用することを目的としています。歴史的庭園は、文化・自然・教育・市民性が交差する場であり、過去と革新の継続的な対話を生み出す空間です。」
ピエモンテ州州議会代表で秘書評議員ファビオ・カロッソ 氏
「大阪・関西万博は、来場者数、イベントの質、歓迎ぶりのいずれにおいても大成功でした。ピエモンテ州は、製品、企業、文化・景観・食文化の資産を通じて、数千人の来場者の関心を引きました。商工会議所、ポリテクニコ、Ceipiemonte などのオペレーターの尽力により、州内企業には優れたビジネスチャンスが生まれ、地域も改めて注目を集めました。」
Ceipiemonte 会長 ダリオ・ペイローネ 氏
「Ceipiemonte チームは、ピエモンテ州、イタリア館、Unioncamere Piemonte、トリノ商工会議所、コンフィンドゥストリア、ポリテクニコ、Bioindustry Park と連携し、州代表団の日本での会議・プレゼンテーションを効果的に推進しました。投資家向けプレゼンテーションには60社以上の日本企業が参加し、東京と大阪ではデロイトと協力して追加の投資家面談を実施しました。ラグジュアリーおよび農産物分野の潜在的バイヤーとも会談を行い、Bioindustry Park との連携によりライフサイエンス分野での結びつきも強化されました。さらに、チリオ州知事やトロンツァーノ評議員とともに、12月2日から4日にトリノで開催される Aerospace & Defence Meeting を日本貿易振興機構(JETRO)に紹介しました。このミッションは、イタリア館の威信と、ピエモンテ州の卓越した産業・文化・技術の存在感により、日本で大きな反響を呼びました。」
トリノ市長 ステファノ・ロ・ルッソ 氏
「今回の日本訪問は、トリノにとって貴重な交流と都市プロモーションの機会となりました。名古屋市との姉妹都市20周年を祝う式典や、東京都知事との会談など、重要な公式行事も行われました。大阪・関西万博でのピエモンテ州週間への参加は、トリノおよびピエモンテ州全体が一体となって国際舞台に臨む力を示すものであり、行政、研究機関、企業の協働モデルとして価値を示しました。トリノとポリテクニコの存在が、日本で航空宇宙分野のイノベーションと研究を世界に発信する機会となったことは大きな誇りです。我が都市は、ビジョン、技術、持続可能性を融合させ、世界に向けて地元発のイタリアの卓越性を示すことができました。」
コンフィンドゥストリア・ピエモンテ国際化委員会
会長 アレッサンドロ・バッタリア 氏
「ピエモンテ州は独自の特性を持つ、非常に魅力的な地域です。私たちは、地元企業が海外展開をより容易に進められるよう支援し、イタリア企業の特徴である国際化の流れを継続させたいと考えています。」
商工会議所システムからは、Unioncamere Piemonte の事務総長 パオロ・ベルトリーノ 氏、トリノ商工会議所会長で Unioncamere Piemonte 副会長 マッシミリアーノ・チポレッタ 氏がミッションに参加しました。期間中には、地元企業との面談を通じてピエモンテ州の魅力を紹介し、投資誘致やトリノ商工会議所のプロジェクト EU Business Hub を紹介しました。このプロジェクトは、医療・グリーンテック・デジタル分野の中小企業が、日本や韓国市場に参入する支援を目的としています。
また、トリノ商工会議所と名古屋商工会議所の姉妹都市関係を祝し、自動車・航空宇宙分野の共通優良サプライチェーンの価値向上に関する覚書が締結されました。
Unioncamere Piemonte 副会長 マッシミリアーノ・チポレッタ 氏
「日本は単なる経済的パートナーでなく、13億ユーロ相当の貿易を通じて得られた良好な経済関係に加え、アジア新興経済への戦略的なアクセス拠点でもあります。名古屋のような地区は、トリノ経済と多くの共通点を持ち、自動車や航空宇宙分野で優れたサプライチェーンを有しており、今後も多くの交流・協力の機会が期待されます。」
トリノ工科大学(Politecnico di Torino)学長
ステファノ・コルニャーティ 氏
「トリノ工科大学は、大阪・関西万博での活動により日本との関係をさらに強化することができました。日本は、科学技術分野における国際的な重要プレイヤーであり、我々にとって非常に重要なパートナーです。このたび PoliTo Japan Hub の新拠点を開設し、イタリアの大学として初めて日本に常設オフィスを設置したことを確認しました。さらに、研究・教育・技術移転の各分野で新たな協力基盤を築くことにも成功しました。これには、学術レベルでの高度教育やデュアルキャリアの機会提供、地域企業と国際研究機関との橋渡しが含まれます。特にロボティクス、航空宇宙、バイオメディカル分野に焦点を当てています。また、大阪・関西万博での展示も非常に有意義でした。大学が企画した航空分野に関する展示は、イタリア館の来場者や科学プログラムに参加した多くのステークホルダーから高い評価を受けました。」
サンパオロ財団(Fondazione Compagnia di San Paolo) 会長 マルコ・ジッリ 氏
「大阪・関西万博への参加は、ピエモンテ州が文化・研究・産業・コミュニティを融合させ、持続可能な未来のモデルとして提示できることを示す貴重な機会となりました。ピエモンテ州とサンパオロ財団が連携して行った取り組みは、生産活動や起業、創造性・イノベーション、そして尊厳ある雇用の創出を支援する政策に寄与しています。
大阪・関西万博は、ピエモンテ州が文化、研究、産業、地域社会を統合したモデルを世界に示す場となりました。1563年以降、私たちは地域に深く根ざし、人々と公益の創造を中心に活動してきました。財団として、常に国際的視野を持ち、社会の課題に対して一時的な解決ではなく、イノベーション、実験、ネットワークの力に基づいた構造的な解決策を追求してきました。その過程において、ピエモンテ州との協働は非常に重要な要素となっています。」